整体院の集客方法を10選紹介！競合に負けないマーケティング戦略とは
カイロプラクティックや鍼灸院、整骨院、マッサージ院など多くの競合がいる整体院を成功へ導くためには効果的な集客対策を行なう必要があります。
「対策なんてしなくても確かな施術をしていれば集客には困らないのでは」と考えている方もいるかもしれませんが、いくら技術が確かで、お店の立地や内装に力を入れたとしても、自院をお客様に認知してもらわなければ、易々とお客様は集まらないでしょう。
本記事では、整体院に適した集客方法の紹介と押さえておきたいポイントなどを具体的に解説していきます。
確かな施術をより多くのお客様に提供するために、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
整体院が押さえておきたい集客ポイント
治療院業界で整体院の経営を成功させるために押さえておきたいポイントがあります。具体的な集客対策をする前に、事前に行なうべき準備をしておきましょう。これらを押さえておくと施策を行なったときに有利に働く可能性があります。
他の整体院との違いや強みを明確にする
繁盛している整体院は他院との差別化をしっかりと行なっています。差別化を行うためには、他院にはない、自院ならではの強みや魅力を明確にしなくてはなりません。
集客対策を行い、自院を認知してもらえたとしても、通うことのメリットを提示できなければ、お客様は興味を失ってしまいます。
お客様に「ここの整体院がいい」と思わせることが重要です。
他院にはない自院の強みや魅力を知るには、得意な施術を考えたり、他院の営業時間や売りにしている施術、お客様の年齢層などを分析することで、見えてくるものがあるでしょう。
施術力の向上をする
整体院にとって施術力（技術）を向上することは至上命題といっても過言ではありません。
新規で来院されたお客様は、初回の施術で効果を実感できないと再来店しようとは思わないでしょう。そうなるとリピーターの獲得が困難になり、売上を確保するために新規顧客を獲得し続けなくてはなりません。
自院を構えている地域で、新規を獲得するのは限界があります。再来店したいと思ってもらうためにも施術力の向上を忘れないようにしましょう。
ターゲットをしっかり設定する
集客をするために、ターゲットをしっかりと定めておきましょう。ホームページやSNS、チラシの配布、どの集客対策も「誰に」対して行なうのかということが重要です。
肩こりに悩んでいる人に対して、腰痛が得意と伝えても、求められていることが異なるため、その整体院に行こうとは思わないでしょう。
自院の強みや魅力からターゲットを設定し、その層に刺さるであろう集客方法を選ぶことが大切です。
そのため、集客対策を行う前に、ターゲットの設定を行なっておくことをおすすめします。
休眠顧客の掘り起こしをする
意外と忘れがちな休眠顧客の掘り起こし。そもそも休眠顧客とは、過去に接点があったが、現在は疎遠になっている顧客のことを指します。
休眠顧客が生まれる原因は、さまざまですが、以下のようなことが挙げられます。
- 施術内容もしくは接客に対して何らかの不満を抱いている
- 悩みを解決できたため、施術の必要性を感じなくなった
- 整体院の存在を忘れている
休眠顧客を生まないためには、定期的に顧客との接点を持つこと、顧客が不満を抱かないように改善をすることなどを意識しましょう。
整体院に適した集客方法を10選紹介！
自院の魅力と強みを知ってもらい、身体の悩みを抱えるお客様に来院してもらうためにはさまざまな集客方法を行なうことが大切です。高い技術力を少しでも多くのお客様に提供するために、整体院に適した集客方法を知っておきましょう。
ここでは、来院数を増加させるための集客方法を10選紹介します。
ホームページ作成
ホームページは整体院にとって非常に重要です。ホームページを作成するメリットは以下のとおり。
- ネット検索で整体院を探している人にアプローチできる
- 自院の特徴や強みを伝えられる
- お店の外観・内観を掲載することで、来店のハードルを下げられる
- お店の場所の確認、問い合わせが可能になる
お客様はあらゆる媒体を使って、口コミや施術内容、得意な施術など、さまざまなお店の情報を調べます。なかでもホームページは、事前に知りたい整体院の情報をほとんど確認できるため、重要なのです。
またホームページの役割はそれだけに留まらず、来院することを迷っている人の背中を押す役割も担います。たとえば、自院の技術力を実績や資格等で具体的に伝えたり、院内の雰囲気が分かる写真などを掲載したり、ウリを明確に打ち出すことで、来院を促せるようになるでしょう。
あらゆる対策のなかで、まず初めに行いたい集客施策といえます。
SEO対策
