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ホームページのアクセス数を増やす12の方法!人気なWebサイトにするには?

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どれほどコンテンツが充実したホームページであっても、誰にもみてもらえなければ売上や集客にはつなげられません。多くのユーザーに支持される存在を目指すうえで、ホームページのアクセス数を増やすことは、商品やサービスの質を上げることと同様に重要だといえるでしょう。

ホームページのアクセス数を増やすにはコツが必要です。

この記事では、「なかなかユーザーにコンテンツが届かない」という悩みを抱えている方に向けて、ホームページのアクセス数を増やす方法について解説します。

ホームページのアクセス数を増やすメリットは多い!

自社のサービスや商品を紹介しているホームページは、Web上の名刺である以外に集客ツールでもあります。

ホームページのアクセス数が増えると、提供している商材や企業自体を多くの人に知ってもらえます。Googleからも影響力のあるWebサイトだと認識され、検索結果の上位に表示されやすくなるでしょう。また、商材や企業の知名度が向上することにより、ユーザーからの信頼も獲得できます。

ホームページのアクセス数を増やすことは、ブランディングによい影響をもたらし、最終的には集客や売上にもつながるのです。

ホームページのアクセス数を調べる方法

これからホームページのアクセス数増加を目指すにあたって、現在のアクセス数を把握しておくことは重要です。今後の施策の効果を検証するためにも、アクセス数の分析は不可欠です。

自社ホームページのアクセス数を調べる方法

運営しているホームページのアクセス数を調べるには、基本無料の「Googleアナリティクス(GA)」というツールを活用するのがおすすめです。Googleアナリティクスを利用するには、GoogleアカウントとGoogleアナリティクスアカウントの作成に加え、Webサイトに導入する作業が必要です。

アクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスを導入することによって、期間やキーワードといったあらゆる条件を指定してのアクセス数調査や、リアルタイムのアクセス数調査が可能になります。

またアクセス数だけでなく、アクセスした人が使っている媒体がPCなのかスマートフォンなのか、ホームページまでどのような経路をたどってきたのか、ホームページにたどり着いてからどのような動きをしたのか、といった情報も収集可能です。

他社ホームページのアクセス数を調べる方法

他人が運営しているホームページのアクセス数は、先に紹介したGoogleアナリティクスを活用しても調べることができません。他社ホームページのアクセス数を調べるには専用のツールを活用しましょう。

代表的なツールに、株式会社CINCが提供する「Keywordmap」やイスラエルの企業が開発した「Similarweb」、Ahrefs社の「ahrefs」といったものがあります。価格や機能、強みがそれぞれ違うので、自社に適したものを選びましょう。

ホームページのアクセス数を増やすための施策

ホームページのアクセス数を増加させるためには、「Webの仕組み」と「ユーザーの行動パターン」を知ったうえで、掲載する内容を吟味することが大切です。

対策をせずに伝えたいことをがむしゃらに載せたり、アクセス数を重視するあまりSEO以外が疎かになったりと、比重が偏ってしまってはいけません。バランスの取れた施策こそが、アクセスされるホームページにつながるのです。

多数の競合サイトのなかから自社のホームページやWebサイトへアクセスしてもらうための施策・手法は次のとおりです。

1.視認性を高める
2.ニーズに適した良質なコンテンツを掲載する
3.ユーザーが“目的地”に辿り着きやすいようにする
4.コンテンツをこまめに更新する
5.SEO対策をしっかりと施す
6.SSLを導入する
7.スマートフォンで使いやすいつくりにする
8.オリジナリティを出す
9.SNS・広告・メルマガを活用して流入を促す
10.オフラインからの導線も用意する
11.競合のホームページを分析する
12.分析と検証をくり返す

以下でくわしく解説します。

1.視認性を高める

ユーザーは、訪れたWebサイトが自身にとって有意義か否かを短時間で判断します。それは探している情報がすぐにみつけられない場合、わずかな時間でそのサイトを離脱してしまう可能性があるということです。アクセスされるホームページをつくるには、「ユーザーファースト」を徹底しましょう。

