最先端のWebマーケティングを発信するメディア

最先端のWebマーケティングを発信するメディア

ローカルSEOとは?MEOとの違い・具体的な対策のやり方を解説

最終更新日:

SEO

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

「ローカルSEOって自分のお店にも必要なの?」
「ローカルSEOとMEO対策は違うの?」
と疑問に思ったことはありませんか。

近年では、多くのお客様がお店選びをインターネット検索から始めるようになっています。

どれだけ魅力的なお店でも、検索結果に表示されなければ、お客様の目に触れることはありません。特に地域密着型のビジネスにとっては、検索で見つけてもらうことが集客の第一歩となります。

この記事では、ローカルSEOとMEOとの違い、対策すべき業種、さらに集客につながる具体的な対策方法をわかりやすく解説します。地域での集客を強化したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ローカルSEOとは?

ローカルSEOとは?の画像

ローカルSEOとは、特定の地域に関連する店舗やサービスを、Google検索などで上位に表示させることを目指す施策です。

たとえば「大阪市 美容院」や「新宿駅 歯医者」といった「地域名+サービス」や「駅名+サービス」のローカルキーワードで検索された際に、自店舗の情報が検索結果の上位に表示されれば、地域の見込み客からの来店や問い合わせにつながる可能性が高まります。

近年では、スマートフォンの普及により「近くのカフェ」「駅前 居酒屋」といったローカル検索が増加しており、地域密着型のビジネスにとってますます重要な集客施策です。

また、ローカルキーワードの検索結果には、ユーザーの所在地も影響します。Google検索セントラルでは次のように説明されています。

関連性は、ユーザーの所在地、言語、デバイス(パソコンまたはスマートフォン)などの情報を含め、数多くの要素によって決まります。
引用元:Google 検索の仕組み

ここでは、通常のSEOやMEO対策との違いについて、わかりやすく解説していきます。

ローカルSEOと通常SEOとの違い

ローカルSEOと通常SEOとの違いの説明画像

ローカルSEOは通常のSEO施策の中に存在しているイメージです。

通常のSEO(Search Engine Optimization)は、全国や広範囲のユーザーを対象に、Googleなどの検索結果で自社サイトの表示順位を上げるための施策に対して、ローカルSEOは「地域名+キーワード」や「駅名+サービス」などの検索に特化し、特定地域にいるユーザーを効率的に集客するための戦略になります。

通常SEOとローカルSEOの違いについては、以下の表をご覧ください。

ローカルSEO 通常のSEO
対象エリア 特定地域(市区町村・駅周辺など) 全国・広域エリア
目的 近隣のユーザーの来店・問い合わせの獲得 広範囲のユーザーの流入と問い合わせの獲得
検索キーワード 地域を含むキーワード
(例:「新宿駅 歯科」「渋谷 カフェ」など)
一般的なキーワード
(例:「HP制作 依頼」「〇〇 おすすめ」など)

ローカルSEO対策は、SEO対策の中で地域集客に特化した施策であり、地元に根ざしたビジネスと相性が良いのが特徴です。

通常のSEOの手法を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

ローカルSEOとMEOとの違い

ローカルSEOとMEOとの違いの説明画像

MEOとは「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略で、Googleマップ上で自社の情報を上位表示を目指すための施策です。

ローカルSEOとMEOは特定地域に対する集客対策という点では同じですが、厳密には異なるアプローチを含んでいます。

MEOとローカルSEOの違いについては、以下の表をご覧ください。

ローカルSEO MEO
対象エリア 主に検索結果(特定地域) 主にGoogleマップ
表示場所 検索結果ページ
(オーガニック検索・ローカルパック)
Googleマップ、ローカルパック
対策対象 Webサイト Googleビジネスプロフィール
主な施策 NAP整備、ローカルキーワードSEO、被リンク、ローカルコンテンツの発信など Googleビジネスプロフィール最適化、口コミ管理、写真投稿
ユーザーの行動 検索結果からWebサイトに流入 マップから店舗にナビ・電話など

ローカルSEOは「Webサイト」、MEOは「Googleビジネスプロフィール」と対策するプラットフォームこそ異なりますが、地域集客を成功させるにはこの両輪が不可欠です。

実はGoogleの評価システム上、Webサイトの強さがマップ順位に影響を与えるなど、両者は密接に関係しています。そのため「どちらか一方」ではなく、双方を連携させて取り組むことが、地域集客を最大化する近道となります。

