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マーケティング事業ハウツー
バーチャルキャラクターが活躍!VRが新たな集客の活路を見出す新時代へ
2020/06/22

VTuber
近年アバターを使ったコンテンツが以前に増して定着してきています。モーションキャプチャーなどの技術を利用して動画配信を行うバーチャルYouTuber(VTuber)や自由に楽曲が作成できるボーカロイドキャラクターなどは、個人ユーザーだけでなく企業がプロモーションに利用することもあります。

働き方の幅が広がり、テレワークを導入する企業も増えていますが、web会議などでアバターを使用する方もいるのではないでしょうか。美少女のアバターを纏うことを「バーチャル美少女受肉」、略して「バ美肉」といいますが、略称が生まれるほど一般化しつつあると捉えてよいでしょう。

目次

行政の協力で「バーチャル渋谷」が実現

バーチャル渋谷

(「バーチャル渋谷」スクリーンショット/筆者撮影)

2020年5月19日(火)、KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会がタッグを組んで「バーチャル渋谷 by au 5G」というVR空間がバーチャルSNSプラットフォーム「Cluster」上に公開されました。「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」の一環ということで、だれでも無料でバーチャル世界の渋谷に訪れることができます。

「仮想現実」や「VR」という言葉は今や新鮮味もないかもしれませんが、このバーチャル渋谷の特筆すべき点は、渋谷の街並みの再現率もさることながら、渋谷区という行政が協力して作られているというところです。

配信開始当日は「#渋谷攻殻NIGHT by au 5G」というオープニングイベントが開催され、若槻千夏さん、DOMMUNE代表の宇川直宏さん、SEKAI NO OWARIのDJ LOVEさん、バーチャルYouTuberのアンジュ・カトリーナさんという多様な職種、肩書の方々がバーチャルMCとしてアバターを纏い一般ユーザーと一緒に街を散策しました。

▼#渋谷攻殻NIGHT by au 5G


バーチャル渋谷はその名が示すとおりバーチャルリアリティ(VR)ですが、仮想現実の世界が現実世界とリンクすることが可能であることも見せつけています。

たとえば渋谷に行くと、駅前のスクランブル交差点に立っただけでも多くの大型ビジョンから様々な情報が飛び込んできます。「バーチャル渋谷」においてもそれは同様で、つまり現実と仮想現実の双方で同じ広告を同じ場所に露出させたら、それらがクロスする瞬間に立ち会うことができるということです。

街並みを精巧に再現していますが、渋谷には多くのファッションビル、飲食店、雑貨店などが混在しています。そのどれもにVR内でも訪れることができるようになれば、「バーチャル109」で買い物をするなんていう未来的な体験ができるようになるかもしれません。

マーク ジェイコブスやヴァレンティノなどの有名ブランドが人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」のアバター用衣装を提供したり、メトロポリタン美術館が40万点もの作品をデジタル化し、「あつ森」内で自由に所有できるようにしたことも話題になりましたが、今後ますます現実とバーチャルは同じ世界戦で接近し続けていきそうです。

バーチャルモデルimmaの活動



imma(イマ)というモデルをご存じでしょうか。ピンクのボブヘアが特徴的で、2019年のSK-IIのCMでは綾瀬はるかさんと共演し話題になりましたが、実はヒューマンではなくバーチャルキャラクターです。

その活躍はめざましく、アパレルブランドのシーズナルビジュアルとして存在感を発揮したり、雑誌の表紙を飾ったり、また、さまざまなブランドに身を纏って撮影されたInstagramの投稿は頻繁に更新され、現在約19万人ものフォロワーを誇ります(2020年6月時点)。

弟や飼っている愛犬、そして実在する著名人たちと一緒に写る写真は、いずれも「普通」のモデルと錯覚してしまいそうです。



時代の流れにも敏感で、コロナ禍ではオンラインミーティングをしている様子を投稿したり、黒人暴行死事件が起きたときには、国際モデル、アルトン・メイソンの投稿した黒人少年の写真に「知らなければいけないことはまだたくさんある。」と添えてリグラムしたり、しっかりとした意思を持って発信しています。

ヒトを模したロボットやCGキャラクターを自然に見せるには、かつて「不気味の谷」という独特の違和感が大きな壁となっていましたが、immaはとうにそんなものを越えて、一人の人間として自由に動いているように見えます。

世界21ヶ国で発行されるファッション誌『GRAZIA』の中国版の表紙を飾ったり、中国のアイスクリームブランド、マグナムの新作のバーチャルブランドアンバサダーに起用されたり、海外からも注目が高まっている彼女。もとより、海外にはPRADAやCalvin Kleinなどバーチャルモデルをいち早く導入したブランドもあり、日本のimmaの存在は後発といえそうなので、海外での活躍幅が広いのは当然でしょう。

なお、immaをプロデュースしているAwwにはほかにもimmaの弟であるplusticboyや『ELLE Japan』にitモデルとして掲載されたRia(桜海莉亞)といったバーチャルモデルがおり、また、他事務所からもバーチャルギャルモデルの葵プリズムや菅野結以さんがプロデュースしたアンニュイな雰囲気のバーチャルドールuca(ウカ)などが登場し、現実とバーチャルの架け橋は今後ますます太く大きくなっていきそうです。

