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SEOツールおすすめ無料・有料17選!知らないと損する主要機能と選び方のポイント

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SEO

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サイト運営やコンテンツ制作を手助けするSEOツールはたくさんありますが、一体どれを使えばいいかわからないという人も多いでしょう。種類がありすぎて、イマイチ活用できていないという人もいるはずです。

SEOツールを正しく使えば、自サイトのSEO対策がより効率的に進められるようになり、これまでよりもスピーディーに検索順位の上昇が目指せます。競合サイトに負けない強いサイト作りや、ユーザーに評価されやすいコンテンツ製作も行えますよ。

そこで、今回は無料・有料のおすすめSEOツールを目的別に紹介します。これを読めば、今すぐあなたの役に立つSEOツールがなんなのかがわかるでしょう。選び方のコツも紹介するので、SEOツールを使用する際の参考にしてみてくださいね。

SEOツールの種類と5つの主な機能

SEOツールとは、検索エンジンにおいて順位をあげる支援を行ってくれるツールです。SEOツールを使うことで、キーワード調査や競合他社の調査などが行いやすくなり、効率的なSEO対策が可能になります。

SEO対策に役立つ便利ツールは、主に以下の5種類に分けられます。

  • コンテンツSEOツール
  • 内部対策ツール
  • 外部対策ツール
  • キーワード調査・分析ツール
  • 検索順位チェックツール

上記5つのツールは、それぞれ使用する目的や用途が異なります。さっそく、SEOツールごとの特徴を紹介していきましょう。

コンテンツSEOツール

コンテンツSEOツールでは、自サイトがユーザーのニーズを満たすコンテンツになっているかどうかを調査することができます。

たとえば、上位表示されているコンテンツの要素を抽出し、自サイトと比較して足りない点を見つけたり、コンテンツ作りの参考にしたりすることができますよ。

またキーワード順位のチェックなども可能です。その結果、ユーザーのニーズを満たせているか、想定したターゲットを集客できているかなども判断できます。ほかにもサイト内でのエラーやリンク切れを発見するなど、コンテンツ作り全般に役立つ機能がそろっています。

コンテンツSEOは、検索順位を上げ、より多くのユーザーを集客するために必要なSEO対策です。コンテンツSEOツールを利用することで、サイトに訪れるユーザーを増やすための施策が明確になっていくでしょう。

>>>コンテンツSEOとは?取り組むメリットと事例に見る効果を出す対策内容

内部対策ツール

内部対策ツールは、自サイトの内部構造をチェックし、ユーザーにとって使いやすいサイトになっているかどうかの確認に特化したツールです。Googleに評価されやすいコンテンツ作りに役立ちます。

たとえば内部リンクが正しく繋がっているか、HTMLタグが適切に設定されているか、SSL化してサイトのセキュリティを強化しているかなどが判断できますよ。

これらの内部対策を行うと、Google側が「ユーザーが利用しやすいコンテンツ」と判断するため、検索順位が上がりやすくなります。反対に、内部対策を疎かにすると、Googleからの評価が得にくくなり、検索順位が下がってしまうでしょう。

サイト作り全般において、必要なSEOツールだとわかりますね。

外部対策ツール

外部対策ツールは、外部サイトからの被リンクの状況が確認できるツールです。質の良い被リンクを獲得しているかどうか、また悪質なサイトから被リンクされていないかが確認できます。

良質な被リンクが多いと、Googleはサイトのドメインを高く評価します。ドメインの評価が上がれば、1つのコンテンツだけではなくサイト全体に良い影響が現れるのです。その結果、同じドメインを使用しているサイト内全体の検索順位が上がっていくでしょう。

一方で、悪質なサイトからの被リンクを獲得していると、検索順位に悪い影響が現れ、サイト全体の順位に影響を及ぼします。だからこそGoogleに評価される良質なコンテンツ作りにおいて、外部対策は非常に重要です。