Web上で実践できるユーザーファーストとしてまずは、「視認性を高めること」が挙げられます。視認性が高いとは「みやすい」ということ。ホームページにおいてはデザイン全般がかかわっているといえるでしょう。

文字サイズや文字間は適切か、文章に誤字脱字はないか、背景色が邪魔になっていないか、レイアウトのバランスはとれているか、画像の枚数は適度か。細かいデザインへのこだわりが視認性を高めます。

2.ニーズに適した内容を掲載する

ユーザーはWeb検索に踏み切る際、何らかの悩みを解決したいと考えています。「ニーズに適した良質なコンテンツを掲載する」とは、その悩みが解決できるホームページやWebサイトをつくるということです。

ホームページの内容は、訪問してほしいユーザーのニーズに合わせたものにしましょう。どのような層に訪問してもらいたいのか、はじめにターゲットを設定することで、求めている情報や検索しそうなキーワードが予想できるようになります。正確に把握した検索意図は、その後のサイト運用においても軸になるはずです。

あらゆる悩みを想定した場合、ページやサイト内のコンテンツを増やしていくことも大切です。情報量が増えていくたび、多くのニーズに応えられるようになるでしょう。定期的に良質なコンテンツを追加したり、容易には読み尽くせないほどのコンテンツ量を備えたりすることによって、ブックマーク(お気に入り登録)したうえでくり返し訪問してくれるユーザーも獲得できるはずです。

ユーザーの検索ワードを想定し、そのワードで検索するユーザーが抱えている悩みを分析したうえで、ニーズを満たすことができるコンテンツをホームページに掲載するようにしましょう。

3.ユーザーが“目的地”に辿り着きやすいようにする

ホームページの規模や情報量が拡大すればするほど、ユーザーは目的の情報にたどり着きにくくなります。目的を達成できない、また達成しにくいと感じたユーザーは、たとえサイトを訪問してくれたとしても、もう2度と戻ってきてくれないかもしれません。運営の目線からみれば、コンバージョンも獲得しづらくなるといえます。

ホームページのリピーターを増やすことができれば、アクセス数を効率的に増加させていくことができるでしょう。2度、3度と訪問してもらうには、ユーザーの検索ニーズを満たすことはもちろん、競合他社と比べて「目的を達成しやすい」と思ってもらうことが大切です。

目的を達成しやすくする方法としてまず挙げられるのが、メニューバーや内部リンクを適切に配置するということです。メニューバーと内部リンクはどちらも、サイトを訪れたユーザーに対して「どこにどのような情報があるのか」を伝える存在であるとともに、サイト内のあるコンテンツにワンタッチで移動させてくれるものでもあります。これらを分かりやすく適切に配置することで、ユーザーが欲しい情報に辿り着きやすくなるだけでなく、サイト内の移動にかかるストレスも軽減させることができるでしょう。後述しますが、内部リンクはSEOにもよい影響を与えます。

またページの表示速度を速くすることも、ユーザーがいち早く目的地に辿り着くための助けになるでしょう。自身のホームページの表示速度が遅いと感じた場合は、画像のサイズやフォーマットを最適化したり、ブラウザのキャッシュを活用したりして改善を試みてください。

4.コンテンツをこまめに更新する

ホームページのアクセス数を増やすためには、Webサイト自体の成長が大切です。サイト内にあるコンテンツの量や更新頻度も、Webサイトの成長に大きく寄与する要素だといえるでしょう。

コンテンツをこまめに更新することは、まずユーザーに対して「生きたWebサイト」であることを伝えるのに有効です。コンテンツが定期的に更新されるWebサイトだと分かれば、新しい情報を得たいユーザーは定期的に訪問してくれるかもしれません。一方で、コンテンツが更新されなかったり更新頻度が極端に低かったりした場合、ユーザーは何度も訪問する必要がなく、そのうち離れていってしまう可能性が高いです。

また、コンテンツを頻繁に更新することでWebサイトのページ数が増えれば、検索結果に表示される数、つまりユーザーの流入間口が増えることになります。サイト内の情報量が増えればGoogleからも有益なWebサイトと判断されるため、後述のSEOにおいても有効です。