中国ではボーカロイドが接客

中国では今ライブコマースが順調ですが、ライブ配信にバーチャルキャラクターが登場するケースも増えてきているようです。

たとえば、コロナ自粛による制限から解放された瞬間の「リベンジ消費」と呼ばれる爆買いの影響もあって好調のECサイト「淘宝(タオバオ)」では、2020年5月1日に中国で最も有名なボーカロイド洛天依(ルォ・テンイ)と、乐正绫(ユェヂョンリン)が1時間ほどライブ配信で商品説明を行ったそう。

▼洛天依


通常は著名人やインフルエンサーを起用しており、バーチャルキャラクターを起用したのは初の試みだったということですが、視聴者数は270万人を突破。洛天依のコンサートチケットは約6,000~2万5,000円で取引され、毎回入手困難であることでも知られているほど人気なので、収益も高かったことが予想できます。

また、上海のファインアート・カレッジでは、コロナ禍でのオンライン授業の欠席者数を減らすために、准教授が自ら作成した美少女アバターで講義を行ったことが話題になりました。ロボットやヒーローなど、さまざまなアバターが作られ、その中から学生たちが選んだのが美少女アバターだったとのこと。実際、この「バ美肉先生」の効果で宿題の提出率も上がったそうです。

中国では既にバーチャルキャラクターが生活に介入するほどポピュラーな存在になっているということかもしれませんね。

バーチャルキャラクターが集客するメリット

バーチャル

バーチャルが現実に深く関わってきているのは前述のとおりですが、上で触れた例はあくまでも主立って効果が見られたものだけです。今はほかにも多数の企業や個人がバーチャルキャラクターやVRを使ってプロモーションやマーケティングを行っています。

具体的にバーチャルキャラクターを用いて集客、マーケティングする例を挙げると、ライブ配信、動画や写真撮影のモデル・パフォーマー(単一の作品だけでなくSNS運営も含む)、セミナー講師、販売接客(モニターさえ置けば実店舗の店頭でも可能)など。ほかにもさまざまな可能性が今後拓けていくでしょう。

では、それらを実用したときに得られるメリットはなんでしょうか。

自社のイメージを具現化できる

広告や接客に携わる人は、商品やサービスを購入、利用するユーザーにとってその企業、ブランドの「顔」です。そのため、どんなに有名で人気のある方であっても、自社や自社ブランドのイメージに合わない場合は起用しないでしょう。

バーチャルキャラクターの場合、一からイメージ構築できるため、ブランディングをしっかりと保つことができます。また、著名人をプロモーションに起用した場合、時にスキャンダルなどで自社イメージまで疑われてしまうこともありえますが、バーチャルキャラクターであれば当然ながらスキャンダルが起きる心配もありません。

管理しやすい

著名人を起用する場合と異なり、スケジュールを押さえる必要がありません。もちろん「中の人」の調整は必要ですが、場合によっては複数人で兼任もできるため、著名人やインフルエンサーに依頼するよりもスムーズに進行できます。急遽ライブ配信を行うことになっても実現しやすいでしょう。

また、中の人に広報や販売担当者を采配すれば、紹介する商品やサービスについての認識の齟齬もなく、効果的にその魅力を伝えることができます。企業やそのプロジェクトのチームが意図していない発言をされる心配もありません。ライブ配信の場合も、視聴者から質問が来ても難なく答えられるのではないでしょうか。

最初はキャラクター設計などで他社を介したとしても、無事に運用できるようになれば自社だけで完結できるので、まだ解禁されていない新商品、新サービスの情報が漏れる心配もありません。

低リスクで運用できる

オンライン上で接客するには、プロモーションしたい商品やサービスを一番よく知っている、社内、もしくはそのプロジェクトチーム内の方が行うのが一番ですが、顔出ししたくない場合や表に立ちたくない場合もあるでしょう。特に、その商品やサービスが有名になったらその方も目立ってしまい、その影響力は計り知れません。心ない誹謗中傷を受けることもあるかもしれませんし、プライバシーが侵害されることもあるかもしれません。

バーチャルキャラクターであれば匿名性が守られ、中の人がいても、顧客はその発信者(キャラクター)と切り離して捉えてくれるので、リスク回避が可能です。特に、前述のとおり中の人を複数人で兼任した場合、より一層その発信者の本質は見えにくくなるため、もし不快なコメントをされても直接個人が受けるよりも小さなダメージで済むでしょう。

「SR」に注目が集まる今後

VR

仮想現実とも呼ばれるVR、社会現象ともなった人気ゲーム「Pokémon GO」に代表されるような拡張現実=ARは今やさまざまなシーンで見かけるようになりましたが、今後はSRも注目を集めていくといわれています。

SRとはSubstitutional Realityの略で、日本語では代替現実といい、現実の世界に過去の映像を織り交ぜ、それがさも今起きている出来事であるかのように錯覚させるという技術のことを指します。かつて映画で見た、現実と非現実がクロスする時代がもうやってきているのです。

オンラインショップ、SNS消費、AIとの共同作業、webミーティングにリモート飲み、キャッシュレス決済、目に見えなかったはずの活動がどんどん日常になってきています。まだプロモーション方法としてバーチャル要素が急を要さなくても、もはや今私たちが立っている「現実」という世界の地平線は別の世界に延長しているので、新しい技術にはアンテナを張っておいた方がよいかもしれません。


(本文・浦田みなみ)

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