ローカルSEOをやるべき業種

ローカルSEOをやるべき業種の画像

ローカルSEOは、「来店型店舗」もしくは「地域密着型」のサービスで効果が期待できます。以下の業種はローカルSEOを実施すべきです。

  • 飲食店(レストラン、カフェ、居酒屋など)
  • 美容室・エステサロン
  • 接骨院・整体・治療院
  • 歯科
  • 外壁塗装・リフォーム業
  • フィットネスジム・パーソナルジム
  • 教室(学習塾・英会話教室・音楽教室など)
  • 士業(税理士・弁護士等)
  • 不動産業
  • 学習塾・スクール
  • ホテル・旅館
  • 小売店(アパレル・雑貨・書店など)
  • サービス業(クリーニング・修理店など)

このように、「実店舗がある」「サービスの提供エリアが限定されている」サービスほど、ローカルSEOの対策が集客力の向上につながりやすいです。

ローカルSEOの主な表示の種類

ローカルSEOの主な表示の種類

ローカルSEOでは、主に「オーガニック検索」と呼ばれるGoogleなどの検索結果に表示されます。

同じ地域集客を強化するMEO対策で表示を目指す「ローカルパック」や、ローカルSEOとMEOも含めた内容から自社情報を表示する「ナレッジパネル」も合わせて解説します。

オーガニック検索

オーガニック検索の表示例

ローカルSEOでは、特定地域を含めたオーガニック検索結果に表示されることが非常に重要です。なぜなら、多くのユーザーはローカルパックだけでなく、オーガニック検索結果も併せて確認する傾向があるためです。

オーガニック検索でのローカル表示を強化するには、以下のような対策が効果的です。

  • 地域キーワードの最適化をする
  • 地域特化コンテンツを作成する
  • 地域メディアに掲載される
  • モバイル対応にする

Webサイトのページタイトルやメタディスクリプション等のメタタグに地域名を含めることで、検索エンジンとユーザーの両方に「地域密着型の情報」であることが伝わりやすくなります。

また、地元メディアや地域ブログで自社サイトが紹介されることは、ローカルの被リンクとしてGoogleの評価向上につながります。さらに、モバイル対応のWebサイト設計(レスポンシブデザインページ速度の改善など)も、ユーザー体験の向上のために必要です。

これらの対策を総合的に取り入れることで、地域性を検索エンジンに正しく伝えると同時に、ユーザーにとって価値ある情報提供が可能になり、オーガニック検索での上位表示につながります。

ローカルパック

ローカルパックの表示例

ローカルパックとは、Googleで「地域名+サービス」などのローカルキーワードを検索した際に、検索結果の上部に表示される地図付きの店舗情報のことです。

ローカルパックは、通常の検索結果よりも目立つ位置に表示されるため、ユーザーの視線を集めやすく、店舗の存在を早く認知してもらえるのが特徴です。また、クリックや電話、ルート検索など、具体的なアクションを直接促す導線となるため、特に地域密着型ビジネスにおいて非常に高い効果が期待できます。

筆者の経験でもローカルパックに掲載されることで集客につながる確率が高くなるので、実店舗の集客を強化するうえで重要なポイントといえるでしょう。

ローカルパックに表示される方法

ローカルパックに表示されるためには、ローカル検索結果のランキングの仕組みを理解することが大切です。Googleは、以下の3つの要素によって検索順位を決定しています。

  • 関連性 Relevance
  • 距離 Distance
  • 知名度 Prominence

つまり、検索キーワードとの関連性を高め、所在地情報を正しく示し、露出を増やして知名度を向上させることが、ローカル検索で上位表示されるためのポイントになります。

MEO対策で上位表示することがローカルパック表示につながるため、詳細は以下の記事をご参照ください。

ナレッジパネル

ナレッジパネルの表示例

ナレッジパネルとは、特定の店舗名やブランド名で検索された際に、検索結果に大きく表示される情報パネルのことです。

このパネルには、住所・電話番号・営業時間などの基本情報に加えて、写真、口コミ、混雑する時間帯、Webサイトへのリンクなどが表示され、ユーザーがその店舗やサービスを総合的に把握するための手助けになります。

ナレッジパネルは、Web上に公開されている情報をもとにGoogleが自動的に生成するものであり、あらかじめ編集可能な管理画面等が用意されているわけではありません。そのため、正確な情報がWeb上に掲載されていることが、ユーザーからの信頼獲得にもつながります。

