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広告効果測定ツールおすすめ6選!比較ポイントや導入メリットについても解説

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Web広告やTVCM、OOH(屋外広告)など、世の中にはさまざまな種類の広告が存在します。

発信力を高めるために、複数の媒体で広告を展開している企業も少なくないと思いますが、出稿する広告が多ければ多いほど、運用担当者にかかる負担も大きくなりがち……。分析に時間をかけられず、「結局どの広告が成果を出したのかわからない」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、そんな広告運用の課題解決に役立つ便利ツール「広告効果測定ツール」について解説していきます。導入するメリットや製品の比較ポイントなどを踏まえたうえで、おすすめの広告効果測定ツール6選を目的別に紹介しているので、ぜひツール選定の参考にしてみてください。

広告効果測定ツールとは

広告効果測定ツールとは、その名のとおり、広告の効果を測定し、可視化できるツールのこと。複数の広告媒体の情報を集約し、各広告の運用状況や費用対効果などをまとめて確認することができるため、運用業務の効率化に役立ちます。

広告効果測定ツールとアクセス解析ツールの違い

広告効果測定ツールと混同されがちなツールとして、「Google Analytics」をはじめとするアクセス解析ツールが挙げられますが、双方にはどのような違いがあるのでしょうか。

まず、広告効果測定ツールとは、前述のとおり、広告効果の検証に特化したツールを指します。一方、アクセス解析ツールとは、Webサイトの閲覧数や訪問者の行動履歴など、主にWebサイトに訪れたユーザーの行動や属性を計測・分析できるツールのこと。つまり、双方には、広告を評価対象とするか、Webサイトそのものを評価対象とするか、という点に違いがあります。

アクセス解析ツールを用いて広告効果を測定することも不可能ではありませんが、詳細な分析をしようとすると多大な時間と手間を要することになるため、複数の広告を運用している場合は、広告効果測定ツールの導入を検討したほうがよいでしょう。

広告効果測定ツールを導入する3つのメリット

広告効果測定ツールの導入によって得られるメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。

①複数の広告媒体を一元管理できる
②効果の高い施策を一目で把握できる
③ユーザーの動きを分析できる

1つずつ見ていきましょう。

①複数の広告媒体を一元管理できる

まず1つ目のメリットは、複数の広告媒体を1カ所で管理できる点です。

リスティング広告やアフィリエイト広告、SNS広告など、複数の広告媒体を併用していると、各媒体の運用状況や成果を確認するだけでも時間がかかってしまうと思いますが、広告効果測定ツールを導入すれば、それらを一元管理できるようになるため、それぞれの管理画面を行ったり来たりする必要がありません。

本来は別々に確認しなければならない情報を同時に確認できるようになるため、運用業務の大幅な効率化が見込めるでしょう。

②効果の高い媒体を一目で把握できる

2つ目のメリットは、各媒体の広告効果を一目で把握できる点です。

細かい仕様は製品によって異なりますが、広告効果測定ツールの多くは、各媒体の運用データを一覧で比較できるようになっているため、効果的な広告とそうでない広告を一目で把握することができます。

各所に点在しているデータを手動で集める必要もなく、自動で集約されたデータをもとに素早く状況判断できるようになるため、短期間でより効果的な施策へとブラッシュアップすることができるでしょう。

③ユーザーの動きを分析できる

3つ目のメリットは、コンバージョンに至るまでのユーザーの動きを分析できる点です。

Web広告向けのツールには、自社サイトに訪れた訪問ユーザーの動きを確認できるものがあるため、どの広告に興味を持ち、どのような経路でコンバージョンに至ったのかを詳細に分析することができます。

この分析作業によって、コンバージョンにつながったユーザーの行動パターンをつかめることができれば、より戦略的に施策を展開できるようになるでしょう。

4つの比較ポイントをチェック!広告効果測定ツールの選び方

一口に広告効果測定ツールといっても、その特徴は製品によってさまざまです。企業によって最適なツールが異なるため、以下の比較ポイントを参考に自社に合ったツールを選んでみてください。

