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クリエイター向けノートアプリ「Milanote(ミラノート)」の使い方を徹底解説!

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まっさらな紙に文字を書いたり、付箋を貼り付けたりするような感覚で、白いボード上にさまざまな形式のアイテムを配置できるオンラインノートアプリ「Milanote(ミラノート)」。思考を整理したり、アイデアを出し合ったり、タスクを管理したり。個人利用はもちろん、チーム単位の業務に役立てることができます。

具体的にどのような機能が搭載されているのか、本記事ではMilanoteの基本機能とその使い方を1つずつ丁寧に紹介していきます。

Milanote(ミラノート)とは?

「Milanote(ミラノート)」は、思考やアイデアを視覚的に整理できるオンラインノートアプリです。テキスト入力はもちろん、画像や動画、音声、Office系ファイルなど多種多様な形式のファイルをアップロードできるようになっており、必要な情報を1か所に集約させることができます。

また、コメントや共有機能などチーム利用に役立つ機能も満載。リアルタイムでの共同編集にも対応しているので、メンバー間で密にコミュニケーションをとりながら、スムーズに業務を進めることができます。

Milanote(ミラノート)の料金プラン

Milanoteには、以下3種類の料金プランと、50人以上の組織を対象とした「Enterprise」プランが用意されています。

プラン名 Free Pay per person Upgrade your team
料金 無料 月払いの場合:$9.99/月
年払いの場合:$12.5/月
10人以内の場合:$49/月
50人以内の場合:$99/月
メモ・画像・リンク 100個まで 無制限 無制限
ファイルの
アップロード数
10個まで 無制限 無制限
ボードの共有 無制限 無制限 無制限

個人利用の場合は、無料プランの「Free」と個人利用向けの有料プラン「Pay per person」のどちらかを選ぶことになります。上表からもわかるように、「Free」プランの場合は追加できるコンテンツの数やファイルのアップロード数に制限がかけられていますが、作成したデータはWordやPDFなど複数の形式でダウンロードできるようになっているため、こまめな保管が苦にならなければ、無料の範囲内でも問題なく利用できるでしょう。

チーム利用の場合は、人数によって最適なプランが異なります。少人数であれば「Free」プランの範囲内に収まるかもしれませんが、内容によってはあっという間に上限に達してしまう可能性があるため、使用頻度が高い場合は、有料プランへのアップグレードを検討したほうがよいかもしれません。

Milanote(ミラノート)の使い方

ここからは、Milanoteの基本的な使い方を解説していきます。

次の順に操作手順を確認していきましょう。

Step1.アカウントを作成する
Step2.ボードを作成する
Step3.コンテンツを追加する
Step4.ボードを共有する
Step5.ボードをエクスポートする

なお、Milanoteはマルチデバイスに対応しており、Webブラウザのほかに、デスクトップアプリ(WindowsMac)とモバイルアプリ(AndroidiPhoneiPad)が用意されています。使用する端末によって画面が異なるため、本記事で紹介するWebブラウザ以外の方法を用いる場合は、それぞれの端末に応じた方法で操作を行ってください。

Step1.アカウントを作成する

まずは、Milanoteのアカウントを作成しましょう。

今回は無料で使える「Free」プランの登録手順を紹介していきます。

(1)Milanoteの公式サイトで「Sign up for free」をクリックする。

(2)「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力し、「I agree to the Milanote terms and privacy policy」にチェックを入れたうえで「Submit」をクリックする。

※「Google」または「Apple」アカウントで登録することも可能です。

(3)「Welcome to Milanote」の画面で職種を選択し、「Continue」をクリックする。

※「Skip this」をクリックして設問を飛ばすことも可能です。

(4)メインボードが表示されたら登録完了です。

Step2.ボードを作成する

Milanoteは、1つのボードの下に複数のボードを作成して、階層構造で情報を整理できるようになっています。初期画面として表示されるメインボードを「デスクトップ」、新規ボードを「フォルダ」のように見立てることにより、PCでファイル管理を行うような感覚でデータを整理していけるので、まずはメインボードの中に新規ボードを作成していきましょう。

(1)左側のツールバーから「Board」アイコンをドラッグ&ドロップし、ボード名を入力する。

(2)作成されたボードをダブルクリックすると、そのボードの画面が表示されます。

なお、アイコンの色やデザインを変えたい場合は、以下の手順で変更することが可能です。

(1)作成したボードをクリックする。

(2)ボード専用のツールバーに切り替わり、色とアイコンを変更できるようになります。

Step3.コンテンツを追加する

ボードを作成できたら、コンテンツを追加していきましょう。

ちなみに、Milanoteは以下のような画面構成になっており、大半の機能は左側のツールバーからアイコンをドラッグ&ドロップして挿入するスタイルになります。

具体的にどのような操作が必要なのか、各コンテンツの使い方を1つずつ見ていきましょう。

Note

「Note」は、メモや付箋のように文字を入力できる機能です。プレーンテキストだけでなく、見出しや引用符、箇条書き、ナンバリングなどの文字装飾も充実しています。

(1)左側のツールバーから「Note」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)テキストを入力し、必要に応じて文字を装飾してください。