参照:ナレッジパネルについて

ナレッジパネルに表示される方法

ナレッジパネルに表示されるためには、Googleに「信頼性の高いビジネス」と認識してもらうための情報発信と各種サイト等との連携が欠かせません。

主な対策は以下の通りです。

  • 公式サイトとGoogleビジネスプロフィールを連携する
  • 構造化データの設定をする
  • Wikipediaや業界サイトで紹介される
  • ブランド名の統一と一貫性ある情報発信をする

Googleビジネスプロフィールと自社サイトを連携し、双方で「店舗名・住所・電話番号」などの情報を完全に一致させることが、信頼性向上の第一歩です。特にWebサイト側でNAP情報を「構造化データ」としてマークアップすれば、Googleがビジネス情報をより正確に理解でき、検索結果への反映精度も高まります。

さらに、SNSや他媒体を含め、Web上のあらゆる場所でブランド名や表記を統一し、情報の一貫性を保つことが、Googleに「確かなブランド」として認識されるための重要なポイントです。

顧客を支援させていただいている経験上、ローカル集客をしている中小企業では、Googleビジネスプロフィールがある方が表示されやすい傾向があります。

ローカルSEOのメリットと重要性

ローカルSEOのメリットと重要性の画像

ローカルSEOは、来店型の店舗や地域密着型サービスにおいて、集客を強化するために非常に重要な施策です。

特に地域名や駅名と組み合わせた検索が多い業種では、ローカルSEOへの取り組みが集客数や売上に直結します。

ここでは、これらのローカルSEOのメリットと重要性についてくわしく解説していきます。

見込み客を効率的に集客できる

ローカルSEOの大きなメリットは、地域でサービスや商品を探している見込み客に効率的にアプローチできる点です。

たとえば「池袋 整体」「梅田 美容院」など地域名と業種名で検索するユーザーは、そのエリアでサービスを利用する意欲が高く、来店・問い合わせに繋がりやすい見込み客です。ローカルSEO対策を実施して、Google検索で上位表示されることで、こうした顕在層に継続的に情報を届けられます。

効率的に地域の見込み客を獲得できる点は、ローカルSEOに取り組む大きな価値といえます。

競合が少なく上位表示のチャンスがある

ローカルSEOは、全国規模のSEO対策と比較して競合が少なく、検索結果で上位表示を目指しやすいのが特徴です。

「整体院 SEO」などの全国キーワードは大手メディアが強く参入しており上位を狙うのは困難ですが、「〇〇市 整体院」「〇〇駅 整体院」のような地域名を含むキーワードは競合が限られています。

そのため、中小規模の店舗や地域密着型の事業者でも、適切なローカルSEO対策を実施することで、上位表示のチャンスをつかみやすくなります。

競合が少ない市場で早めに上位表示を獲得できれば、地域での認知度が高まり、安定した集客へとつなげられるのがローカルSEOの魅力です。

費用対効果の高い集客施策である

ローカルSEOは、広告費をかけずに継続的な集客が可能なため、費用対効果が高い集客施策として注目されています。

リスティング広告などの広告出稿を止めるとすぐに集客も止まってしまいますが、ローカルSEOで検索上位を獲得できれば、広告費をかけ続けなくても自然検索経由で地域の見込み客からのアクセスを期待できます。

中長期的に地域集客の基盤を作れる施策であり、安定した集客ルートを構築したい店舗・事業者には最適な集客手法といえます。

ローカルSEOの具体的なやり方

ローカルSEOの具体的なやり方の画像

ローカルSEO対策を実践する際、「なんとなく進める」だけでは、期待通りの効果が得られないことがあります。しっかりとした戦略と手順に基づいて進めることが、成果を出すためには不可欠です。

以下のような取り組みが効果的になります。

  • ・Googleビジネスプロフィールを最適化する
  • ・NAP情報を統一する
  • ・積極的に口コミを集める
  • ・地域の他サイトで紹介してもらう
  • ・適切なローカルキーワードを選ぶ
  • ・地域に合わせたコンテンツを発信する

ここでは、ローカルSEOの具体的な進め方をわかりやすく解説していきます。

Googleビジネスプロフィールを最適化する

Googleビジネスプロフィールの最適化はMEO対策の施策ですが、ローカルSEOにおいても重要なポイントになります。MEOで上位表示されることが会社の信頼性向上につながり、ローカルSEOでも上位表示される可能性が高くなります。