①測定可能な項目
②操作性
③費用
④サポート体制

上から順に解説していきます。

①測定可能な項目

広告効果測定ツールは、製品によって得意とする媒体や測定可能な項目が異なります。

Web広告を得意としているものもあれば、TVCMを得意としているものもあり、1つの製品がすべての広告媒体に対応しているとは限らないため、あらかじめ評価対象としたい広告を明確にしたうえで、それを叶えられるようなツールを選択するようにしましょう。

②操作性

広告効果測定ツールを最大限活用するためには、まず導入したツールを現場に定着させる必要があります。

どれだけ多機能・高性能なツールだとしても、使い勝手が悪く、実際に操作を行う担当者に敬遠されてしまったら意味がないため、各社から資料を請求したり、無料トライアルを活用したりして、事前にしっかりと情報収集を行ったうえで、操作性に優れたツールを選ぶようにしましょう。

③費用

広告効果測定ツールは基本的に有料です。稀に無料で利用できるものもありますが、ほとんどのツールは有料製品となるため、投じた費用以上の成果を得られるかどうかをじっくり検討したうえで、導入の有無を決めるようにしましょう。

なお、広告効果測定ツールの料金体系は製品によって異なります。月々の料金が固定されている月額料金制かクリック数などによって料金が変動する従量課金制のどちらかを採用しているケースが多いですが、製品によっては独自の料金体系をとっている場合もあります。従量課金制をはじめ、支払いの上限金額が設定されていないケースも少なくないため、予算オーバーにならないよう注意しましょう。

④サポート体制

使いやすさを重視して選んだツールだとしても、導入して間もないうちは、使用方法などに関して疑問が出てくることも珍しくありません。

繰り返しになりますが、せっかく費用をかけて導入しても、現場で適切に活用されなければ、期待するほどの効果は得られないため、疑問が生じてもすぐに解決できるよう、サポート体制が充実しているツールを選ぶようにしましょう。

目的別!広告効果測定ツールおすすめ6選

ここからは、おすすめの広告効果測定ツールを6つ紹介していきます。以下の目的別にそれぞれ2製品ずつピックアップしているので、ぜひ導入の参考にしてみてください。

目的 おすすめの広告測定ツール
Web広告の効果を測定したい ・AD EBiS
・WebAntenna
TVCMの効果を測定したい ・ノバセルアナリティクス
・Madison
OOH(屋外広告)の効果を測定したい ・AdVice
・OOH ATLAS

各ツールの特徴を簡単に確認していきましょう。

Web広告の効果を測定したい

まずは、Web広告の効果測定に特化したツールを紹介します。

AD EBiS

【料金】
お問い合わせ(定額料金+従量課金制)

【特徴】
「AD EBiS」は、1万件以上の導入実績を誇る人気の広告効果測定ツールです。

広告からの流入はもちろん、自然検索(オーガニック検索)からの流入も確認できるようになっており、あらゆるWeb施策の成果および広告コストを1つの画面でまとめて管理・比較することができます。

コンバージョンに至ったユーザーの行動経路から勝ちパターンを導き出すこともできるため、効率的かつ効果的な広告運用を実現できるでしょう。

また、外部ツールとの連携に優れているのも魅力の1つ。社内システムと「AD EBiS」を連携させることで、分析の精度をさらに高めることができるでしょう。

公式サイト:AD EBiS

WebAntenna

【料金】
月額2~50万円(クリック数従量課金制)

【特徴】
「WebAntenna」は、コンバージョンに至るまでのすべての接触履歴から成果への貢献度を測る分析手法「アトリビューション分析」を得意とする広告効果測定ツールです。

コンバージョンに直接つながった広告(コンバージョンの直前に接触した広告)だけではなく、その前段階で接触した広告も含めて分析を行うため、成果を生み出している広告を正確に把握できます。

この分析を行わずに広告効果を判断してしまうと、コンバージョンに影響を与えている広告を正しく評価できず、その後の方向性を誤ってしまう恐れがあるため、アトリビューション分析ができるのは、広告を運用するうえで大きなメリットといえるでしょう。

公式サイト:WebAntenna

TVCMの効果を測定したい

続いて、TVCMに注力している企業向けの広告効果測定ツールを見ていきましょう。

ノバセルアナリティクス

【料金】
お問い合わせ

【特徴】
「ノバセルアナリティクス」では、これまで検証が難しいとされていたTVCMの投資対効果を計測することができます。

放映しているTVCMの効果を番組別・クリエイティブ別・エリア別に可視化することにより、どのような表現が視聴者に刺さるのか、どの放映枠に投資するのが効果的か、といった細かな分析ができるようになるため、無駄なく効率的に効果を生み出すことができるでしょう。