キーワード調査・分析ツール

キーワード調査・分析ツールとは、対策キーワードについて調査できるツールのことです。競合コンテンツの調査や市場全体の調査、キーワード自体の分析などに特化しています。

たとえばキーワードの詳しい検索ボリュームが調査できたり、サジェストワードの調査もまとめてできたりしますよ。検索意図の分析にも役立つため、ユーザーの悩みを的確に読み取り、求めている答えを提示できるコンテンツが作れるようになるでしょう。

また競合コンテンツのキーワードを分析すれば、自社コンテンツの弱みを見つけることもでき、SEO対策で大いに役立ちます。

キーワード調査はSEO対策において必須の行程ともいえるので、ほかのSEOツールにも機能が搭載されていることが多いです。ただしキーワード調査・分析に特化したツールのほうが、より詳細な機能を使用できるという特徴があります。

検索順位チェックツール

検索順位チェックツールとは、インターネット上でのコンテンツの検索順位が調べられるツールです。

対策キーワードに対して、現在自サイトがどれくらいの順位を獲得しているのかがわかります。その結果、自サイトの順位を上げるために今何をすべきかが明確になるでしょう。

たとえば検索順位が低かった場合、検索順位を上げるためのSEO対策を行う必要があると判断できますよね。当初の順位よりも下がったのが確認できれば、他社と比べてどんな点が劣っているのかを調査することもできます。

検索順位をチェックしなければこれらの問題に気付くことができず、コンテンツに対して最適なSEO対策を行えなくなってしまいます。SEO対策の適切な指針を立てるためにも、検索順位チェックツールは非常に重要な役割を果たすのです。

SEOツールを導入するメリットは?無料ツールで十分?

SEOツールの導入には次のようなメリットがあります。

  • 効率的なSEO対策ができる
  • 競合サイトの分析も可能になる
  • 客観的な分析ができる

SEOツールを使えば、検索順位やキーワードの変動、被リンクの状況を自動で収集できます。自力で行うよりも素早く、そして正確なSEO対策・分析が効率的に可能になるのです。

また競合サイトの分析や比較も行えるため、自サイトの弱みや強みが導き出しやすくなります。競合サイトを抑え、自サイトの検索順位を上げるために何をすべきかが明確に見えてきやすいでしょう。

そして、自サイトの現状を客観的に分析できるのも大きなメリットです。コンテンツの質が可視化されるので問題点が見つけやすく、対策もすぐに立てられます。何を解決すればいいのかがすぐにわかるのです。

なお、SEOツールには無料のものと有料のものがあります。無料のSEOツールは有料のものに比べると使える機能に制限がありますが、必要な機能は用意されているため、SEO対策に十分役立てられます。

使用している中で無料のSEOツールでは物足りない、もっと効率的にSEO対策を行いたい、と思ったら有料のSEOツールを検討してみると良いでしょう。

SEOツールの選び方・比較のポイント

SEOツールを選ぶ際は次の3点に注目してみましょう。

  • SEOツールを導入する目的を明確にする
  • 担当者が使いやすいかどうかを比較する
  • 無料で試せるかどうかを確認する

SEOツールには大きく分けて5種類あり、それぞれ使える機能や目的が異なります。そのためコンテンツ全体の質を高めたいならコンテンツSEOツール、検索順位を分析したいなら検索順位チェックツールなど、目的に合うSEOツールを選ぶようにしましょう。

そして担当者にとって使いやすいSEOツールかどうかも大事です。専門知識のある担当者なら高機能なSEOツールでも扱えるかもしれません。しかし、知識の乏しい担当者なら最低限の機能を兼ね備えた基本的なSEOツールのほうが使いやすいです。

最後に、無料プランやトライアルプランがあるかどうかも重要ですよ。どんなに口コミの良いSEOツールでも、自サイトのSEO対策に活かしきれなければ意味がありません。

自サイトや担当者との相性を判断するうえでも、無料プランやトライアルの有無はチェックするようにしましょう。

利用必須!Google公式の無料SEOツール5選

Googleは、SEO対策に役立つツールを5つ無料で提供しています。

  • Google Search Console
  • Google Analytics
  • Google keyword planner
  • PageSpeed Insights
  • Googleトレンド

