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ブログの稼ぎ方を解説!一般人のブログ収入は平均どれくらい?

ブログの稼ぎ方を解説!一般人のブログ収入は平均どれくらい?

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インターネット上で個人が情報を発信する手段として、ブログは2000年代初頭から普及し、現在でもさまざまな用途に活用されています。

なかにはブログだけで安定した収入を得ている個人もいることから、「収益化」を目指してブログを始めようとしている人もいるでしょう。しかし、「ブログで稼ぐにはどうすればいいの?」「一般人でも稼げるの?」と悩むことがあるかもしれません。

この記事では、ブログで収入を得るための具体的な方法や、ブログ収入の平均的な額に加え、実際に稼げるようになるまでの流れについても解説していきます。

ブログでの主な稼ぎ方

ブログでの主な稼ぎ方

一般に「ブログで稼ぐ」という場合、主な手段として「広告収入」と「アフィリエイト」の2つが挙げられます。以下ではそれらの仕組みを解説したうえで、参考として「その他の稼ぎ方」についても紹介していきます。

広告収入

広告収入は、自身のブログ上に広告用のスペースを設け、そこに表示される広告の「クリック数」などに応じて報酬を受け取るシステムです。

ブログの運営者が広告収入を得るには、基本的に「Google AdSense」などの広告配信ネットワークを利用する必要があります。これは「広告を出したい」という広告主と、「広告収入を得たい」というサイト運営者を結びつけるシステムであり、広告主からの出稿料をクリック数などの成果に応じて運営者に還元します。

報酬の単価は広告の種類や時期によっても変動しますが、クリック1回あたり数十円程度の設定が一般的です。なお配信される広告の種類は、Googleなどプラットフォーム側がユーザーの関心や属性にあわせて自動で選定します。

特定のテーマを扱うブログであれば、関連するジャンルの広告が表示されやすくなり、広告への関心が高まる可能性もあるでしょう。さらに広告収入を上げるには、ユーザーがクリックしやすいような「配置の工夫」なども重要です。

Google AdSenseを始める際は、AdSenseのページから利用登録を行ったうえで、専用のHTMLコードをサイトのヘッダー部分に埋め込む必要があります。そのうえで、Google側が「広告を出稿しても問題のないサイトか」を審査し、合格すれば運用が開始されます。

アフィリエイト

アフィリエイトとは、自身のブログで商品やサービスを紹介し、そのリンクから読者が「商品購入」や「利用申し込み」といった特定のアクションを行うことで、報酬が発生するプログラムです。

基本的には、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる仲介業者を介して、広告主と提携します。広告主側との直接のやり取りは必要なく、「どの商品をブログで扱うか」もASP上で自由に選択可能です。

報酬の発生条件は契約によって異なり、「紹介した商品の購入」以外にも、「クリック後の他商品の購入」や「クリックのみ」で報酬が生じるタイプがあります。

利用開始の手続きが比較的容易なのも、アフィリエイトの特徴です。無料のブログ作成サービスでも、Amazonや楽天といった大手ECサイトの商品を紹介して収益を得られる機能を備えたプラットフォームは少なくありません。

安定した収益を得るには、「紹介する商品・サービスの選定」や、「紹介の仕方」がポイントになります。読者のニーズを考えながら、「その商品が悩みや課題をどう解決するのか」「どのように役に立つのか」を消費者目線で伝えていく必要があるでしょう。

スポンサー配信

スポンサー記事とは、ブロガーが企業から直接依頼を受け、自身のブログに「その企業の商品を紹介する記事」を掲載することで、報酬を得る形式です。

やはり企業からオファーを受けやすいのは、そのジャンルで多くのファンを獲得しているブログなど、「一定の影響力」のあるブログになるでしょう。

広告やアフィリエイトのような仲介がない分、1記事あたりの単価は高くなる傾向にあります。しかし、依頼によっては報酬が金銭ではなく、「その企業の製品」など物品の形となるケースも見られます。

また、クリックや閲覧数によって報酬額が上乗せされるなど、具体的な契約内容は依頼元の企業によってさまざまです。

有料コンテンツの販売やメンバーシップ

読者にとって役に立つ専門的な知識や、業界内部の人しか知りえない情報など、「独自のコンテンツ」を提供することで読者から直接収益を得る仕組みです。

noteのように、無料のブログ作成サービスでもコンテンツの販売に対応したプラットフォームは展開されています。なおnoteでは、記事の単品販売や月額制のメンバーシップ(サブスクリプション)といった収益化モデルがあり、「自分の文章で稼ぐ」ための環境が整っています。

安定した収益を得るには、有用な情報を発信しつづけるだけでなく、読者との継続的な関係を通じて「自分とつながるメリット」を提供していく姿勢が求められるでしょう。

一般人のブログ収入は平均どれくらい?