以下の項目は意識して実施しましょう。

意識するポイント 詳細
正確な情報を掲載する 店名、住所、電話番号、営業時間、WebサイトURLなど
適切なカテゴリを選択する メインカテゴリ、サブカテゴリを設定
高品質な写真の投稿する 店舗外観、内装、商品、スタッフなどを撮影した鮮明な写真を定期的に投稿
商品・サービスの登録する 提供している商品やサービスの情報を詳細に記載
Q&A項目を活用する よくある質問とその回答を事前に用意して投稿

Googleビジネスプロフィールは、単に作成するだけではなく、定期的な更新と管理が不可欠です。最新情報を更新し、顧客からの質問にも迅速に対応することで、信頼性を高め、効果的に活用することができます。

実際に適切なカテゴリ設定と写真と商品を充実させることで、クリック率が向上した事例もあります。

NAP情報を統一する

ローカルSEOを効果的に進めるためには、NAP情報の統一が重要です。NAP情報とは、Name(店舗名)、Address(住所)、Phone(電話番号)のことで、Googleビジネスプロフィールや自社Webサイトなど、さまざまな媒体で一貫していることが信頼性の向上につながります。

たとえば、住所の表記で「1-1-1」と「1丁目1番1号」や、建物名やフロア情報の表記で「5階」と「5F」などの違いも統一することが理想です。

これらの細かな違いが原因で、検索エンジンが異なる情報として扱うことがあります。Googleのアルゴリズムは進化していますが、情報を正確に認識させるためには、あらゆる場所で統一した表記を使用することが効果的です。

口コミを集めて返信する

口コミを積極的に集めて丁寧に返信することは、Googleビジネスプロフィールで行うのでMEOでの評価を上げる施策ですが、ローカルSEOにも効果的です。

Googleビジネスプロフィールでの「口コミ数」と「高評価」は、Googleから「ユーザーに有益な店舗」と評価され、検索順位の上位表示に影響を与える要素です。同時に、これらはユーザーがお店選びをする際の決定打ともなるため、戦略的な収集が求められます。

具体的には、会計時の声掛けや卓上へのQRコード設置など、お客様がストレスなく投稿できる仕組みを整えることが大切です。さらに、寄せられた口コミすべてに返信しましょう。特にネガティブな意見に対して誠実に改善策を提示することは、逆に店舗の信頼性を高める好機となります。

ただし、レビュー投稿を条件とした金品の提供や、自作自演の虚偽投稿はGoogleのガイドラインで厳しく禁止されています。ペナルティを避けるためにも、必ずルールを遵守した健全な運用を心がけましょう。

地域の他サイトで紹介してもらう

地域の他サイトで自店舗やサービスを紹介してもらうことで、地域内での評価を高める効果があります。ローカルSEOにおいて「地域で信頼されている」「実際に存在している」と認識されることは非常に重要です。

具体的には、以下の方法が効果的です。

  • 地域専門メディアに掲載してもらう
  • 地域イベントに参加・協賛し、紹介してもらう
  • 商工会や業界団体に加入し、紹介してもらう
  • 地元企業とコラボし、相互に紹介し合う
  • 地域貢献活動に参加し、地元メディアに取り上げてもらう

このように、他サイトやポータル、地域メディアなどで店舗情報が言及されることをサイテーション(Citation)と呼びます。

重要なのは、関連性の高い地域サイトからリンクをもらうことです。人工的なリンク構築はペナルティの対象になるリスクがあるため、注意してください。

あくまで、地域住民に自分の店舗や会社を知ってもらいたい、そして地域に貢献したいという気持ちを大切にしましょう。

適切なローカルキーワードを選ぶ

ローカルSEOでは、適切なローカルキーワードを選ぶことが非常に重要です。効果的なローカルキーワードの選定は、ターゲット地域の顧客にアプローチするためのポイントになります。

ローカルSEOでは、以下のようなキーワードが効果的です。

キーワードの選び方 具体例
地域名+サービス名 「渋谷区 歯医者」「新宿 美容院」など
地域名+具体的なサービス 「横浜市 インプラント治療」「金沢 着物レンタル」など
地域の通称や略称を含める 「六本木ヒルズ周辺 カフェ」「お台場 ラーメン」など
地域特有のニーズを反映した
キーワード
「京都 着物レンタル」「札幌 雪対策 サービス」など

