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Yahoo!広告 キャンパスとは?認定資格が無料で取得できる学習コンテンツを解説!

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企業のマーケティングにおいて、Web広告の役割は年々大きくなっています。予算やターゲットに応じて柔軟に方針を定められる点がWeb広告のメリットであり、経営規模や業種を問わず、効率的に広告施策を展開する企業も増えています。

しかし、せっかくWeb上で広告を出したとしても、適切に運用できなければ成果につながりにくいでしょう。運用効率を高めるには、Web広告の種類や特性、プラットフォームの仕様について理解することが必要です。

Web広告全般に関する知識や、Yahoo!広告の運用方法を無料で学べるプログラムとして「Yahoo!広告 キャンパス」があります。この記事では、Yahoo!広告 キャンパスの概要やメリット、受講の進め方について解説していきます。

Yahoo!広告 キャンパスとは

「Yahoo!広告 キャンパス」は、Yahoo!が提供するオンラインの学習プログラムです。2022年5月から開始された新しいサービスであり、無料で「講座の受講」から「学習後の資格認定試験」までをパッケージングしていることを特徴としています。

扱う内容としては、Web広告全般に関する基本的な知識に加え、「Yahoo!広告」の専門的な情報についてもカバーしています。Web広告の種類や特徴を知ったうえで、実際にYahoo!広告を運用していく際のノウハウを学べるカリキュラムです。

主なターゲットとしては、企業の広報やWeb担当などが想定されますが、簡単な登録作業を済ませれば誰でも受講可能です。学習者は自身の都合に合わせて動画コンテンツやスライドを再生し、その後チェックテストに合格することで資格を取得できるため、学習と資格取得を1つの窓口で完結させることができます。

Yahoo!広告 キャンパスを利用するメリット

Web広告の基礎知識を体系的に学べる資格講座は数多くありますが、無料で受講から資格取得までを済ませられるものは限られています。コストをかけずに広範な内容を学習し、資格も取得できるYahoo!広告 キャンパスは、まず金銭面できわめて間口の広いプログラムだといえるでしょう。

プログラムは3つのコースから構成されているので、到達したいレベルに応じて過不足なく知識を身につけられる点もメリットです。コースごとにコンテンツが用意されており、進捗状況がわかりやすく表示されるため、自身のペースで学習計画を立てられます。

試験合格後も、資格によって自身の知識を客観的に示せるので、就職活動などの場面で有利に働くケースもあるでしょう。とくにYahoo!広告を運用している企業であれば、広告プラットフォームに最適化された知識をもつ人材を欲する可能性も高くなると考えられます。

Yahoo!広告 キャンパスはどんな人に役立つ?

Yahoo!広告 キャンパスはコストをかけることなく、かつ体系的に学習を進めていけるので、転職や部署異動に際して「Web広告についてゼロから学びたい」という個人にうってつけのプログラムだといえます。

また、すでにYahoo!広告を運用していたり、これから導入を検討したりしている企業の担当者も直接的なターゲットとなりうるでしょう。Yahoo!広告の仕組みについて詳しく知ることで、「どのような施策が効果につながるか」が見通しやすくなると考えられます。

その他、「Web広告に関して従業員間の知識のギャップをなくしたい」という企業においても、活用できる場面があるでしょう。Web広告全般の基礎知識や、クリエイティブに関するTips、広告ガイドラインなど制作・広報に役立つ知識についても学べるため、Yahoo!広告を運用していない場合にも有用なプログラムです。

Yahoo!広告 キャンパスにおける各コースの概要

Yahoo!広告 キャンパスは3つのコースから構成されており、入門編の「ベーシック」に加え、応用編として「検索広告 アドバンスト」と「ディスプレイ広告 アドバンスト」の2つが用意されています。

ベーシックではWeb広告全般についての知識を学べる一方で、応用編の2つはYahoo!広告の仕様に関する専門知識を深める面が強いといえます。目的に応じて自身に必要なコースを見きわめることが大切です。

Yahoo!広告 ベーシック認定資格

Yahoo!広告 ベーシック認定資格は、Web広告全般の基礎知識や、Yahoo!広告の基本的な仕様について学べるコースです。主な学習内容としては、広告運用にまつわる用語の理解や、Web広告の種類と特性、効果測定における指標の見方や計算方法などが挙げられます。

「ベーシック」という名前にあるとおり、3つのコースのなかでは入門編として位置づけられます。ただし、Yahoo!広告のプラットフォーム上の仕様についても一定の理解が求められるので、Web広告全般についての知識があったとしても、事前の準備なく合格することは難しいといえるでしょう。

Yahoo!広告に特化した知識を必要としていない場合には、自身の希望する内容の講座のみを受講し、試験は受験せずにおくことも1つの選択肢です。用意されているコンテンツのうち「クリエイティブの基礎」と「インターネット広告の基礎」は、広報や制作に関わる人にとって広く通用する内容を扱っていますので、「広告をゼロから学びたい」という場合にはまずこちらを受講してみるといいかもしれません。