なお、「Note」は文字だけでなく、背景色を変えることも可能です。カード全体を塗りつぶす「Background」と、カードの上部のみを色付けする「Top strip」の2種類のスタイルが用意されているので、好みや用途に応じて使い分けてみてください。

Link

「Link」は、記事や動画、音声、地図など、インターネット上のさまざまなコンテンツをMilanote上に挿入できる機能です。プレビュー画像や説明とともに表示させることができるので、コンテンツの内容を一目で把握することができます。

(1)左側のツールバーから「Link」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)URLを入力して「Enter」キーを押下してください。

ちなみに、「Link」カードは「背景色(Top strip)」「プレビュー画像」「ディスクリプション」「URL」の4つの要素で成り立っており、それぞれ表示/非表示を選べるようになっています。下の画像のように、組み合わせによって表示スタイルを変更することができるため、状況に合わせて形式を変えてみてください。

なお、プレビュー画像とディスクリプションは自分で編集することも可能です。それぞれ、変更手順も確認しておきましょう。

プレビュー画像を変更したい場合

(1)リンクカードの上に置き換えたい画像をドラッグし、黒い枠線が表示されるまで待つ。
(2)黒い枠線が表示された状態でドロップすると、画像が置き換わります。

ディスクリプションを変更したい場合

(1)ディスクリプションの上でクリックする。
(2)左側のツールバーが切り替わり、テキストを編集できるようになります。

To-Do

「To-Do」は、チェックリストを作成できる機能です。スケジュールを設定したり、担当者へタスクを割り当てたりすることもできるので、ビジネスシーンで大いに役立つでしょう。

(1)左側のツールバーから「To-Do」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)タスク名を入力する。

(3)背景色(Top strip)とタイトルを設定する。

(4)スケジュールを設定する。

(5)チーム利用の場合は、担当者へタスクを割り当てることも可能です。

Line

「Line」では、直線・曲線・点線・矢印など、さまざまなスタイルの線を描画できます。複数のコンテンツを紐づけたり、特定の場所を指し示したり、ラベルを追加したり…と、自由度高く編集できるので、幅広い用途に活用できるでしょう。

操作方法は次の通りです。

(1)左側のツールバーから「Line」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)作成した線を選択するとツールバーが切り替わり、スタイルを変更できるようになります。

なお、複数のコンテンツを紐づけたい場合は、以下2通りの方法で設定することが可能です。

方法①ツールバーから作成した矢印の始点と終点を目的の位置まで移動する
方法②カードから矢印を引き出す

線を曲げたい場合は、矢印の中心にあるマーカーをドラッグしてください。

Column

「Column」は、コンテンツをまとめてグループ化できる機能です。さまざまな形式のファイルを集約できるので、ボード上をすっきり整理させることができます。「To-Do」と組み合わせて、カンバンボード形式でタスク管理を行うのもおすすめです。

(1)左側のツールバーから「Column」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)タイトルと背景色(Top strip)を設定する。

(3)ドラッグ&ドロップでカードを移動できます。

Comment

「Comment」では、「@」+「ユーザー名」を入力することで、特定のユーザーへメッセージを送ることができます。コメントに対する返信を送ることもできるので、チーム作業を効率よく進めることができるでしょう。

(1)左側のツールバーから「Column」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)テキストを入力し、「Send」をクリックする。

(3)必要に応じて背景色(Top strip)と表示形式を変更してください。

ちなみに、表示形式で「Collapse」をオンにすると、下の画像のようにコメントの表示が省略されます。色を変更することもできるので、あらかじめメンバーごとに色を決めておけば、誰が送信したメッセージかを一目で把握できるでしょう。

Sketch

「Sketch」は、カード内で手書き入力できる機能です。マウスやタッチパッドでは少し書きづらいので、この機能を利用する際はスマートフォンやタブレットなどを使用したほうがよいかもしれません。

(1)左側のツールバーから「Sketch」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)カードをダブルクリックする。

(3)描き終わったら「Save」をクリックしてください。

Color

「Color」は、色見本を作成できる機能です。

(1)左側のツールバーから「Color」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)ツールバーの「Color」をクリックし、色を変更する。

(3)表示形式とキャプションの有無を選択してください。

Document

「Document」では、カード内に文書を作成することができます。

(1)左側のツールバーから「Dcument」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)カードをダブルクリックする。

