人気TV番組でも紹介!音楽業界から美容業界へ―たるみ専門サロンAGEQUE石田絢子さん
「たるみ専門サロン」としてテレビ番組『月曜から夜ふかし』でも紹介された「AGEQUE(アジーク)」を運営する株式会社ATの代表取締役社長、石田絢子さんにインタビュー!音楽業界からの転身、法人化した狙い、集客方法などをくわしくお聞きしました。
目次
たるみ専門サロン「AGEQUE」とは
美容サロン激戦区である銀座で人気のプライベートサロンAGEQUE(アジーク)は、「たるみ専門サロン」として多くの悩める人々を自然な美しさに導いています。
その結果、ホットペッパービューティーの「銀座駅周辺エイジングケアサロン 口コミランキングTOP10」において堂々1位を獲得(2023年4月12日時点)。
遺伝子学・栄養学・美容学の3つの観点をふまえて、そのときのお肌の状態や生活習慣に合わせた施術内容を選べ、栄養指導やセルフケアのアドバイスも受けられるということで、身体の内外から美と健康を追求できます。
オープンは2021年12月。わずか1年足らずで口コミランキング1位に輝き、今もその人気を維持しつづけられる秘訣はなんなのでしょうか。
また、人気テレビ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)に出演された裏話や個人事業主ではなく株式会社化して活動する狙いなど、自身もたるみケア専門士として施術を行う代表取締役社長である石田絢子さんに、いろいろとお聞きしました。
会社名 | 株式会社AT |
設立 | 2021年10月13日 |
事業内容 | エステティックサロン「たるみ専門サロンAGEQUE(アジーク)」運営 |
URL | https://ageque.jp/lp/ |
音楽業界からエステティシャンへ転身
―早速ですが、エステティシャンになったきっかけをお聞かせください。
たるみ専門サロンAGEQUE たるみケア専門士 兼 株式会社AT 代表取締役社長 石田絢子さん(以下、石田さん):“あるある”かもしれないんですが、25歳のときに深刻な肌荒れに悩まされてしまい、精神的にも大きなダメージを負ったんです。
それで本格的にエステに通いはじめるようになり、改善したことで気持ちも前向きになりました。
施術してくれた方とお話をするのも楽しくて、自分の理想像のような方と出会えたんですよね。
当時は美容業界とはまったく違う音楽業界で働いていたんですが、ちょうど「手に職をつけたい」と思いはじめていたころで、さらに「人に喜んでもらえる仕事をしたい」と考えていたんです。
もともと接客業が好きで、今はお客さまの喜ぶ顔も見られ、直接感想をいただけるので、エステティシャンという道を選んでとても満足しています。
―私も一時、急にニキビが顔じゅうにできたことがあって、いろんなクリニックやエステに行ったので気持ちはとてもわかります……。
石田さん:肌が荒れると気持ちも落ち込みますよね。
私の場合は、当時コロナ禍でもなかったのに常にマスク必須という感じで、あまり人には会いたくないし、食事をしに行くことになっても顔を隠しながらじゃないと食べられないというくらい悩んでいました。
―肌荒れが厄介なのは、肌が荒れたことでメンタルにダメージを負い、それによってまた肌荒れし……、と負のサイクルが続きかねないことですよね。
ところで音楽業界ではどういったお仕事をされていたんですか?
石田さん:レコード会社の営業やマーケティングなどを行っていました。
―そうなるとたしかにエンドユーザーと接する機会はなさそうですね。
石田さん:いま思うと25歳って若いんですけど、当時は「もう25歳だ」とちょっと焦りもあったので、いろんなタイミングが重なって大きな転機となったという感じですね。
エステティシャンになるには
―エステティシャンになる方法として、石田さんのように中途で始めるというのは珍しいのでしょうか?
石田さん:特に大手サロンだと、一般的には専門学校に通って、新卒で入社というケースが多いと思います。
でも、いろんな方々がいますよ。
私がエステティシャンになったのは27歳のときで、同期の中では年上という状況ではありましたけど、働きながら学んで経験を積んで技術面を磨くことができたので、やる気さえあれば、どんな方法でもなれると思います。
―AGEQUEのサイトでお弟子さんを募集されていると拝見しましたが、今後は石田さん自身が育成を行っていく予定なのでしょうか?
