
【無料あり】ブログの始め方を徹底解説!スマホや初心者でも開設可能?
現在ではSNSや動画サイトをはじめ、「個人が情報を発信する手段」が多く用意されています。なかでもブログは、インターネット普及期から親しまれ、今でも趣味の記録から副業、ビジネスの集客まで、さまざまな用途で活用されています。
この記事では、「ブログを始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」といった初心者にもわかりやすいよう、ブログの始め方や、スマホでも利用しやすい無料サービスなどについて紹介していきます。
目次
ブログはスマホでも始められる?初心者でも大丈夫?

ブログの開設を考えている人たちのなかには、「パソコンやネットに詳しくないとできないのでは?」と不安に感じている人もいるでしょう。以下では、「初心者でもブログを開設できるか」「スマホでも運用できるか」といった点についてやさしく解説していきます。
無料のブログ作成サービスなら初心者でも始めやすい
現在ではAmebaブログやFC2ブログ、noteをはじめ、「無料で手軽にブログを開設できるサービス」が数多く展開されています。初心者であっても、簡単な登録手続きだけで「すぐに自分の文章を公開できる環境」にアクセスすることができます。
多くのブログ作成サービスにおいては、ページの形式がテンプレート化されているため、Web制作の知識がない状態でも「文章を打ち込むだけ」で投稿が可能です。
また文章作成に不安がある人も、現在ではChatGPTやGeminiといった生成AIを使うことで、完成度の高い記事を作りやすくなっています。
あるいはnoteのように、ツール内部に校正やトーンの調整といった指示が可能なAI機能を搭載しているサービスもあり、今後はいっそう文章作成が手軽になっていくと期待されます
ブログはスマホでも始められる?
現在では「スマホからブログを更新したい」といったニーズも多く、AmebaやFC2、noteをはじめ、主要なサービスの多くに専用のスマホアプリがリリースされています。
基本的に、投稿はテンプレートに沿って文章を作成していくだけで済ませられるので、スマホからでも十分に運用が可能です。多くのアプリでは、アカウントの開設やアクセス状況のチェックなども行えます。
一方で、後述する「WordPress」などを用いてオリジナルのブログを作る場合には、スマホだけでは操作や手続きがやや煩雑に感じられる場面があるかもしれません。
そのため「スマホだけ」で済ませたいのであれば、無料のブログ作成サービスがまず選択肢になります。一方、「もっと自由にデザインを変えたい」といった場合には、PCを併用しながらWordPressなどを使ってオリジナルのブログを作っていくとよいでしょう。
ブログの種類と目的別の選び方

ブログを開設する方法は、大きく「無料のブログ作成サービスの利用」と、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を用いた「独自ブログの制作」の2種類に分けられます。
ブログを開設する際は、自分の目的やスキルレベルに応じて、最適なブログ形式を選択することが重要です。以下では具体的に、それぞれの特徴や選ぶ際のポイントを解説します。
稼がなくてもOK?個人的な情報発信なら「無料ブログ」がおすすめ
無料のブログ作成サービスでは、Amebaやnoteなど、「サービス提供元が用意したプラットフォーム」のなかでブログを開設します。アカウント登録後、すぐに記事を書き始められる手軽さがメリットです。
プログラミングの知識はもちろん、サーバーやドメインの契約といった運用に関する手続きも不要なので、初心者でも安心して始められるでしょう。
一方で、デザインの自由度は低い傾向にあり、カスタマイズできる範囲が限られる面もあります。またサービス終了のリスクや、運営側の広告表示といった点がデメリットになる場面も考えられます。
加えて、SEO(検索エンジン最適化)の面も考慮しておきたいところです。プラットフォームによっては、カスタマイズ性の低さゆえにSEO対策が難しく、集客には適さないものも見られます。
こうした特性から、無料のサービスが適しているケースとしては、個人的な日記や趣味に関する情報発信などが挙げられます。「稼がなくてもいいので、特定の人に見てもらって楽しめればいい」など、収益を目的としない場合にぴったりの形式です。
集客や収益化のための本格運用なら「独自ブログ」がおすすめ
オリジナルのブログを制作する際は、自身で「レンタルサーバー」を契約し、「独自ドメイン」を取得したうえで、WordPressなどの「CMS」を使ってブログを構築するのが一般的です。
自身でブログ用のサイトを立ち上げていくため、デザインやレイアウトなどを自由に決められるのが特徴です。またWordPressをはじめ、プログラミング知識がなくても立ち上げられるCMSも多く展開されています。
また広告掲載の自由度が高く、SEO対策も行いやすいので、長期的な集客や収益化に有利な形式といえるでしょう。ビジネス用途のブログを本格的に運用するのであれば、やはり独自ブログがおすすめです。
一方のデメリットとしては、レンタルサーバーや独自ドメインの取得に費用がかかったり、設定や管理に一定の知識が必要になったりする点が挙げられます。
ブログの稼ぎ方にはどんなものがある?