一般人のブログ収入は平均どれくらい?

大手企業や芸能人など、「もともと知名度のある人」ではなくても、収益化に成功しているブロガーは少なくありません。以下、一般人の平均的なブログの収入額や、収益化できているブロガーの割合などをデータから解説していきます。

ブログ収入の平均値と実態

まず前提として、ブロガー全体のうち、安定的に収入を得ている人の割合は大きくありません。「特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会」による2025年のアンケート調査では、ブログを通じて「月に5,000円以上」を稼いでいるブロガーは回答者の半数に届きませんでした。
(参照:アフィリエイトマーケティング協会|市場調査

さらに同調査では、「月に3万円以上」の収入を得ているブロガーは全体の3分の1に留まります。つまり、「ブロガーの3分の2は3万円未満の収入」であり、「半数は月5,000円未満の収入」というのが現状です。

しかし一方で、回答者の6分の1は「月50万円以上」の収入を達成しており、「ほとんど稼げていない層」と「まとまった額を得ている層」との二極化傾向が顕著に見られます。

まとめると、「ブログだけでも生活できている層」と「お小遣い稼ぎができている層」を合計しても、全体の3分の1程度だと考えられます。ブロガーの半数以上は安定した収益化ができておらず、一般人の平均としては「月に数千円程度」がボリュームゾーンになるでしょう。

ブログで稼げないケースが多い理由

ブログの収益化に成功している割合が少ないのは、ブログ開設による参入は容易である一方で、収益化には時間がかかるため、途中で挫折してしまう人が多いことが背景にあるでしょう。

たとえばSEO対策やコンテンツマーケティングに関して一定の知識がないと、記事がなかなか検索上位に表示されず、アクセスが集まりにくいと考えられます。また「早く稼ぎたい」という気持ちが先行し、読者のニーズを無視したコンテンツを作成してしまうケースもあるでしょう。

反対に、「たしかな戦略」と「継続的な記事更新」を続けていくことで、稼げるようになるチャンスは徐々に大きくなっていくと考えられます。

ブログ収入を伸ばせる人の特徴

一般人でブログ収入を伸ばせているケースでは、いずれも入念な戦略設計が見られます。たとえば特定のジャンルに特化し、読者にとって有益性の高い情報を発信することで、多くの読者から信頼を得ているケースは少なくありません。

読者の信頼が高まるほど、記事で紹介している商品にも興味が集まりやすく、自然とアフィリエイト収入の増加にもつながると考えられます。

また継続した記事の更新や、定期的な現状分析も成果を左右します。モチベーションを維持しながら、アクセス状況を見て「どの記事が読まれ、どの記事は読まれなかったか」をフィードバックし、改善を繰り返すことが「他との違い」を作るポイントです。

ブログで稼げるようになるまでの期間

ブログで稼げるようになるまでの期間

ブログで収益化を実現するには、ある程度の時間と労力が必要になります。あらかじめ「このくらいの準備期間が必要」と想定しておくことで、継続のモチベーションも保ちやすくなるでしょう。

最初の収益を得るまでの期間

ブログの開設から最初の収益が発生するまでには、少なくとも3ヶ月から半年程度の期間を要するのが一般的です。開設直後の収益化が困難なのは、Googleなどの検索エンジンにブログが認識され、評価されるまでに時間がかかることによります。

開設からしばらく更新を続け、記事数が増えていくにしたがって、検索結果にも表示されやすくなります。徐々に流入が増えていけば、収益にもつながっていくでしょう。

月5万円達成までの期間

月5万円程度のまとまった収入を得るには、半年から1年、あるいはそれ以上の期間を見込んでおく必要があるでしょう。ここに至るまで100以上の記事数を要するケースも多く、これ以前の段階で「思ったより稼げない」と離脱してしまうブロガーは少なくありません。