さまざまなSEOツールを試す前に、まずはGoogleが提供する上記のSEOツールを利用してみましょう。SEO対策に役立つ機能が網羅されているため、利用必須と言っても過言ではありません。

さっそくそれぞれのSEOツールについて紹介します。

Google Search Console(サーチコンソール)

出典: Google Search Console

Google Search Consoleは、Google上での検索順位を監視・管理・改善することができるSEOツールです。検索順位の変動をモニタリングでき、検索頻度、検索クエリ、ユーザーがスルーする頻度などもまとめて調査できます。

そのため、どんなキーワードでユーザーが自サイトを見つけているのか、どれくらいの頻度で自サイトをクリックしているのかがわかりますよ。

またGoogleが自サイトを正しく検出し、クロールできているかどうかも確認できます。検索結果に表示されない、と悩んでいるときにも役立つツールですね。

ほかにも自サイトがGoogleからペナルティを受けていたり、セキュリティに問題が発生したりする場合に通知を送ってくれるという特徴があります。自サイトの問題に素早く対処することができるでしょう。

検索順位の改善や上昇、クリック率の増加などを行いたいときに役立ちます。

Google Analytics(アナリティクス)

出典: Google Analytics

Google Analyticsとは、自サイトにアクセスするユーザーの特徴・属性を確認できるアクセス解析ツールです。主に次のようなデータが集計できます。

  • ユーザーの使用するデバイスやOS
  • ユーザーの性別や年齢、地域
  • 新規ユーザーかリピーターか
  • どこから自サイトに訪れたか(キーワードや広告、SNSなど)
  • どのページを見てどのように行動したか
  • ページを見てどんな行動をしたか(会員登録や資料請求など)

上記のデータを集計することで、自サイトを利用するユーザーの特徴が可視化しやすくなり、明確なSEO施策が打ち出しやすくなるでしょう。

たとえば「もっとスマホに特化したコンテンツ作りを行おう」「新規ユーザーを増やす施策を行おう」など、目標が明確になるのです。目標を達成できたかどうかも判断することができますよ。

ユーザーが行動しやすいサイト作りを行い、コンテンツの質を高めたいときにおすすめのツールです。

Google keyword planner(キーワードプランナー)

出典: Google keyword planner

Google keyword plannerは、キーワードごとの月間検索数をざっくり無料で調査できる便利ツールです。キーワード選定の際に役立ちます。

たとえば「ガーデニング ベランダ」と検索すると、月間の検索ボリュームが平均「1000~1万」だと表示されます。

競合性が高いか低いかも表示してもらえますよ。今回のキーワードは「高」と表示されました。競合サイトが多いと判断できるため、検索順位は上がりにくいかもしれません。

関連するキーワードの候補も表示してくれます。「ガーデニング ベランダ」の場合は、候補として「家庭 菜園 ベランダ」「マンション ベランダ 植物 おすすめ」などが表示されました。コンテンツ作りの参考になりますね。

なお、Google keyword plannerは本来、リスティング広告の運用に役立てられるツールです。広告出稿しなければ、具体的な検索ボリュームの数値が出せないというデメリットがあります。

とはいえキーワード選定だけなら無料で使用できるので、コンテンツ作りの際には大いに役立ってくれるでしょう。

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)

出典:PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsでは、PCやスマホにおける、自サイトのページ・コンテンツ表示速度をスコアで提示してくれるSEOツールです。競合サイトの表示速度もスコア分析が可能になります。