上述のとおり、収益化を目指すのであれば自由度の高い「独自ブログ」が適しています。ただし無料のブログ作成サービスでも、稼ぐための仕組みが用意されているケースは少なくありません。
以下では簡単に、ブログを通じた代表的な稼ぎ方を3つのモデルで紹介します。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分のブログで商品やサービスを紹介し、読者がそこから購入・契約した際に報酬を得られる仕組みです。ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に登録し、提携する広告を選びます。
独自ブログを使って自身の手で設定することはもちろん、無料ブログ作成サービスでもアフィリエイトに対応しているプラットフォームは多く、簡単な登録手続きで利用することができます
Google AdSense
Google AdSense(グーグルアドセンス)は、Googleが提供する広告配信サービスです。ブログの運営者が自身のページに設けた広告スペースに、Google側が自動で広告主の広告を配信し、ブログ運営者は広告掲載料として収益を受け取ります。
基本的に、広告のクリック数や表示回数に応じて収益が発生する仕組みであり、表示の位置や方法によって効果が左右されます。
独自ブログであれば、広告の量や位置などをカスタマイズしやすく、収益化に向けて工夫していけるでしょう。一方、無料のサービスでもGoogle AdSenseに対応したものはありますが、有料プランへの切り替えが必要なケースも多く見られます。
有料記事・メンバーシップ
特定の記事を有料で販売したり、月額制のメンバーシップ(サブスクリプションモデル)を提供して限定コンテンツを配信したりする方法も、しばしば取り入れられています。
noteのように、あらかじめ有料記事の単品販売やメンバーシップ機能を備えている無料のブログ作成サービスもあり、現在は「固定ファンを獲得して収益化する」というモデルを実践しやすい環境にあるといえるでしょう。
無料ブログ作成サービスでのブログの始め方

費用をかけずに手軽にブログを始めたい場合や、スマホで運用したい場合などは、無料ブログ作成サービスが適しています。
以下では、主要な無料ブログ作成サービスの概要を紹介し、実際の始め方を解説していきます。
無料ブログ作成サービスの選び方
現在、ブログ作成サービスは数多く展開されており、それぞれ特徴が異なっています。自身の目的や記事の内容にあわせて、適したサービスを選ぶことが大切です。
代表的な無料ブログ作成サービスとしては、以下のようなプラットフォームが挙げられます。
■Amebaブログ(アメブロ)
芸能人や有名人の利用が多く、読者層も幅広いプラットフォームです。テンプレートが豊富に用意されているので、好みのデザインを実現しやすいのもポイントでしょう。スマホ用のアプリも使いやすく、運用もスマホだけで可能です。
アイテム紹介によって収入を得るアフィリエイト機能にも対応しており、お小遣い稼ぎに運用しているユーザーも多く見られます。生活のお役立ち情報や、共感を呼ぶ記事など、身近な視点からのコンテンツが読まれやすい傾向にあります。
■note
文章コンテンツに特化しており、シンプルなデザインで記事に集中しやすいプラットフォームです。スマホアプリからの投稿や、アクセス状況のチェックにも対応しています。
大きな特徴として、有料記事の販売機能など、「コンテンツ販売による収益化」に対応している点が挙げられます。
note上でのコンテストも頻繁に開催されており、noteでの連載が出版に至るケースも少なくありません。このように、「クリエイターが作品を発表する場」としての性格も強いプラットフォームです。
SEOの面でも、特定のキーワードでは個人の記事が検索上位に表示されるケースがしばしば見られます。企業が公式のメディアとしてnoteのアカウントを利用している例もあり、ブランディングへの活用でも効果が期待できるでしょう。
■はてなブログ(はてブロ)
技術系や専門的な情報に強いユーザーが多いプラットフォームであり、読者層としても特定のテーマに対して深みのある内容を求める傾向にあります。
スマホアプリからの操作にも対応し、シンプルな画面から投稿を編集可能です。Amazonや楽天の商品を貼り付けるアフィリエイト機能にも対応しています。
はてなブログのプラットフォームは、一種のニュースメディアのような体裁をとっており、とくに「話題の記事」や「人気ランキング」を表示する機能が充実しています。こうした特性から、はてなブログ内部で読者の回遊性が高い傾向が指摘できるでしょう。