キーワードリサーチツールを活用して、実際の検索ボリュームを確認しながら選ぶことをおすすめします。また、音声検索の利用が増加しているため、自然な言い回しを考慮したキーワードも選ぶとよいでしょう。

地域集客という点では、MEO対策キーワードの選び方とも関連性があるので以下の記事も参考にしてください。

地域に合わせたコンテンツを発信する

地域に合わせたコンテンツを発信することは、ローカルSEOにおいて効果的な施策の一つです。地域住民とのつながりが深まり、Googleから「地域に根ざしたサービス」と認識される可能性が高まります。

以下のような発信が効果的です。

発信するコンテンツ 具体例
地域の情報を発信する 地域の特徴やイベント情報など
地域ユーザーの声を紹介する 地域顧客の成功事例など
地域に特化したFAQを掲載する 駅からの距離、駐車場の有無など

コンテンツは単発ではなく、定期的に更新することが重要です。これによりサイトの鮮度が保たれ、検索エンジンからの評価向上が期待できます。

地域の方が「本当に知りたい情報」を提供することを意識しましょう。

ローカルSEOを成功させるコツと注意点

ローカルSEOを成功させるコツと注意点

ローカルSEO対策を成功させるためには、正しいやり方のコツと注意点を理解することが欠かせません。ローカルSEOは一度対策すれば終わりではなく、地域の見込み客に選ばれ続けるための継続的な運用が求められます。

ここでは、ローカルSEOを成功へ導くためのコツと注意点についてくわしく解説します。

継続して正しい情報を発信する

ローカルSEOでは、一度対策して終わりではなく、継続的な取り組みが欠かせません。定期的な情報発信や最新情報への更新を行うことで、コンテンツの鮮度が保たれ、Googleやユーザーからの信頼性が高まります。

最新の情報が「1年前の内容」などになってしまうと、ユーザーから「今も営業しているのか?」と不安を持たれる可能性が高くなります。

常に最新かつ正確な情報を発信し続けることが、ローカルSEOでの長期的な成功につながるでしょう。

最新アルゴリズムに対応する

Googleの検索アルゴリズムは常に進化しているため、ローカルSEO対策を進める上でも、最新の動向を把握しておくことが重要です。

以下のような内容を理解しておくことも求められます。

特に地域ビジネスにおいては、ローカルSEOと関連性が高いMEO対策に影響があるGoogleビジネスプロフィールの仕様変更にも注意を払うべきです。

たとえば、2022年には「Google マイビジネス」が「Googleビジネスプロフィール」に名称変更され、管理方法も大きく変わりました。こうした変更は予告なしに行われることもあるため、常に最新情報を確認し、即時対応できる体制を整えておくことが大切です。

また、レビューの信頼性やスパム対策の強化にも注目が集まっており、Googleのガイドラインに沿った誠実な運用が求められます。

ユーザーの検索行動やエンゲージメントデータも検索順位に影響を与える可能性があるため、ユーザー体験全体を意識した対策が今後ますます重要になるでしょう。

ローカルSEOにも影響を与えるMEOのアルゴリズムについて知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

やってはいけないNG施策

ローカルSEOを進める上では、相互に影響し合うMEO対策も含め、やってはいけないNG施策を正しく理解しておくことが重要です。

以下の内容はやらないようにしましょう。

やってはいけないNG施策 具体的な内容
偽の口コミを投稿する 自作自演の口コミや、他者へ依頼して虚偽の口コミを投稿
不自然なキーワードの詰め込み 不自然に地域名やキーワードを詰め込んだコンテンツ作成
虚偽住所を登録する 実際に営業していない場所をGoogleビジネスプロフィールに登録
競合へ悪質な口コミをする 競合店舗に対して意図的に悪い口コミを投稿
隠しテキストを使用する ユーザーには見えないが検索エンジンには認識されるテキストの使用
複数のGBPプロフィールを作成する 同一ビジネスに対して複数のプロフィールを作成
リンクを購入する リンクの人為的な交換や購入