月数万円を安定して稼げるようになるには、たしかな戦略と継続が必要です。ただ記事を量産するだけでなく、質の高い専門的な記事を作成し、SEO対策を強化していくことが求められます。

ブログで稼げるようになるまでのロードマップ

ブログで稼げるようになるまでのロードマップ

ブログで稼げるようになるには、ブログを開設して記事を更新していくだけでなく、状況に応じて改善策を講じていくことが重要です。

以下では具体的に、ブログ収益化までの大まかな道のりを解説していきます。

ブログの開設準備

まずは自身のブログで扱う「テーマ」や「ジャンル」を選びましょう。主に「自分が興味を持てるか」「専門性を出せるか」「競合が多すぎないか」といった点を検討していきます。

また、金融関連や美容など、一般に「収益化しやすい」とされるジャンルを選択肢に加えてもよいでしょう。

同時に、「どのようなブログサービスを使うか」も決めていきます。無料のブログサービスでも、アフィリエイトやコンテンツ販売に対応したものがあるので、「どのような形で収益化したいか」にあわせて検討しましょう。

本格的に収益化を目指すのであれば、WordPressを用いた独自ブログの制作が推奨されます。無料サービスに比べてカスタマイズの自由度が高く、Google AdSenseやアフィリエイトなど複数の手段を取り入れやすくなります。

独自ブログを作る際は、レンタルサーバーを契約し、ブログの「住所」となる独自ドメインを取得することが必要です。レンタルサーバーのプランには、サーバー利用料だけでなく「ドメインの取得」や「WordPressのインストール」までパッケージングされたものもあるので、スムーズに運営を開始したい場合は検討してみるとよいでしょう。

記事作成とSEO対策の基礎

ブログを開設したら、実際に記事を制作していきます。記事のテーマを決める際には、「Googleキーワードプランナー」などのツールを使い、読者が検索しそうなキーワードをリサーチしておくことが大切です。

キーワードが定まったら、同様のワードで上位表示されている記事を分析し、どのような内容が求められているかを把握しましょう。そのうえで、読者の検索意図を満たせるよう、見出し構成(H2、H3など)を設計していきます。

構成を作成する際は「読者の疑問や悩みがどこにあるのか」を考えながら、読み手の意図に沿って情報を提示することが求められます。さらに、ほかにはない視点や体験を盛り込むことで、オリジナル性や専門性を高めていくとよいでしょう。

収益化の導入と最適化

ある程度の記事数とアクセスが集まったら、Google AdSenseに申請し、広告を設置します。さらに、アフィリエイト収入を得られるよう、ASPに登録し、ブログのテーマにあったアフィリエイト商品を探しましょう。なおASPは、複数のサービスを使い分けるのも有効です。

実際にアフィリエイト記事を作成する際は、単に商品を紹介するだけでなく、「読者の悩みや課題をどうしたら解決できるか」といった視点から構成を考えていきます。信頼性を高められるよう、商品の利点ばかりを並べるのではなく、デメリットをふまえて中立的に紹介することも大切です。

ブログの成長と多角化

ブログの更新を続けながら、過去の記事のデータを定期的に分析し、改善へとつなげていくことも大切です。

Google AnalyticsやASPの管理画面では、アクセス数やクリック数、成約数などを確認できます。成功例や失敗例をもとに改善点を見つけ、次の記事にフィードバックしていきましょう。

また、既存の記事も定期的にリライトするとよいでしょう。古くなった記事や順位が下がった記事を見直し、最新情報に更新したり、内容をブラッシュアップしたりすることで、検索エンジンからの評価を維持・向上させることができます。

ブログへの流入元を増やすうえでは、SNSとの連携も済ませておきたいところです。X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを活用し、ブログ記事の宣伝や読者とのコミュニケーションを図ることで、アクセス数も増えやすくなります。