コンテンツの表示速度は、SEOに大きく関わってきます。表示速度が遅ければ遅いほどユーザーの直帰率が高くなり、SEOに悪影響を与えてしまうからです。

なお、PageSpeed Insightsでは、以下の2つのスコア分析が行えます。

  • スクロールしなくても見える範囲の読み込み時間
  • コンテンツ全体を読み込む時間

上記の項目に問題点が見つかった場合、PageSpeed Insightsでは改善案も提示してくれます。スコアを上げるために何をすべきかが明確になるので、SEO対策がしやすいですよ。

Googleトレンド

出典: Googleトレンド

Googleトレンドは、キーワードの検索需要をチェックできるSEOツールです。リアルタイムで検索されているキーワードはもちろん、キーワード検索需要の過去の推理、過去のトレンドワードランキングなども調査できます。

そのためGoogleトレンドを使用すれば、「〇月にはこのキーワードが一番多く検索される傾向にある」「今どのキーワードが増加傾向にあるのか」なども判断できますよ。

12月に「デートスポット」というキーワードが多く検索されるとわかれば、11月に該当記事のリライトを行い、最新情報に更新しておくなどの対策を取ることも可能になります。

リアルタイムのトレンド情報は自動で取得することもできるので、トレンド記事作成を行いたいときにも役立ちますね。現在需要があるものの、まだ記事数が少ないため、すぐさま上位表示が狙えるようなキーワードも見つけやすくなるでしょう。

コンテンツSEOツールおすすめ3選

コンテンツSEOツールは、ユーザーニーズを満たす良質なコンテンツ作りに役立つツールです。新規コンテンツを作る際だけではなく、現在あるコンテンツの質を高めたいときにも役立ちます。

ここでは、以下の3つのコンテンツSEOツールを紹介します。

  • ミエルカSEO
  • tami-co
  • SEARCH WRITE

それぞれ特徴が異なるため、自サイトや担当者との相性、求める機能がそろっているかなどを比較しながら、ピッタリのSEOツールを選んでみてくださいね。

ミエルカSEO

出典:コンテンツマーケ・SEO対策ツール-ミエルカSEO

ミエルカSEOは、1,700社以上が導入しているというコンテンツSEOツールです。関連性のあるキーワードの抽出、競合他社のキーワード分析などが行えます。

中でも、AIによる検索意図の深掘りは目玉機能のひとつです。

たとえば「購買につなげたいのに、一向に成果が見られない」という悩みがあると仮定しましょう。ミエルカSEOはユーザーの検索意図をAIが分析し、現在設定しているキーワードが、そもそも購買につながるキーワードかどうかを判別してくれます。

ほかにもページ内を細かく区切り、具体的にどの文章を熟読しているのか、どのあたりで離脱しているのかなどを可視化することも可能です。UX改善にも役立てられますね。

コンサルタントによる支援、Webマーケティングが学べる学習コンテンツの配信など、SEOの知識が少ない人でも活用しやすいサービスが充実していますよ。

tami-co(タミコ)

出典:【tami-co】SEO記事の企画・構成案の作成支援ツール

tami-coは、キーワード選定・記事の作成・順位のチェックをサポートするコンテンツSEOツールです。SEO初心者でも上位表示が目指せるよう、記事作りを徹底的に支援してくれます。

具体的には、作成したタイトルの採点と修正箇所の提案、見出しに表示するおすすめキーワードの提示、さらに競合サイトの見出し抽出から、見出しに使用しているキーワードの一覧表示などが可能です。

その結果どんなキーワードを使えばサイト順位が上がるのか、競合サイトに負けない強いサイトになっていくのかなどが分析できますよ。

更に、競合サイトも含めて検索順位が変動すれば、すぐに通知が来るというのもうれしい機能のひとつです。自サイトの掲載順位を上げたいときに役立つコンテンツSEOツールですね。

SEARCH WRITE(サーチライト)

出典:SEOのプロをいつも隣に | SEARCH WRITE(サーチライト)