石田さん:AGEQUEを立ち上げるまでにサロンの現場でスキルや実績を積むという経験と、マネジメントや管理を行うという経験をしてきたので、それを活かしていきたいなーと思っているんですよね。
サロン開業から1年、変化は
―AGEQUEはオープンから1周年を迎えましたが、なにか当初と比べて変化はありますか?
石田さん:覚悟はしていましたが1年目はとにかく休んでいる暇もなくがむしゃら!という感じで怒涛の日々を過ごしてきたので、ようやく落ち着いてきて、振り返る余裕もできてきたというところです。
お客さまにとても恵まれていて、大きなトラブルもなく、オープン当初からずっと通ってくださっている方もいて、本当にありがたいですね。
「たるみ専門」のサロンにした2つの理由
―AGEQUEはエイジングケアに特化されていると思いますが、どうして「たるみ専門」のサロンにしようと決めたのでしょうか?
石田さん:会社を立ち上げたのが2021年の10月だったんですけど、エステサロン自体はすでに星の数ほどあるじゃないですか。
そのうえ、コロナ禍で外出を自粛している方もいるため、名前を知ってもらうにも大変だと考えたんです。
そこで、なにかひとつに特化した場にすることで認知度を上げようと思いました。
ちょうどそのころ美容業界以外でも「◯◯専門店」といったものが流行りはじめていたんです。
なにかひとつのカテゴリーに細分化して、それを極めて提供するような……。
―たしかにモンブラン専門店や塩専門店など、今なお人気の高いお店も多いですよね。
石田さん:それで調べてみたところ、たるみで悩んでいたり、リフトアップしたいと考えている方がとても多いことがわかりました。
そのうえで、クリニックでは「たるみ専門」と謳っているところもあるんですが、エステサロンではあまりなかったので、「これしかない!」と辿りついたんです。
―銀座といえばエステサロンの激戦区だと思いますけども、ほかではあまり見られない「たるみ専門」だからお客さまも集まってきたのでしょうか?
石田さん:そうだと思います。
都内だけでなく栃木や長野など遠方から来てくださる方もいて、やっぱり「たるみ専門」っていう部分に興味を持っていただけていると感じますね。
エステサロンの場合は基本的に「一度行ったら終わり」というより、その後も通われる方が多いので、生活圏内で探す方が多いんですけど、たるみというお悩みに寄り添うことができているから、遠くても選んでくれているのかなと思っています。
―ちなみに銀座を選ばれたのはどうしてでしょうか?
石田さん:最初から銀座と決めていたわけではなかったんです。
新宿や池袋、銀座といった主要の駅周辺にしようと思って10軒くらい内見して、ここが一番よかったので決めました。
駅からすぐで、歌舞伎座も近いので、おでかけの帰りに寄ってくださってもいいですし、最高の立地だと思っています。
しかもこの部屋、知り合いの方が以前利用されていたと後からわかって、なんだか縁を感じています。
銀座という落ち着いた土地柄に安心して来てくださるお客さまもいるので、結果的にここを選んで本当によかったです。
リピーターを増やす工夫
―新規のお客さまとリピーターの方、割合としてはどちらのほうが多いですか?
石田さん:圧倒的にリピーターさんのほうが多いです。
6,7割くらいですかね……。
―来店頻度はどのくらいですか?
石田さん:週1回、月1回の方もいらっしゃいますが、月2回の方が多いです。
―遠方からいらっしゃる方もその頻度で訪れているのはすごいですね!
最初からそのくらいのペースで来店されていたのでしょうか?
石田さん:基本的に1回きりの施術は行わず、回数券を購入していただいているので、最初から必然的にそういう仕組みにしているという感じですね。
やっぱり一度だけの施術ではそのとき効果があっても、それを維持するのは難しいんです。
そのうえ、ビジネス的に考えても「単発で予約できる」となると、効果を感じてくださっても、日々の予定などに埋もれて次の予約をしていただけない場合が多いんですよね。
ほかにもエステサロンはたくさんあるので、「とりあえず初回クーポンが発行されているところを試してみよう」という方もいらっしゃると思います。
なので、回数券制にして、しっかり次のお約束をつくるようにしました。
そうすることで、お客さまは効果を感じやすくなり、こちらもリピートしていただきやすくなるという……、どちらにとってもいい仕組みはほかにもいろいろと考えています。
銀座で口コミランキング1位
―現在ホットペッパービューティーにおいて「銀座駅周辺エイジングケアサロン 口コミランキング」1位ですが、高評価を得るよう工夫したことなどはありますか?