サポートも充実しており、効果分析から施策立案までを専門人材に任せられるため、TVCMに関するノウハウが少ない企業でも安心して依頼できそうです。

公式サイト:ノバセルアナリティクス

Madison

【料金】
お問い合わせ

【特徴】
「Madison」では、エリア別にTVCMの効果を測定することができます。

競合分析に長けており、競合のCM出稿状況をエリア単位で確認したり、競合が注力しているエリアを調査したり……と、自社のみならず、他社のCMも分析できるため、競合の動きを常にチェックしながら戦略的に施策を展開することができるでしょう。

なお、「Madison」では無料トライアルを用意しています。コスト負担なく、その機能や使い勝手を確認できるため、興味のある方はぜひ問い合わせてはいかがでしょうか。

公式サイト:Madison

OOH(屋外広告)の効果を測定したい

最後に、OOH(屋外広告)の効果測定を得意とするツールを紹介します。

AdVice

【料金】
無料(広告の掲載費・施工費は5万円~)

【特徴】
「AdVice」では、広告プランの立案から広告の注文、設置後の効果測定まで、OOH(屋外広告)の運用をこれ1つで完結できます。

最適な広告プランを自動で導き出せたり、複雑な注文をオンラインでサクッと済ませられたり……と、手軽に効果的な施策を展開できる仕組みになっているため、OOH(屋外広告)を初めて導入する企業でも大きな戸惑いなく広告を出稿することができそうです。

公式サイト:AdVice

OOH ATLAS

【料金】
お問い合わせ

【特徴】
「OOH ATLAS」では、スマートフォンの位置情報データを活用してOOH(屋外広告)の効果測定を行うことができます。

これまで、OOH(屋外広告)は、TVCMと同様に効果測定が難しい媒体といわれていましたが、「OOH ATLAS」では、GPSデータをもとに屋外広告と接触した人数を計測することにより、全国各地に設置された屋外広告の効果測定を可能にしました。

会員登録(無料)することで一部のデータを閲覧できるため、OOH(屋外広告)を設置している、もしくは設置を検討している場合は、1度確認してみてはいかがでしょうか。

公式サイト:OOH ATLAS

広告効果測定ツールを導入して効果的な運用を

広告の効果を最大限に高めるためには、定期的な見直しと改善が欠かせません。

ただ、広告の効果を適切に把握するのはそう簡単なことではなく、分析の精度によっては方向性を誤ってしまうこともあります。特に、Web広告は流入経路が多岐にわたるため、間接効果を見落としてしまうことも珍しくありません。改善施策を講じたはずなのに、なぜか成果が落ちてしまったなんて経験をしたことのある方も少なくないでしょう。

また、冒頭でも触れたように、複数の広告を併用している場合は、管理で手一杯になってしまうケースも多いです。運用担当者の中には、広告の効果を高めたいとは思っているものの、そのほかの業務に追われて分析作業に注力できないという方もいるのではないでしょうか。

そんなときに活用したいのが、広告効果測定ツールです。導入にあたって費用はかかりますが、運用業務の大幅な効率化が見込まれるため、浮いた時間を分析作業に充てることができます。分析をサポートしてくれる機能を搭載しているツールも多く、自力でやるよりも高精度な分析を短期間でできる可能性が高いため、高速でPDCAを回しながら、正しい方向へと施策をブラッシュアップしていけるはずです。

ただ、必ずしも広告効果測定ツールを導入すればよいとは限りません。お伝えしてきたように、複数の広告を展開している場合は、高いコストパフォーマンスを期待できますが、運用している広告が少ない場合は、そこまで効果が期待できない可能性もあるため、本当に導入すべきかどうか、自社の状況を踏まえたうえで、客観的に判断するようにしましょう。

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この記事を書いた人

ながた
編集プロダクションで旅行ガイドブックの取材・制作に携わった後、Webライターの道へ。お酒と激辛料理をこよなく愛するインドア派。シーズン中はもっぱら野球観戦。

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