SEARCH WRITEは、キーワード選定から振り返り、分析・追加施策の提案までまとめてできるコンテンツSEOツールです。

コンテンツ作成の際は獲得したいキーワードを自動で抽出してくれるので、ユーザー側がキーワード選定を行う手間が大幅に軽減されます。

競合サイトの文字数や見出し、インデックス数などのデータまで自動で抽出するため、リサーチに時間をかける必要もなくなりますよ。更にタイトルや見出しをAIが自動で設計するため、構成作りの時短も叶えられるでしょう。

コンテンツ完成後は施策結果を検証できるため、問題点を素早く確認することができます。データは複数人で共有できますし、進行状況など、タスク管理ができる機能も用意されていますよ。

SEO初心者が多いチームでも、コンテンツSEO対策がスピーディーに行いやすいツールです。

内部対策ツールおすすめ2選

内部対策ツールは、自サイトの内部構造をチェックできるSEOツールです。Googleに評価されやすいサイト作りに役立ちます。

おすすめの内部対策ツールは次の2つです。

  • Screaming Frog
  • Lighthouse

どちらもSEOの知見がある程度あったほうが使用しやすいのですが、サイト内の問題点を明確に示してくれたり、細かな分析が出来たりするという特徴があります。さっそく、それぞれの内部対策ツールについて紹介します。

Screaming Frog(スクリーミングフロッグ)

出典:Screaming Frog SEO Spider Website Crawler

Screaming Frogは、URLを入力するだけでサイトの内部構造をチェックできる内部対策ツールです。ページ数の多いサイトだと情報の取得に時間がかかりますが、サイト内の構造や問題点をまとめて確認することができます。

チェックできる内容は主に、Titleタグやmetaタグなど、HTMLタグの設定漏れや内容の重複などです。エラーが出ているページも確認でき、内部リンクのみならず、外部リンクのエラーもチェックできますよ。

リダイレクト診断やXMLサイトマップの生成なども可能です。

細かな情報が抽出できるというメリットがある一方で、SEO初心者は慣れるまでに時間がかかるというデメリットもあります。とはいえ無料で使える機能も充実しているので、試しに使用感を確かめてみると良いでしょう。

Lighthouse(ライトハウス)

出典:chrome ウェブストア – Lighthouse

Lighthouseは、GoogleChromeが提供する拡張機能です。内部診断を行いたいサイト上で使用すると、以下の5つの項目においてスコアをつけてくれます。

  • Performance
  • Accessibility
  • Best Practice
  • SEO
  • Progressive Web App

Performanceは、コンテンツや画像を読み込むスピードや文字のレイアウトずれなどをチェックする項目です。Accessibilityは、すべてのユーザーが利用しやすいサイト設計になっているかを評価します。

Best Practiceというのは、HTTPSの使用状況やエラーコードについてなど、セキュリティに関わってきやすい部分を評価する項目です。そしてSEOでは、メタディスクリプションの有無や検索エンジン最適化などが実施されているかを評価してくれます。

最後のProgressive Web Appは、モバイル上での操作性が最適化されているかを評価する項目です。

無料で利用でき、なおかつ問題点がすぐにスコア表示されるので、改善すべき項目が手軽にわかりやすいというメリットがあるツールですよ。

外部対策ツールおすすめ2選

外部対策ツールは、自サイトの被リンク状況をチェックすることのできるSEOツールです。良質な被リンクを獲得できているのなら問題ありませんが、悪質な被リンクはSEO順位に影響を与えるため、一刻も早く対策を行う必要があります。

おすすめの外部対策ツールは以下の2つです。

  • Ahrefs
  • Majestic SEO

どちらも外部対策を行いたいときに使いやすいSEOツールなので、被リンクの状況を確かめたいときはぜひ利用してみましょう。さっそく、それぞれのツールについて紹介します。

Ahrefs(エイチレフス)