5.SEO対策をしっかりと施す

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のこと。Webサイトの内容をGoogle(検索エンジン)に的確に伝え、正しく評価してもらうための施策です。これをサイトに施すことによって、検索結果で上位に表示される可能性が高まります。

内容もデザインもすべて同じWebサイトが2つある場合、ユーザーが訪問するのは検索結果で上位表示されたサイトでしょう。ホームページのアクセス数を増やすためにはSEO対策も不可欠です。

また近年では、「VSO(音声検索最適化)」という観点も登場しています。

※VSOについては以下の記事でくわしく解説しています。
音声検索のSEO「VSO(音声検索最適化)」とは?特徴や対策方法をくわしく解説!

Googleが重視しているE-A-Tを意識する

GoogleがWebページやサイトを評価する際、特に重要視している要素に「E-A-T」というものがあります。E-A-Tとは、Googleの『検索品質評価ガイドライン』において示されている「Webサイトの評価基準」で、

・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)

上記3つの頭文字をとって省略した呼び方です。詳細は以下のとおりです。

Expertise(専門性)

「情報が専門的かどうか」を測る評価基準です。あらゆるジャンルのコンテンツが掲載されているサイトより、1ジャンルに特化しているサイトの方が専門的と認識される傾向にあります。サイトとコンテンツのジャンルがブレないようにしたり、専門知識のある方を制作者としたりすることによって対策できるでしょう。E-A-Tのなかで最も重要な項目とされています。

Authoritativeness(権威性)

「誰が情報を発信しているか」を測る評価基準です。評価の高さには、サイト運営の期間やサイトの記事数といった長期的な要素もかかわってきます。確実に実績を積み重ねることはもちろんですが、発信者がその分野の専門家であることを明記するといった対策ができます。

Trustworthiness(信頼性)

「情報やサイトが信頼できるか」を測る評価基準です。複合的な要素によって判定されますが、対策としては、制作者やサイトの情報を充実させる、コンテンツのなかにエビデンスをしっかりと記載する、といったものが考えられます。ユーザーが不安に思う要素を削っていくイメージです。

※E-A-Tについては以下の記事でくわしく解説しています。
E-A-Tとは?SEO対策で意識したいGoogleが重視する概念

内部リンクを設置する

内部リンクとは、サイト内のコンテンツ同士をつなぐリンクです。適度に配置することによって、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなります。ユーザーの興味・関心をうまく捕らえることができれば、サイト内の関連コンテンツを「はしご」してくれることもあるでしょう。Googleも内部リンクを辿ってクロールするため、強化することで新規ページが検索結果に表示されやすくなる効果も期待できます。

※内部リンクについては以下の記事でくわしく解説しています
内部リンクとは?SEOに効果的な張り方のコツやチェックの方法

外部リンクを設置する

外部リンクとは、ある外部サイトに掲載されている自分のサイトのリンクです。その数は、Googleがサイトの評価を測る基準にされています。自サイトに向けられた外部リンクを得る主な方法としては、「他のWebサイトに掲載してもらう」「SNSでリンクを拡散してもらう」「プレスリリースを配信する」といったものが考えられます。

※外部リンクについては以下の記事でくわしく解説しています。
外部リンクとは?SEOの効果やチェックツール、アイコン・マーク作成など

パンくずリストを設置する

パンくずリストとは、サイト内における現在地を教えてくれるものです。これが表示されていることで、ユーザーは移動したいページにワンタッチで移動することができます。サイト全体の構造を理解しやすくなり、ユーザビリティの向上、また、サイト内の構造が分かりやすくなることでSEOにもよい影響が期待できます。

※パンくずリストについては以下の記事でくわしく解説しています。
パンくずリストとは? 設置のメリットと SEO 効果、構造化データの書き方

サイトテーマとキーワードの親和性を高める

自サイトのテーマと、検索結果で上位表示を狙うワードの親和性が高ければ高いほど、狙ったワードでホームページを上位表示させられる可能性も高くなります。狙いたいキーワードに合わせてサイトの内容を再検討しましょう。