GoogleやYahoo!などの検索エンジンから、ホームページへ流入数を確保したいときに、行いたい対策がSEO対策です。
SEO対策とは、検索エンジンで任意のキーワードを検索したときに自社のWebサイトを上位に表示させるために行う施策を指しており、基本的にはGoogleに自社サイトを評価してもらうために行います。
ホームページを開設する際、SEOの観点から作成することも意識しましょう。なぜなら、意識せずに制作をしてしまうと、いざホームページを立ち上げた際に、自院名で検索をしても上位に表示されないというケースが起こり得るためです。
なお、SEO対策は専門的な知識が必要になるため、学習コストがかかったり、結果が出るまでにある程度の時間を要したりするため、すぐにでも成果が欲しい人にはあまり向いていません。中長期的な施策として、コツコツと対策を進めることをおすすめします。
SEOについて興味のある方は、弊社メディア内で具体的に紹介しておりますので、以下の記事を参考にしてみてください。
>>>SEO対策の手法・具体的なやり方を基本から実践まで解説
Googleビジネスプロフィールの運用
Googleビジネスプロフィールは店舗型ビジネスを展開している業種に、おすすめしたい集客ツールです。
整体院を調べる際、できるかぎり自宅や職場近くにある院へ通いたいというユーザーは一定数いるでしょう。そうした院の近くに住む顧客へ情報をとどけやすいのがGoogleビジネスプロフィールです。
登録さえしておけば、Googleマップ上に自院の情報を掲載することが可能で、Googleビジネスプロフィールには、営業情報や住所、電話番号、ホームページへのリンク設定、予約機能、そして口コミと多くの機能が搭載されています。
検索をしたユーザーの位置情報に紐づいた検索結果にも反映されるようになっているため、SEO対策と同様に検索エンジンから流入数、集客を得るためにはぜひとも活用したいツールといえるでしょう。
SNS
ネット上での集客は、SNSも効果的です。FacebookやTwitterなど、男女問わず、若い人から年配の人まで沢山の人が利用しています。
SNSをうまく使えば店舗の情報発信などにも役立ち、ファン化も図れ、集客アップにつなげることができるでしょう。時には身近なことや、スタッフの日常などにフォーカスしてみてもいいかもしれません。
SNSはプライベートな時間に利用されることが多いです。興味を持ってもらえれば新規顧客の獲得にもつながり、一方で既存のお客様とのコミュニケーションにも役立ちます。料金はかかりますが、広告を出すこともできます。積極的に利用してみましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、インターネット上で検索において指定のキーワードに合わせたページを表示させるものです。
例えば、「○○駅 整体」と検索されたときに、自院のホームページを、検索結果の目立つ位置に掲載することができます。
リスティング広告は、自院のターゲットとなるお客様が検索するキーワードだけに絞って、広告を出稿することが可能です。
そのうえ、クリックされなければ広告費が発生しない仕組みなので、費用対効果が高いのが魅力といえます。
ただし、自院のホームページのクオリティーが低いと、せっかく広告を出してアクセスを集めたとしても、来院につながらないので、リスティング広告を行う際は、ホームページの作成に、いっそう注力する必要があるでしょう。
ポータルサイトへの登録
ポータルサイトとは、ネット上における同業種のサービスを集めて掲載しているサイトのことです。整体院のポータルサイトももちろん存在します。ユーザー視点だと一括でチェックできるため、とても便利です。
掲載時にクーポンをつけることで、新規顧客の呼び込みがスムーズにいくケースはよくあります。クーポン目当てのお客様が増えてしまうデメリットもありますが、まずは認知や接触機会を増やすというならば、利用する価値があるでしょう。
うまく使えば、多くの人に知ってもらえるチャンスとなります。
チラシポスティング
ネット利用率の低い、高齢者に対して集客するうえで有効になるのが、チラシの配布やポスティングです。業者を使って行う方法もありますが、自分でチラシを作り配ることもできます。
地域も限定して集中的に配ることができ、見込み層に効果的にアプローチすることが可能、かつ費用を抑えられるのがメリットです。
チラシへの反応は1,000枚配って一人か二人が目安とのこと。
なかなか厳しい数字ですが、ゆえに受け取る人の気持ちを考える、まさにマーケティング思考が求められるわけです。
いくつか例を挙げると、透明フィルムやティッシュペーパーに入れてきれいに届くようにしてみたり、マンションだけでなく一軒家を廻ってみたり、道路事情などの交通手段に合わせて配る地域を変えてみたりと、色々とアイデアは出てきます。反響につなげるべく、工夫を重ねていくことが肝要です。