出典:Ahrefs – SEO Tools & Resources To Grow Your Search Traffic

Ahrefsは、自サイトの被リンクを分析するのはもちろん、競合サイトの被リンク数まで分析できる外部対策ツールです。

Ahrefsが保有しているリンクデータは、2022年6月時点でなんと26.9兆にものぼります。さらに24時間ごとに約3000万ものページをクロールしているため、悪質な被リンクがされた場合も瞬時に気付くことができ、リアルタイムで対策が行えます。

被リンクのドメインランクなども確認できるので、どれだけ良質な被リンクを獲得しているかを判断したいときに便利です。競合サイトの被リンク状況との比較も行えるため、自サイトの強みや課題を明確にしたいときにも役立ちます。

Webページからの被リンクだけではなくSNSでの評判も確認でき、どんなコンテンツがSNSで拡散されやすいのかなど、傾向を調査することも可能ですよ。

Majestic SEO(マジェスティック)

出典:SEO 被リンクチェッカーとリンク構築ツールセット | Majestic.com

Majestic SEOは、URLを入力するだけで、被リンク数や被リンク元ドメイン情報などの情報を提示してくれる外部対策ツールです。イギリスの会社が作成したSEOツールですがサポートも含めて日本語に対応しているため、英語が苦手な人でも扱いやすいですよ。

Majestic SEOでは、競合サイトとの被リンクの比較や、被リンクの質の高さ、被リンクサイトのカテゴリーなど、複数の項目が確認できます。膨大な被リンクを一括で解析できるツールも用意されていますよ。

中でも注目の項目が、Majestic SEO独自の指標である「サイテーションフロー」です。被リンクからの影響がどれほどあるのかをスコアで表示してくれるため、この先のコンテンツ作成に役立てることができるでしょう。

キーワード調査・分析ツールおすすめ3選

キーワード調査・分析ツールを使えば、対策キーワードの詳細な分析や、競合サイトが使用しているキーワードの調査、市場全体の分析まで幅広く行うことができます。

キーワードの詳しい調査を行うことで、よりユーザーニーズにマッチしたコンテンツ作りができるようになるでしょう。その結果、掲載順位の上昇にもつながっていきます。

キーワード調査・分析ツールは、以下の3つがおすすめです。

  • SEMrush
  • ラッコツール
  • aramakijake

ここでは、上記3つのSEOツールについて紹介します。

>>>『サジェストキーワード』確認ツール8選!SEOへの活用方法も解説

SEMrush(エスイーエムラッシュ)

出典:Semrush |オールインワン競合分析ツール|株式会社オロ

SEMrushは、世界1,000万人ユーザーが使用する人気SEOツールです。SEO対策・キーワード調査・競合分析・内部対策・順位計測・被リンク調査まで、幅広く対応することができます。

そんなSEMrushでは、競合サイトを細かく分析し、どんなキーワードで負けているのか、自サイトに足りないキーワードはなんなのかを調査できます。キーワードごとの難易度までチェックでき、検索意図に合わせた関連キーワードの抽出も得意です。

ほかにも競合が上位表示されているキーワードを提示するなど、競合サイトのSEO分析も行うことができます。ほかのサイトに負けないコンテンツ作りに、大いに役立ってくれるでしょう。

機能は有料ですが14日間の無料トライアルが用意されているため、まずは使用感を試してみるのがおすすめです。

ラッコツール

出典:ラッコツールズ | サクッと使えるWebツール

ラッコツールは、指定キーワードから競合サイトの見出し・タイトル・メタ情報・文字数などを抽出できるSEOツールです。指定したキーワードにおいて上位表示されている競合サイトの情報が無料で調査できるため、SEO対策の大きな指針となってくれます。

使い方も簡単です。気になるキーワードを検索ボックスに打ち込むだけですよ。たとえば「大根 レシピ」と打ち込むと、指定したキーワードのサジェストとサイトが一覧で出てきます。

「見出し抽出」を選択すれば、対策キーワード上位20サイトの見出しが抽出でき、「共起語」を選択すれば、「共起語の平均登場回数」「見出し中の共起語の出現回数」などが調査できます。