タイトルとディスクリプションに気を配る

SEOにおいては、ページやコンテンツの内容はもとより、タイトルとディスクリプションも重要です。少しの工夫でアクセス数に大きな影響が出る可能性もあります。

ページタイトルは文字通り、ページのタイトルとして検索結果に表示されるものです。30文字前後にするのがよいといわれています。ディスクリプションはページの概要を100字程度にまとめたもので、タイトルと同じく検索結果に表示されるものです。Googleにページの内容を伝えるうえで非常に重要な要素とされています。

キーワードを適切に組み込んだり、文字数を調整したりとSEOに気を配ることはもちろんですが、クリックしてもらうためにはユーザーを惹きつける魅力も重要です。目に入った瞬間に「みてみたい」「読んでみたい」と思わせることを意識して、ターゲットやメリットを明確に打ち出したり、具体的な数字を組み込んだりして反応を確かめましょう。

試行錯誤して、ユーザーからもGoogleからも支持される最適解をみつけてください。

※タイトルのくわしい性質については以下の記事でくわしく解説しています。
SEOでのタイトルの付け方って?書き方の簡単テクニック

6.SSLを導入する

SSL(Secure Sockets Layer)とは、Web上の通信を暗号化して情報が漏れるのを防ぐ仕組みです。SSLを導入しているページは、URLのはじまりが「http」ではなく「https」になっています。

SSLが導入されていないホームページでは入力した個人情報が第三者に知られてしまう可能性があるため、ネットショッピングやネット銀行をはじめインターネット上で提供されるサービスが日に日に増加している現代において、ユーザーに安心感を与えるためには最優先すべき施策といえるでしょう。

SSLの導入はSEOにおいても重要な要素です。GoogleはSSL導入の有無がSEOにおいて重要であることを明言しており(参照:ランキング シグナルとしての HTTPS | Google検索セントラル ブログ)、例えばGoogle Chromeでも、SSLが導入されていないページに接続しようとするとアドレスバーに警告が表示される仕組みになっています(参照:サイトの接続が安全かどうかを確認する – Google Chrome ヘルプ)。

※SSLについては以下の記事でくわしく解説しています。
無料SSLと有料SSLを徹底比較!それぞれのメリット・デメリットは?

7.スマートフォンで使いやすいつくりにする

LINE株式会社の「インターネットの利用環境 定点調査(2021年下期)」によると、日常的に「スマホのみ」でインターネットを利用するという層は、ネット利用者の5割以上を占めています。「スマホ+PC」の層も合わせれば、スマートフォンでインターネットを利用するユーザーは9割を超えます。

またGoogleも、2021年3月に「モバイルファーストインデックス」への完全移行を発表しました。モバイルファーストインデックスとは、「インデックス登録(検索エンジンにページが認識されること)と掲載順位の決定にモバイル版(スマートフォン版)のページを使用することで、Googleのユーザー(主にモバイルユーザー)が探している情報を見つけやすくするための仕様」のこと。SEOにおいても、スマートフォン対応が重要な要素とされているのです。

これらの流れを踏まえると、いまやスマートフォンに対応していることは、ホームページの必須条件といえるでしょう。

操作しづらいWebサイトであれば、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。サイトやページの操作性やデザイン、レイアウトを検討する場合は、スマートフォンで操作する場合をベースに考えて判断するのがよいでしょう。離脱率を減らして流入機会を増やすためには必要な視点です。

※モバイルファーストインデックスについては以下の記事でくわしく解説しています。
大丈夫?モバイルファーストインデックス(MFI)の影響と対策

8.オリジナリティを出す

デザインやコンテンツが他サイトと似通っていては、ユーザーに支持されたとしてもアクセスが分散してしまう原因になりかねません。Googleもオリジナリティを尊重する傾向にあるため、「そのWebサイトでなくてはいけない理由」を付与することが、他サイトに競り勝つ理由になり得ます。