折り込み広告
新聞の折り込み広告を入れるのも有効な手段です。新聞を取る人は減ってきてはいますが、比較的余裕のある層に届く可能性も高く、案外効果のある方法といえるでしょう。
なお、ホームページを所有するならば、折り込み広告やチラシには、URLやQRコードなど、サイトに関する情報も載せておきましょう。広告を見て気になった人が、インターネット上で検索した際に有益な情報を得ることができれば、決定打となり、自院へ来てくれるかもしれません。
看板広告
街で見かける看板広告。普段何気なく歩いているときは、たとえお店が目に入っていたとしても、素通りするのがほとんど。2階、3階だとまったく気づかれないなんてことも少なくないのでは？
通行人に対して、整体院があることをしっかりと知らせるために、看板を設置することは大切です。加えて、看板に割引クーポンなどを設置しておくのもおすすめでしょう。試しに利用してみようかと思う人もある程度出てくる可能性があります。
もちろん店舗の場所や、立地によって、看板が置けない場合もありますが、設置が可能であれば検討してみてはいかがでしょうか。
>>>集客に効く看板とは？店舗の魅力を伝え、お客様を倍増させるコツを紹介
フリーペーパーへの掲載
フリーペーパーはその名の通り無料でもらえる情報誌です。
地域のお店やお得な情報が意外なほどに多く載っていることがあります。
ショッピングモールやスーパーなどでラックに入れて置いてあったり、企業などの職場などに一定数配布されたり、ポスティングされたりすることが多いでしょう。
集客のために、知名度をあげることは重要です。フリーペーパーは手軽に受け取れるため、地域の方々に知ってもらいたいときは効果的と言えます。
フリーペーパーへの掲載は、有料であることが一般的です。料金は掲載枠の大きさによって異なります。費用捻出に余裕があるのであれば、大きい掲載枠を検討したいところです。
整体院が集客対策をするときに気を付けたいこと
整体院の集客方法は、飲食店や美容院など、他の業種と比べて気を付けなくてはならない点がさまざまあります。ここでは、整体院が集客対策をするときに気を付けたいことを紹介していきます。
もし、当てはまるようなことをしている場合は、一度見直してみましょう。
広告規制
整体院が集客対策としてチラシの配布やフリーペーパーへの掲載など、広告を出稿する場合はその内容に使ってはいけない表現をしていないかしっかりと確認しましょう。内容によっては、広告規制に引っかかってしまう恐れがあります。
- 治療・治るという表現や誇大広告
- 医療行為だと思われる言葉や表現
- 景品表示法
整体院で提供するサービスは、医療類似行為にあたります。医療行為と捉えられてしまうような表現は広告で使用することはできません。広告を利用する場合は、法律違反とならないように注意しましょう。
複数の集客対策を行なう
複数の対策を同時に行うことで、自院を広く周知することができ、集客の幅や可能性が広がります。たとえ、1つの対策のみで集客が成功しているとしても、突然上手くいかなくなってしまうこともあり得るため、リスクを避けるためにも複数の集客対策を同時に行っておくとよいでしょう。
また、集客対策は、年齢や性別問わずさまざまな顧客層へアピールできるものもあれば、限られた顧客層にしかアピールできないものもあります。
複数の媒体を使って、ターゲットに沿った集客方法を組み合わせることが重要です。
効果検証を忘れない
対策によって良い結果となったのであれば、そのまま継続する。良くない結果となった場合は、なぜ期待した効果が出ていないのか、問題点を分析し、改善を行う。
このように集客が出来たか出来ていないかに関わらず、効果検証は必ず行いましょう。
効果検証をしないと、効果が出ていないものに費用をかけてしまい、広告費の垂れ流しとなる恐れがあります。また、改善することで集客効果が上がる可能性もあるため、成功率を上げるためにも重要です。
整体院の集客を成功させるために
本記事では、整体院の集客方法を紹介しました。経営を成功させるためには、自院に適した集客方法を見つけ、実行していかなくてはなりません。
しかし、整体院は接客業。こうした集客対策の実行も重要ですが、接客力の向上も忘れないようにしたいところです。
せっかく集客できても、お客様が定着しなければ新規顧客を集め続けなくてはなりません。自院を長く続けるためには、リピーターの獲得も行っていく必要があります。
また来院してもらうためにも、気持ちの良い接客を心がけましょう。
ぜひ、本記事を参考にしてみてください。
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