石田さん:実は1位になっているのを私も最近知ったくらいなので、事前になにか工夫をしていたわけではないんです。
でも、きれいごとに聞こえてしまうかもしれませんが、誠心誠意お客さまに向き合っていることが理由ではないかと考えています。
スタッフは2人しかいないし、お客さまもひとりでいらっしゃるプライベートサロンで、集中してその方に合った施術ができるので、そういったところが伝わっているのかなと思います。
あとはありがたいことに、たるみ改善の効果を感じてくださる方がとても多いので、それらが相まってよい口コミを書いていただけているのかなと感じます。
―たしかに私自身、プライベートサロンを選ぶときは丁寧に施術していただけることを求めているので、誠心誠意向き合ってくれるというのはかなり魅力を感じます。
石田さん:あと男性や50代、60代のお客さまと接していると、エステサロンやクリニックに行くことにとても勇気が必要なんだと感じますね。
若い世代の方々にとっては今やエステサロンは身近な存在になっていて、気軽に通われているという印象を受けるんですが、そうではない方々は来るまでにめちゃめちゃ悩んだとおっしゃるんです。
しかもこれだけいろんなサロンがある時代なので、どこに行けばいいのかもわからないと思ったときに「たるみ専門」という文字を見て、「同じ世代の方が通っているかもしれない」と安心できたり、プライベートサロンなら周りの目を気にすることもないと背中を押されたりして来てくださっています。
AGEQUEの場合は、エステサロンに行くこと自体が初めてという方が8,9割なんです。
―行ってみたいけどなかなか勇気が出ないという方が「ここなら行きやすいかもしれない!」と来店されるケースが多いということですね。
石田さん:もちろん「エステ大好き」という方もいますし、「クリニックに行ってみたけど失敗してしまって……」と泣きながらいらっしゃる方もいますが、勇気を出して初めてサロンに訪れたという方が多いです。
どんなきっかけで来店されても、満足していただけるようにしたいと思って取り組んでいます。
居心地のよい空間づくりが男性顧客にも響いた
―男性のお客さまもいらっしゃるとおっしゃいましたが、男女比はどのくらいですか?
石田さん:9:1ですね。
―1割いらっしゃるんですね!
あまり男性はエステサロンに行きにくいというお声も聞きますが、うれしい傾向ですね。
石田さん:60代になって初めてエステサロンに来たという男性もいらっしゃって、うれしい限りです。
―男性にも支持されるようになったのは、石田さんとしては狙いどおりだったのでしょうか?
石田さん:半分狙いどおり、半分は偶然の結果だと思っています(笑)。
自分が来たいと思える空間づくりを徹底したら、それが正解だったという感じですね。
先ほど、リピーターになっていただくための仕組みについてお話ししましたが、結局一番大事なのは、性別問わずお客さまが居心地のよい場所かどうかであって、それが結果としてリピートにつながっていくんだと考えています。
個人事業主ではなく法人化した理由
―個人事業主ではなく法人化した理由についてもお聞かせいただけますか?
石田さん:最初から事業としてAGEQUEを運営しようと思い、会社とサロンの立ち上げを同時に進行しはじめたんです。
特に、将来的にはほかの事業も行っていきたいと考えているので、法人化していたほうが動きやすいと思いました。
あとは個人のサロンよりも企業が運営しているほうが信頼されやすいんじゃないか、という考えもあります。
―たしかにプライベートサロンは、お互いに信頼できる関係でないと成立しないですもんね。
ちなみに今後どういった事業展開を考えているのでしょうか?
石田さん:女性を応援するような事業を展開していきたいと考えています。
きっと独立したいと考えている女性は多くいらっしゃると思うので、たとえば美容に関する知識や技術、独立までの流れなど、自身が経験したことをお伝えできる場を作っていきたいですね。
できれば年内に、なにかしらかたちにできたら……、それが次のステップです。
AGEQUEについてはこれから大きく方向転換をするつもりはないので、引き続きこのコンセプトで運営させていただいて、ほかの美容サロンの運営やフランチャイズ展開などを計画しています。
―なるほど、お弟子さんを募集されていたのもそういった考えからだったのですね。
石田さん:お店を任せられる人ができれば、それ自体が独立支援につながったり、自分に時間ができることで新しいことに挑戦できたりするので、今いろいろと動きはじめています。
集客はリスティング広告・MEO・そしてテレビ効果
―集客方法についてお聞きしたいんですが、特に開業時、どのような方法で認知度UPと集客を図りましたか?