コンセプトやデザインにオリジナリティがある場合、ユーザーに対して視覚的な印象を残してくれるでしょう。自らの体験に基づく記事や動画のコンテンツも、他サイトには真似できない武器になります。よくあるサイトも適度に自分色へと染めていくことによって、そのサイトでしか満たせないニーズを持つ、より生き生きとした独自性のあるサイトに生まれ変わるのです。

一方で、オリジナリティは基礎が整っている状態ではじめて生きるものです。まずは先述してきた基本施策をおさえたうえで、さらなるステップとして活用するようにしましょう。

9.SNS・広告・メルマガを活用して流入を促す

Webサイトは基本的にプル型の媒体です。そのため新しい記事やコンテンツを投稿しても、検索結果に表示されるようになってからクリックしてくれるまで、ユーザーの行動を待つ必要があります。

ここで活用したいのが、プッシュ型の情報発信であるSNSや広告、メルマガです。

SNSはいまや、インターネットユーザーの多数が利用しているツール。ここでコンテンツの更新を知らせることで、ユーザーの流入間口を広げることができるでしょう。SNSアカウントをフォローしてもらうことができれば、リピーターの獲得にもつながります。

SNS運用がもたらすメリットを最大化するためには、アカウントの育成が肝要です。まずはプロフィールをしっかりと記載し、ターゲットとなるユーザーの投稿に「いいね」や「リツイート」、「リプライ(返信)」のアクションをしましょう。アカウントを知ってもらうきっかけになり、気になったユーザーがフォローしてくれるかもしれません。

SNS上におけるユーザーの反応を促進するのもよいでしょう。SNSへの拡散を容易にする「ソーシャルボタン」をページ内に設置したり、自社のSNS上で口コミを促進するキャンペーンをしたり、SNS運用が軌道に乗るまでは、投稿内容や時間、運用方針も含めてあらゆる手法を試してみてください。

費用がかけられる場合は広告も有効な手段です。リスティング広告で検索結果の一番上に表示させたり、リマーケティング広告でユーザーを追いかけて広告を表示したり、動画広告で自社のサービスをPRしたり、アナログ広告で紙媒体にQRコードを掲載したり、種類を使い分ければそれだけ幅広いターゲットに訴求できるでしょう。どのような層にどのようにリーチしたいのかを確定させたうえで配信方法をよく検討してください。

定期的なメルマガの配信によっても流入を促せるでしょう。低コストではじめられることも特徴です。コンテンツが更新された際やキャンペーンの際に、ホームページへの動線を掲載したメルマガを配信することで、興味を持ったユーザーによる一定のアクセスが期待できます。ユーザーのメールアドレスを獲得することが必要なので、ホームページ内にもメルマガに登録できる場所をつくっておきましょう。

10.オフラインからの導線も用意する

インターネットが広く利用されるようになった現代ですが、まだまだオフライン施策も有効です。来店から関係性がはじまった顧客をつなぎ止める効果も期待できるので、オフラインからホームページにアクセスする導線は用意しておきましょう。

イベントで配布するパンフレットやチラシ、商品購入後に渡す資料といったものに、ホームページのURL・QRコードを案内とともに掲載することで、ホームページのアクセス数はもちろん、新規顧客やリピーターを獲得するきっかけになるかもしれません。

オフライン施策はオンライン施策と比べてアクセスの難易度が上がるので、できる限りアクセスまでの流れをわかりやすく簡潔にすることを意識してください。

11.競合を分析する

検索結果の上位に表示されていたり、アクセス数が伸びていたりするホームページは、それだけユーザーの関心を集めているということです。同業他社にそのような企業があれば、理由を徹底的に分析しましょう。

SEO施策のおかげなのか、ホームページのデザインのおかげなのか、商材のおかげなのか、SNS運用のおかげなのか、分析結果によっては、すぐに自社の施策に反映させられるかもしれません。分析には「他社ホームページのアクセス数を調べる方法」で先述したツールを活用するのもおすすめです。

近い境遇で戦う競合はもっとも参考になるサンプルです。ホームページのアクセス数を増やしたいのであれば、自社のホームページばかりではなく、「自社と競合の違い」にも注目することが大切です。