(3)テキストを入力する。

(4)背景色と表示形式(+キャプションの有無)を変更してください。

なお、作成したカードは、PDF、Word、Markdown、プレーン テキストの計4種類の形式でダウンロードすることが可能です。

Audio

「Audio」は、音声ファイルを挿入できる機能です。

(1)左側のツールバーから「 Audio」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)「Spotify」または「SoundCloud」の音楽URLを入力し、「Enter」キーを押下すると音声ファイルが挿入されます。

なお、音声ファイルはドラッグ&ドロップで挿入することも可能です。

Map

「Map」では、ボード上に地図を挿入することができます。

(1)左側のツールバーから「Map」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)「Google Map」の共有リンクを入力し、「Enter」キーを押下すると地図が挿入されます。

Video

「Video」は、動画ファイルを挿入できる機能です。リンク先に移動することなく、Milanote上で動画を閲覧できるので、効率的に作業を進められるでしょう。

(1)左側のツールバーから「Video」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)「YouTube」または「Vimeo」の動画URLを入力し、「Enter」キーを押下すると動画ファイルが挿入されます。

Heading

「Heading」では、見出しを手軽に作成できます。1つ目に紹介した「Note」と機能はほぼ同じですが、こちらはデフォルト設定が見出し用になっているため、文字サイズを調整したり、背景を透過したり、といった余計な手間がかかりません。

(1)左側のツールバーから「Heading」アイコンをドラッグ&ドロップする。

(2)テキストを入力し、必要に応じて文字を装飾してください。

Add image

「Add image」は、画像を挿入できる機能です。

(1)左側のツールバーで「Add image」をクリックする。

(2)おすすめ画像の中から好きな画像を選択するか、挿入したい画像をアップロードし、ボード上へドラッグ&ドロップする。

(3)挿入した画像をダブルクリックすると、編集画面が表示されます。

なお、画像をアップロードする場合は、ドラッグ&ドロップで直接挿入することも可能です。

Upload

「Upload」では、多種多様なファイルをアップロードすることができます。

(1)左側のツールバーで「Upload」をクリックする。

(2)「Upload a file or image」をクリックする。

(3)挿入したいファイルを選択し、「開く」をクリックする。

(4)「Unsorted」の欄に挿入されるので、ボード上へファイルを移動してください。

Draw

「Draw」は、ボード上に手書き入力ができる機能です。紙のノートや物理的なホワイトボードを扱うのと同じような感覚で文字や図を書き込むことができます。

(1)左側のツールバーで「Draw」をクリックする。

(2)描き終わったら「Save」をクリックしてください。

Trash

ボード上に追加したコンテンツを削除したい場合は、当該コンテンツを選択し、ツールバーの「Trash」へドラッグ&ドロップしてください。

Step4.ボードを共有する

続いて、ボードを共有する方法を紹介していきます。「招待メールを送信する方法」と「共有リンクを送信する方法」の2通りの手段が用意されているので、状況に応じて使い分けてみてください。

招待メールを送信する場合

(1)画面右上の「Share」をクリックする。

(2)「invite editors vita email」の項目で共有相手のメールアドレスを入力し、「Send invite」をクリックすると招待メールが送信されます。

共有リンクを送信する場合

(1)画面右上の「Share」をクリックする。

(2)「invite editors with a link」をオンにする。

(3)「Copy link」をクリックし、メールやチャットなどで共有相手に送信してください。

なお、編集者を制限したい場合は、「Enable read-only link」をオンにし、各種設定を行ったうえで読み取り専用のリンクを送信してください。

Step5.ボードをエクスポートする

作成したボードは以下6つの形式でダウンロードすることができます。

・PDF standard(small file size)
・PDF high quality(large file size)
・PNG image
・Word document
・Markdown
・Plain text

特に無料版の場合は、100コンテンツまでしか作成できないため、定期的にエクスポートしておくと安心です。

(1)画面右上の「Export」をクリックする。

(2)ファイル形式を選択するとダウンロードが始まります。

個人でも!チームでも!Milanote(ミラノート)をビジネスに活用しよう

今回は、自由度の高さが魅力のクリエイター向けノートアプリ「Milanote」の使い方を紹介してきました。現時点(2022年8月時点)では日本語に対応しておらず、編集画面が英語表記のみなので、初めはやや難しく感じるかもしれませんが、簡単なマウス操作のみで作業を進められるため、初心者でも比較的スムーズに使いこなせます。無料版もあり、コストをかけることなく、その使用感を試すことができるので、興味のある方はぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

ながた
編集プロダクションで旅行ガイドブックの取材・制作に携わった後、Webライターの道へ。お酒と激辛料理をこよなく愛するインドア派。シーズン中はもっぱら野球観戦。

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