その結果、競合サイトが対策キーワードをどのように記事に取り入れ、どんなキーワード施策で上位表示を狙っているのかが判断できるでしょう。無料で利用できる機能が多いSEOツールなので、まずは利用してみるのがおすすめです。

aramakijake

出典:キーワード検索数チェックツール|無料SEOツール aramakijake.jp

aramakijakeは、キーワードの検索数を調査できるSEOツールです。対策キーワードの検索ボリュームが調査できるため、コンテンツ制作の際に役立てられます。

aramakijakeでは、「検索数予測ツール」と「競合検索数予測ツール」の2種類のツールが利用できます。

まず検索数予測ツールでは、関連語・月間推定検索数・検索順位別の月間検索アクセス予測数が調べられますよ。

たとえば「ストレッチ 簡単」で調べてみると、Googleでは月間推定5,280アクセスされているとわかり、検索1位の場合はそのうち2,233アクセス得られると予測してもらえます。また「簡単ストレッチ 本」などの関連語もまとめて表示されるのが特徴です。

続いて競合検索数予測ツールでは、入力したキーワードにおいて、競合サイトが毎月どれくらい検索・アクセスされているのかが調べられます。

対策キーワードの需要を調べたいときに役立つツールなので、どんなキーワードを使うか悩んだときに活用してみましょう。

検索順位チェックツールおすすめ2選

検索順位チェックツールは、自サイトの現在の検索順位が調査できるツールです。順位の変動がすぐにわかるため、今すべき適切なSEO対策指針を立てる際に役立ってくれるでしょう。

今回紹介するSEOツールでは競合サイトの順位変動も調べられるため、自サイトと競合サイトを比較したいときなどにも便利です。

検索順位チェックツールは、以下の2つがおすすめですよ。

  • GRC
  • BULL

ここでは、それぞれのSEOツールの特徴を解説します。

>>>検索順位チェックツール無料版6選・有料版5選!選ぶポイントも解説

GRC

出典:検索順位チェックツールGRC

GRCは、Google・Yahoo!・Blingの3つの検索エンジンで検索順位を調査できるSEOツールです。最近の順位変化から過去の変化までグラフで表示してくれるので、自サイトの順位変動の流れがわかりやすいですよ。

複数のキーワードやWebサイトを一括で調査することもできるため、競合サイトをまとめて調査したいときにも便利です。もちろん競合サイトの順位変動も追跡することができます。

また「アラート機能」が用意されており、新たな競合サイトが登場した場合、すぐ知らせてもらうことができます。順位変動が起きる前に対策が行えるので、順位低下を未然に防ぐこともできるでしょう。

GRCは基本無料で利用でき、ベーシックプランでも月額495円(税込)のため、検索順位の動向をリーズナブルにチェックしたい人におすすめです。

BULL

出典:検索順位を自動チェック!- BULL【検索順位チェックツール】

Google・Yahoo!・Blingの3つの検索エンジンでの掲載順位をチェックできるBULLは、PCとスマホの両方から順位チェックが利用できるSEOツールです。

登録した全案件のキーワードの上昇・下降が瞬時に分かるのが特徴で、複数のサイトやコンテンツの検索順位をまとめて管理することができますよ。

さらに、順位の変動がGoogleアルゴリズム変動に影響されているのかどうかまで判断ができます。影響の有無によって対策の仕方も変わってくるので、最適な指針を出したい際に役立ちますね。

行ったSEO施策はグラフにメモとして残しておけるので、検索順位の変動が起きた際、どんな施策を行ったのかが一目瞭然です。チームや複数人で管理したいときにも、情報が共有しやすくて助かります。

その他のSEOツールは?目的別おすすめツール

ここまで紹介した5種類のSEOツールのほかにも、目的にあわせて使えるSEOツールがいくつか存在します。

それぞれの簡単な特徴は以下の通りです。

SEOツール特徴
ヒートマップツールサイト内でユーザーが注目した場所や、読み終えた場所などを確認できる
競合分析ツール競合サイトの情報収集・分析に特化している
コピペチェックツール記事がほかのサイトのコピー・盗用かどうかをチェックできる