総じて、「誰が書いたか」よりも「何が書かれているか」が重視される形式であり、特定のジャンルに強みをもつブロガーに適していると考えられます。
■FC2ブログ
FC2ブログは、デザインの自由度の高さを特徴とするプラットフォームです。6000種類以上のテンプレートを用意するほか、HTMLやCSSの知識があればカスタマイズの幅をさらに広げることができます。専用のスマホアプリによる運用も可能です。
有料記事の販売や、アフィリエイト機能にも対応しており、収益化の手段が豊富な点も特徴といえるでしょう。
■ライブドアブログ
イラストレーターや漫画家など、画像付きの記事が人気のプラットフォームです。ネット掲示板の投稿を切り抜いて掲載する「まとめブログ」としての運用例も多く見られます。
無料のブログ作成サービスには珍しく、ドメインの自由度が高いのも特徴です。もちろん、スマホアプリでの運用にも対応しています。
アフィリエイト利用にも寛容であり、Amazonや楽天への商品リンクのほか、広告掲載による収益化も可能です。
無料ブログ開設の基本的な流れ
自分の目的や好みにあったブログ作成サービスが見つかったら、アカウントを登録し、ブログを開設してみましょう。多くの場合、簡単な登録手続きですぐにブログの作成を始められます。
サービスによっては、ブログのURLやタイトル、デザインテンプレートなどを最初に設定するプラットフォームもあります。
閲覧数を確保するには、プロフィールを充実させたり、SNSアカウントと連携させたりといった操作も有効です。フォロー機能やコメント機能などを備えるサービスもあるので、まずは読者として好きなブロガーを見つけることから始めてもよいでしょう。
独自ブログの始め方(WordPress)

本格的にブログを運用し、収益化や集客を目指すなら、WordPressなどのCMSを使った独自ブログの開設がおすすめです。以下では具体的に、WordPressを使ったブログ開設の流れを解説します。
WordPressブログ開設のステップ
WordPressでブログを開設する際は、「レンタルサーバーの契約」「ドメインの取得」「WordPressのインストール」「WordPress上でのテーマ選定とカスタマイズ」といった流れが基本になります。
それぞれのステップを別々に行う場合、手続きや設定を終えるまでにはある程度の時間が必要です。
ただし国内で利用者の多い「エックスサーバー」や「ConoHa WING」、「ロリポップ!」といったレンタルサーバーであれば、サーバー契約からドメイン取得、WordPressの利用開始までを一括で進められるシステムが導入されています。
レンタルサーバーの契約
まずは費用や容量、サポート体制などを比較し、レンタルサーバーと契約プランを選択します。「契約期間中に独自ドメインをずっと使えるか」「WordPressを簡単にインストールできる機能があるか」といった点をチェックしておくとよいでしょう。
独自ドメインの取得
ドメインとは「yourblog.com」のように、ブログの「インターネット上の住所」にあたるものです。覚えやすく、ブログの内容に関連するドメイン名を選ぶとよいでしょう。
ドメインは「お名前.com」などのドメイン登録サービスでも取得できますが、上記のレンタルサーバーを選択する際、ドメイン取得までパッケージングされているプランを選んでおけば、サーバー契約とドメイン取得を一度の手続きで済ませられます。
WordPressのインストール
レンタルサーバーのプランにWordPressを簡単にインストールできる機能があれば、利用開始手続きのなかで画面の案内に従っていくだけで、サーバーへのインストールが完了します。
レンタルサーバーの利用開始手続きのなかで、ブログのタイトルのほか、テーマ(サイト全体のデザイン)、プラグイン(拡張機能)などを同時に設定できるものも見られます。
テーマの選択とカスタマイズ
WordPressにはデザインテンプレートである「テーマ」が豊富に用意されています。上記のインストール時に設定してしまってもよいですが、好みのデザインを使いたい場合には、自身でWordPressテーマを探してみるとよいでしょう。
独自ブログの運用に必要な費用感
WordPressで独自ブログを運用する際は、主に以下の費用がかかります。
■レンタルサーバー費用
インターネット上にデータをアップするための「サーバー」を借りる費用です。月額数百円から数千円程度であり、サポート内容や容量によって前後します。
個人の小規模なブログであれば、動画や画像をメインに扱わないかぎり、1,000円前後のプランで十分に対応できるケースが多いでしょう。
■独自ドメイン費用