ブログを通じて固定ファンが増えてきた場合には、アフィリエイトや広告収入だけでなく、有料コンテンツの販売など、収益源を多角化していくことも選択肢です。

ブログで稼ぐうえで陥りやすい落とし穴と対策

ブログで稼ぐうえで陥りやすい落とし穴と対策

「ブログで稼ぎたい」という気持ちが強いと、なかなか成果が出ないときに焦ってしまい、適切な動きがとれなくなるケースもあるでしょう。以下では、多くの人が直面する課題や失敗例を参照しながら、その対策についても解説していきます。

記事が書けない・続かない

ブログでの収益化を目指すうえで大きな関門になるのは、「記事を更新しつづける」ことでしょう。最初はスムーズに更新できていても、途中からモチベーションが続かなくなったり、記事のテーマが思いつかなかったりと、作業が億劫になっていくケースは多く見られます。

長く更新を続けるうえで大切なのは、「完璧を目指さない」ことです。ブログは後からでも編集できるので、まずは「6割くらいの完成度」でも公開するつもりで書き始めてみましょう。

記事のテーマを見つけるうえでは、やはり日頃からの情報収集が重要です。同ジャンルで話題になっている事柄はもちろん、SNSやニュースを通じて得た「気づき」を大切に、アイデアをメモアプリなどにストックしておくとよいでしょう。

またモチベーションを保てるよう、「週に1記事書く」など達成可能な目標を設定し、小さな成功体験を積み重ねていくことも大切です。毎日決まった時間にブログ作業を行うなど、執筆を習慣化するためのルーティンを作るのも有効かもしれません。

アクセスが集まらない

ブログを開設し、いくつか記事を公開しても、なかなかアクセス数が伸びないケースがあります。ブログを開設した直後は検索エンジンからの評価が得られにくいため、検索からの流入が安定するまでには「しばらくの我慢」が必要です。

数ヶ月経っても状況が改善しない場合には、キーワードやテーマの選定が適切ではなかったり、記事が読者の検索意図を満たせていなかったりといった原因が考えられます。

キーワードを選ぶ際には、「競合が少なく、かつ検索ボリュームがあるキーワード」を見つけることが基本方針となります。しかし時には、複数のワードから構成される「ロングテールキーワード」も狙ってみるとよいでしょう。

ロングテールキーワードの場合、検索ボリュームは限定的になりやすい一方、読者の検索意図が明確になりやすく、提示すべき情報を絞ることができます。

なおSEOライティングに自信がない状態で更新を続けている場合には、あらためてSEOの基礎を学びつつ、適切なキーワードの配置や見出しの階層構造、メタディスクリプションの設定などを見直すとよいでしょう。

収益が上がらない

アクセス数はある程度集まってきたのに、収益につながらない場合には、アフィリエイト商品の選定に問題があったり、広告の配置方法が適切ではなかったりといった原因が考えられます。

アフィリエイト商品を選定する際は、「ブログのテーマに合致しているか」という観点のほか、「実際に売れている商品か」という視点も取り入れるとよいでしょう。売れ筋の商品はそれだけ魅力も伝わりやすく、実際の購入にもつながりやすい傾向にあります。

売れ筋の商品でも成果が上がらない場合には、記事の構成や文章のスタイルを見直すことも必要です。読者が記事を「自分ごと」として捉えられるよう、具体的な悩みへと寄り添った視点を意識しましょう。

広告の配置を考える際は、実際に配置を変えながら、クリック率などの変化を追ってみるとよいでしょう。広告でもアフィリエイトでも、「どの記事から、どんな商品が、どれくらい売れているのか」などのポイントを分析し、継続的に改善策を講じていくことが重要になります。

まとめ

現在では一般人であってもブログを通じて収入を得ている人は多く、副業としてはもちろん、本業として安定した収益を実現しているブロガーも少なくありません。

ブログを通じた収益化の方法は、主に「広告収入」と「アフィリエイト収入」の2つです。ただどのような方法をとるにせよ、収益化までには一定の期間と労力が必要であり、それまでに離脱してしまうケースも多く見られます。

一般人の平均的なブログ収入は数千円程度と見られ、「月数万円」のラインが大きな壁になっている一方で、月に数十万円を稼ぐ一般人ブロガーも一定数存在しています。

「いつ稼げるようになるのか」が見通せないだけに、モチベーションの維持が難しい場面もありますが、諦めずにたしかな戦略のもと更新を続けていくことが収益化のカギとなるでしょう。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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