上記3つのSEOツールを使えば、サイトのSEO対策をより強化することができるでしょう。

ここではそれぞれのSEOツールの目的も含めて紹介するので、SEOツールを使用する際の参考にしてみてくださいね。

ヒートマップツール

ヒートマップツールは、サイト内でユーザーがどんな箇所に注目し、どんな部分がきっかけで離脱しているのかを可視化できるツールです。

ヒートマップツールを利用すれば、「あまり意味のないリンクの位置」「意外と読まれている文章」「具体的な離脱の理由」などがすぐにわかります。

ページ内のどこが問題なのかがわかるため、リライトの際の参考にしやすいです。やみくもにリライトする必要がないため、効率的にコンテンツの質が改善できますね。

またヒートマップツールを使い、ユーザーにとって利用しやすいコンテンツへと整えていけば、ユーザーの滞在時間が長くなるでしょう。その結果、Googleに「良質なサイト」と判断されやすくなり、掲載順位の上昇にもつながっていきますよ。

無料・有料どちらのツールもあるので、まずは無料版で使い勝手を試してみるのがおすすめです。

競合分析ツール

競合分析ツールとは、競合サイトの情報収集や分析に特化したSEOツールのことです。競合サイトのアクセス数やキーワードの検索率などが調査でき、自サイトのSEO対策に活かすことができます。

また競合サイトと自サイトの流入キーワードを比較し、自サイトに足りないキーワードを確認したり、競合サイトがまだ手を付けていないキーワードを明らかにしたりすることも可能です。

競合サイトよりも上位に表示されるコンテンツ作りを目指すなら、活用しない手はありませんね。

競合分析ツールによっては、競合サイトを利用しているユーザーの属性も細かく導き出せます。どんなユーザーがサイトを利用しているのかがわかるため、より具体的なペルソナ設定ができるようになるでしょう。

自サイトのSEO対策をより強固なものにしたいときに役立つツールのため、必要に応じて使ってみてくださいね。

コピペチェックツール

コピペチェックツールは、コンテンツの文章が競合サイトのコピー・盗用かどうかを判断できるツールです。語順や語尾を変えただけの文章なども見逃さずにチェックしてくれます。

文章のコピー&ペーストは著作権の侵害で訴えられるリスクがあり、Googleからペナルティを受ける原因にもなります。上位表示されなくなるので、どれだけSEO対策に力を入れても意味がなくなってしまうでしょう。

自分で作成したコンテンツなら盗用の心配はないかもしれませんが、外部のライターなどにコンテンツ制作を依頼した場合は必ず利用するのがおすすめです。

無料で利用できる高性能なコピペチェックツールも用意されているので、コンテンツの公開前にぜひ使うようにしましょう。

まとめ

SEOツールを活用すれば、SEO対策がより効率的に進められるようになります。自サイトの問題点がすぐに明らかにできますし、どのように改善すべきかの指針も明確にしやすいでしょう。

たとえば検索順位が下がったとき、SEOツールがあれば、その原因が競合サイトなのか、自サイトの内部対策や外部対策が原因なのか、そもそもサイト設計が問題なのかが一目瞭然です。いろんな施策を試し、原因を1つずつ潰していくという面倒な作業は必要ありません。

SEOツールにはさまざまな種類があるので、まずは「どんな目的でSEOツールを使用したいのか」を明確にしてみましょう。目的に合うSEOツールが見つかったら、無料プランやトライアルプランでさっそくお試ししてみてくださいね。

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この記事を書いた人

ささき
2019年にサングローブに中途入社。入社前は音楽業界で営業、商品開発、SNS運用などに携わっていた。現在はSEO運用サポートを経て、メディア運営・執筆に取り組んでいる。

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