Yahoo!広告 検索広告 アドバンスト認定資格

Yahoo!広告に関する高度な理解を要する認定資格のうち、「検索広告」に関する知識を学ぶコースです。ユーザーの検索行動に連動して表示されるタイプの広告について、さまざまな指標の見方や効果測定の方法、施策改善に向けた考え方などを学んでいきます。

検索広告一般に関して知っておきたい内容のほか、実際にYahoo!広告を運用する際のキャンペーン設定や、各種ツールの利用方法など、かなり細かな仕様についても理解が求められます。Yahoo!広告を運用していなければ理解が進みにくい箇所も多く、相当に専門性の高い内容を扱っているといえるでしょう。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告 アドバンスト認定資格

Yahoo!広告 キャンパスの応用編として位置づけられる資格のうち、「ディスプレイ広告」に関する知識を学ぶコースです。Webサイトやアプリの広告枠に表示されるディスプレイ広告について、ターゲティングから効果測定、改善提案まで、運用に必要な知識を深めていくことが目的とされています。

上述の検索広告に関する認定資格と同様、プラットフォームの仕様に関する高度な理解が求められるコースです。実際にYahoo!広告を運用しているか、導入を検討している事業者が、ディスプレイ広告を中心に施策を展開していく際に有効なプログラムといえるでしょう。

Yahoo!広告 キャンパスで学習を進める手順

実際にYahoo!広告 キャンパスに登録し、認定試験を受けるまでの流れを解説していきます。

登録

まずはYahoo!広告 キャンパス公式ページの「受講お申し込み」から外部サイトに移行し、必要事項を入力してユーザー登録を行います。

Yahoo!広告 キャンパス お申し込みフォーム

登録したアドレスにメールが送信されるので、そこに記載されたURLから初回ログインを済ませれば、登録は完了です。すぐにコンテンツの受講および資格試験の受験が可能ですので、次のステップに進みましょう。

コンテンツの受講

ログインしたら、自身の希望するコースに対応したコンテンツを受講していきます。「学習コンテンツ一覧」のメニューから、コンテンツの選択画面へと進みましょう。

学習コンテンツ一覧

プルダウンメニューからコースごとにコンテンツを絞り込めるので、該当するコースを選択してください。

学習コンテンツ内プルダウンメニュー

表示されたコンテンツから、受講したいものを選び、「実施」をクリックすれば再生が始まります。

学習コンテンツ「インターネット広告の基礎」

コンテンツを受講する順番は定められていませんが、表示順が後のコンテンツほど内容も高度になる傾向にありますので、基本的には上から順番に受講していくのが好ましいでしょう。

なお、該当コンテンツの途中で閲覧を中断しても、学習途中のコンテンツには「実施中」というラベルが表示されます。

「実施中」のラベル

一覧メニューから学習途中のコンテンツが一目でわかるので、学習を再開する際もすぐに取りかかれるでしょう。

試験

コースに対応したコンテンツの学習を終えたら、試験へと進んでいきます。試験はブラウザ上で実施でき、自身のタイミングで受験可能です。

試験を受ける際は、まずトップページに表示されているリストから、受験したいコースを選択してください。

Yahoo!広告 キャンパス試験

ページが遷移したら、コース名に間違いがないことを確認し、「実施」をクリックすると試験が開始されます。

Yahoo!広告 キャンパス「ベーシック認定資格」試験

どのコースにおいても試験は全40問であり、制限時間は50分です。いずれも正答率8割以上が合格ラインなので、32問以上正解する必要があります。

不合格になった場合でも、5回まで再受験が可能です。5回を超えた場合には、3ヶ月の待機期間ののち再度受験が可能になります。

なお、試験は対応するコンテンツの受講を済ませていなくても受験可能です。ただし、たとえ「ベーシック」のコースであっても専門的な知識が問われることがあるので、Web広告についてのノウハウをもっている場合にもひととおり受講しておくことが望ましいでしょう。

認定証の発行

試験に合格後、アンケートに回答すると認定証のロゴデータがダウンロードできます。

資格の有効期限は合格から1年間です。引き続き資格を証明する必要がある場合には、再度試験に合格する必要があります。

なお、Yahoo!広告 キャンパスのアカウントは1年半以上ログインがないと削除されてしまうので、継続する場合には注意が必要です。アカウントが消えてしまった場合には、再度新しいアカウントを作成して試験を受けなければいけません。

Yahoo!広告 キャンパスは開始されてからまだ日が浅く、リリース後も動画コンテンツの追加などが行われています。今後もコンテンツ拡充などの改善が実施されていくと予想され、さらに学習しやすいプログラムになっていくことが期待できるでしょう。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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