石田さん:AGEQUEの体験予約につながるLPを作り、そこに「たるみ」や「ほうれい線」といったワードで遷移されるようにリスティング広告を打ちました。
あとホットペッパービューティーに掲載していただいているので、そこから予約してくださる方もいます。
―MEO対策もばっちりされていますよね。
石田さん:Google Mapについては初期から表示されるように対策しました。
あと、こちらに関しては私が自主的に行ったことではないんですが、テレビ番組に出演した影響も大きかったですね。
放送は2022年7月で、ちょうどオープンから半年くらい経ったところだったんですが、それを見て問い合わせてくださる方がとても多かったです。
―日本テレビ系列の『月曜から夜ふかし』ですね。
人気の高い番組なので、たしかに大きな反響がありそうです。
石田さん:21時から放送された2時間スペシャルのときにご紹介いただいたので、特に幅広い層の方々に見ていただけたという印象があります。
番組で人気のある「桐谷さん」(株主優待を活用した生活で注目を浴びている元将棋棋士)に施術させていただいたので、ファンの方も来てくださいましたし、それから番組を見て「自分も行っていいんだ!」と勇気づけられたという男性も増えました。
―放送からどのくらいのスピードで効果を感じましたか?
石田さん:放送直後、1秒後という感じでした(笑)。
あっという間に予約枠がすべて埋まって、そこから去年末まではずっと影響があった印象ですね。
―そんなに!視聴率が高いというのも影響していると思いますが、テレビ効果すごいですね。
石田さん:最初出演を引き受けさせていただいたときは、集客というよりもブランディングが目的だったんですけど、結果、集客面でも大きな効果があって、本当によかったです。
―出演はどのように決まったのでしょうか?
石田さん:番組制作スタッフの方が「たるみ」で検索して見つけてくださったそうです。
正直テレビに出るのははずかしかったんですが、こんなチャンスはなかなかないと思うので、「出演する」以外の選択肢はないな!と思って勇気を出してよかったと思います。
―ということはやはり、「たるみ専門」というコンセプトがブランディングにも集客にも効果をもたらしているということですね。
石田さん:ありがたいですね。
おかげさまで予約枠がパンパンになってしまって、店名を検索しない限りGoogleに表示されないようにした時期もありました。
次は脱毛メニューを導入予定
―直近でなにか企画していることなどはありますか?
石田さん:脱毛メニューを始めようかなと思っています。
男性などの剛毛にも効果のある機器を買ってあるんです。
―いま脱毛される男性、とても多いですよね。
石田さん:うちの機械だと痛みもほとんどないので、多くの方にご満足いただけるんじゃないかと思っています。
たるみケアとなると技術を覚えるまでに時間がかかるんですけど、脱毛はマシンにある程度任せられるので、教えるのにあまり時間がかからないというのも、これから始めようと考えているポイントです。
フランチャイズ展開するとなると、技術習得までに時間がかかる施術よりもすぐに伝授できるもののほうが進めやすいといいますか……。
でも競合も多いので、またなにか専門店にしようと考えています。
まだくわしくはお伝えできないんですが、LPも制作中です。
―今後の展開も楽しみにしております!
今回お話をうかがった石田絢子さんに、最後に開業を検討中の方に向けてメッセージをいただきました!
そこで一歩踏みだせても、最初はしんどいことのほうが多いかもしれません。私も「なりたいものになるにはしんどい思いをしなきゃいけないんだな~」と思いながら過ごしました。でもそれもやってみないことにはわからないことなので、まずは始めてみてほしいです。
エステサロンの場合は、お客さまのご都合に合わせて行うビジネスなので、営業時間が長引くこともあります。そうなると結構体力勝負なので、開業するなら早いに越したことはありません。
性別は関係ありませんが、とはいえ女性の方は結婚や出産などに直面すると身動きがとれなくなってしまう場面が多いので、特に女性は早くに行動を起こすことをおすすめします。
(たるみ専門サロンAGEQUE たるみケア専門士 兼 株式会社AT 代表取締役社長 石田絢子さん)
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