ドメイン費用は、「インターネット上の住所の利用料」です。ドメイン費用までをパッケージングしたレンタルサーバーのプランもあるので、基本的にはサーバー契約とひとまとめにすることが推奨されます。
ただし希少性の高いドメインを使いたい場合は、ドメイン取得サイトなどに利用料を支払う形で取得しなければならないケースもあります。
■WordPressテーマ費用
WordPressのテーマには無料のものも多数用意されており、十分に高機能なテーマが揃っています。ただ、より好みにあったデザインや、充実したサポートを求めるのであれば、有料テーマも選択肢になるでしょう。有料テーマの多くは買い切り型で数千円から数万円程度の料金です。
上述した費用のうち、「独自ドメイン費用」と「WordPressテーマ費用」は必ずかかるものではありません。ドメイン取得からWordPressのテーマ適用までをパッケージングしたレンタルサーバーのプランであれば、合計で月額1,000円前後で運用できるケースも多いでしょう。
ブログ記事作成とコンテンツ設計のポイント

どのような種類のブログを運用するにせよ、多くの人に読んでもらうには「コンテンツ設計」が重要になります。以下では具体的に、読まれるブログ記事を書くための基本的なポイントを解説していきます。
ターゲットのニーズをふまえたテーマ設定
個人的な日記であれば、とくにターゲットなどを意識せず、「何となく書き出す」形で問題はないでしょう。しかし、読まれる記事を作るには事前に「誰に」「何を伝えたいのか」を明確にする必要があります。
とくに重要なのが、キーワードとテーマの選定です。自身に関連するジャンルの読者が「どんなキーワードで検索するか」を予測し、「何を求めているのか(検索意図)」を考察してみましょう。
テーマやキーワードが決まったら、H2見出しやH3見出しを使って情報を階層化し、記事全体の構造をわかりやすくしていきます。同じ見出し内で異なる話題を扱わないよう、「このブロックではこの内容を示す」という点を明確にしましょう。
印象に残るタイトル設定
記事の内容が充実していても、タイトルが目を引かなければ読者に見つけてもらえません。多くの記事が並んでいるなか、「パッと見た瞬間にクリックしたくなるタイトル」をつけることが重要です。
タイトル設定においては、「記事のキーワード」をわかりやすく組み込むことが前提となります。そのうえで、「この記事を読むことで何が得られるのか」を具体的に示す必要があるでしょう。
たとえば「〇〇を解決する3つの方法」「【2025年版】初心者のための〇〇ガイド」など、数字や記号を活用するのも効果的です。
SEOを意識した記事作成の基礎
検索エンジンからの流入を増やすには、SEOを意識した記事作成が重要です。
まずは狙うキーワードを定め、タイトル、見出し、本文のなかで自然にキーワードを使っていきます。ただしキーワードを不自然に詰め込みすぎると読みにくくなり、SEOにおいても逆効果になってしまうので注意しましょう。
記事の雰囲気や内容が伝わりやすくなるよう、適切に画像を挿入するのも効果的です。とはいえ大きすぎるファイルサイズは表示速度の低下につながるので、適切な容量を意識する必要があります。
さらに重要なのは、読者にとって「有益」かつ「信頼性」のある情報を提供する視点です。ほかにはない一次情報や体験談を交えることで、記事のオリジナリティが高まっていくでしょう。
ある程度記事が蓄積してきたら、関連する記事同士をリンクでつなぎ、読者の回遊性を高めていきましょう。検索エンジンもサイト全体の関連性を理解しやすくなり、重要なページの評価を高められます。
まとめ
ブログは「個人が手軽に情報を発信できるツール」として普及し、SNSや動画投稿サイトが広まった現在でも、依然として強い影響力をもっています。
ブランディングや集客といったビジネスから、個人の副業やお小遣い稼ぎ、あるいは趣味などの気軽な情報発信まで、ブログを運用する目的はさまざまです。
集客や収益化を目指すのであれば、自由度の高い独自ブログを構築し、「検索流入の確保」「広告収入の向上」など目的にあわせて環境を整えていくとよいでしょう。
一方、個人的な情報発信など、「稼がないでOK」という場合には、無料のブログ作成サービスがおすすめです。手軽に開設でき、スマホでの投稿も簡単なので、「SNSの延長」といった感覚で利用できます。
どのような目的であっても、ブログは「継続すること」が成功の鍵になります。まずは自分の目的にあった始め方を選び、気軽に一歩を踏み出してみるとよいでしょう。
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