12.分析と検証をくり返す

はじめからアクセス数の多いホームページは一握りです。基本的にホームページのアクセス数を増やすには、自社ホームページや他社ホームページを分析し、それをもとに考えた施策を展開・検証していくことが大切です。

分析したら、分析結果をもとに施策を考案して展開、そしてその施策の結果をまた分析する。この流れを何度もくり返すことで、徐々にユーザーの求めているものが鮮明になってきます。分析の解像度も上がり、より的確な施策を展開できるようになるでしょう。

分析をしないのはもとより、分析だけでやめても、その後の施策の展開だけでやめても意味がありません。分析と検証をセットでくり返し、ユーザーにアクセスされるホームページのかたちを焦らず模索していきましょう。

ホームページに施策を講じる際の注意点

ホームページに施策を講じる前後においては、コンテンツやアクセス数にかかわる注意点があります。これらをおさえておくことで、今後の展開を見通して施策に取り組めるかもしれません。

YMYL分野のコンテンツには注意が必要

YMYLとは、Googleの品質評価ガイドラインにおいて「人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック」と定義されています。常に検索結果の品質向上を目指すGoogleは、このYMYLにかかわっている分野において、情報の質を特に重視しています。

そのため、金銭や医療分野の情報が記載されている該当ページやトピックは、いっそう厳しい基準で内容が判断される傾向にあり、検索結果で上位に表示されるのは至難の業なのです。YMYLにかかわる内容を記載する場合は、サイトや筆者がその分野の専門家であることをしっかりと記載し、情報の信頼性が高いことをGoogleに伝えましょう。

施策の結果はすぐには出ない

先述の施策を講じたとはいえ、必ずしもすぐに成果が出るわけではありません。

Web上には多くのサイトやページが存在しています。Googleもユーザーも、リアクションを得られるまでには少なからず時間がかかると思ったほうがよいでしょう。現にGoogleは、SEO対策を講じてから結果が出るまで4ヶ月から1年かかると述べています。

施策の効果を測るうえでは、施策を講じてから最低でも「3ヶ月」程度の様子見を推奨します。

つくったばかりのホームページはアクセス数が伸びづらい

運用期間が短いホームページの場合はアクセス数が伸びづらい傾向にあります。ページを更新してもなかなかインデックスすらされず、心が折れそうになることもあるかもしれません。しかし施策を続けていれば、少なからず成果に結びつくタイミングは来ます。折れず焦らず、施策を講じ続けましょう。

ホームページのアクセス数は購入できない

ホームページのアクセス数を購入するということは基本的にできません。そのような効果を謳っているサービスは、何らかのデメリットをもたらす可能性が高いので注意しましょう。

一方で、専門知識や経験のある人にコンサルティングしてもらえるサービスは多く存在します。「自分で試行錯誤してみたけど結果が出なかった」という方や、「最初から信頼できる人にサポートしてもらいたい」という方は利用を検討してみてもよいでしょう。

PDCAを回してホームページのアクセス数を増やす

ホームページへのアクセス数を増やす方法を紹介してきました。いずれも成果が期待できるものとはいえ、ひとつの施策に固執しては思うように進まないかもしれません。なるべく多くの方法で複合的にアプローチしましょう。なかには、組み合わせの妙が思いもよらない結果をもたらすこともあります。

少し期間をおいても施策の成果が出ない場合は、別の施策を試してみましょう。PDCAを回し続けることが、ひいてはホームページの質を高め、アクセス数を増やすことにつながっていくはずです。

Webの仕組みとユーザーの行動パターンを知ることはもちろん、愚直に実行へと移す泥臭さが大切です。あなたが時間をかけてつくったWebサイトは、多くの人の目に触れてはじめて、その真価を発揮するのです。

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この記事を書いた人

滿留悠平
一男一匹の父。大学で比較文学を専攻し、論文集への掲載を経験。IT企業のシステム講師を務めたのち、ライターとしてふたたび文章の世界へ。座右の銘は「謙虚に貪欲に」。薬機法管理者。コスメ薬機法管理者。

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