ローカルSEOと相互に影響し合うMEO対策も含めて、知らないうちに検索評価を下げてしまう行為をしているケースがあります。 

ここでは代表的な失敗例と、その回避方法を解説します。

口コミの購入

外部サービスを利用して不自然な口コミを大量に購入すると、一時的に評価が高まるように見えるものの、Googleは機械学習を用いて不自然なパターンを検出しています。

虚偽レビューや大量投稿はガイドライン違反にあたり、むしろ評価を下げるリスクがあります。  口コミは「実際に来店した顧客に依頼する」ことが最も安全で効果的です。

たとえば、会計後にQRコードで口コミ投稿を促したり、アフターフォローのメールでお願いするなど、自然な流れで依頼する方法がおすすめです。

参照:禁止および制限されているコンテンツ

NAP情報の不一致

ローカルSEOの基本は「NAP情報(Name:店舗名、Address:住所、Phone:電話番号)の統一」です。  

しかし、公式サイト・Googleビジネスプロフィール・ポータルサイト・SNSなどで微妙に異なる表記があると、Googleがどの情報を正しいと判断するか不明確になり、検索評価が下がる要因になります。  

NAP情報は「公式サイトを基準」に統一することが重要です。  Googleビジネスプロフィール、SNS、ポータルサイト、さらにはチラシやパンフレットまで、すべて同じ表記になるよう徹底管理しましょう。

ローカルSEO対策に役立つ無料&有料ツール

ローカルSEOに役立つ無料&有料ツール

ローカルSEO対策を効率的かつ効果的に実践するには、適切なツールの活用が不可欠です。

無料ツールから有料ツールまで多岐にわたる選択肢を上手く活用することで、作業効率を高めるだけでなく、施策の質や成果の最大化にもつながります。

ここでは、ローカルSEOと相互に影響を与えるMEO対策を含めて、運用に役立つ無料ツールと有料ツールをそれぞれご紹介します。

無料で使えるツール

無料で使えるツールは、Googleが提供している重要ツールから小規模な店舗やツールを試してみたい事業者に向いているものが存在します。

各ツールとそれぞれの特徴をまとめたので、参考にしてください。

ツール名 特徴
Googleビジネスプロフィール
(旧Googleマイビジネス)
Googleマップに店舗や会社の情報を表示できる。
口コミ・写真・投稿機能などでアピール可能。
Googleキーワードプランナー 検索キーワードのボリュームを調べる。
Googleサーチコンソール 自社Webサイトの表示状況や検索キーワードごとの表示回数・クリック数、検索順位、ページごとのパフォーマンスなどを確認できる。
Google アナリティクス(GA4) 自社Webサイトに訪問したユーザーの行動を分析できる。
Googleマップ検索順位チェッカー Googleマップ上で自社ビジネスがどの位置で検索結果に表示されているかを調べる。

まずは無料から始めたい方は、これらのツールから活用していくことがよいでしょう。

有料で使えるツール

有料で提供されているツールには、ローカルSEOでの順位計測やMEO対策での分析機能がついているものがあります。

代表的なツールと特徴をまとめました。

ツール名 特徴
Rank Tracker 自社サイトだけでなく競合サイトの順位を調査できる。
日次、週次、月次の順位をグラフ化できる。
MEO Dashboard byGMO Googleビジネスプロフィールの運用効率化を支援する専用ツール。
キーワードやエリア単位での表示順位チェック、口コミの返信機能や投稿予約、複数店舗の一括管理ができる。
MEOチェキ 任意の地点やキーワードごとのGoogleマップ検索順位を可視化できる。
Googleビジネスプロフィールの投稿予約や分析、口コミ管理や競合分析ができる。

有料のツールは機能が充実していることが多く、より細かい分析からの施策実行が可能になります。自社の店舗数や予算に合わせてツールを選んでみてください。

検索順位チェックツールやMEOツールをよりくわしく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

ローカルSEO対策での成功事例を紹介

ローカルSEO対策での成功事例を紹介の画像

ローカルSEOは正しく取り組むことで、実際に地域での検索上位表示と集客アップにつながる施策です。

ここでは、具体的なローカルSEO対策の事例を紹介します。自店舗に置き換えてイメージしながら参考にしてください。

【パーソナルジム】新規予約数2.5倍、店舗の売上は3倍

岐阜県で「パーソナルジム × 接骨院」を運営する REJUV FITNESS様では、ホームページのリニューアルとローカルSEO・MEO対策を実施した結果、目に見える成果が得られました。

取り組み前は新規予約が月20件前後にとどまっていましたが、実施後は月45件程度まで増加。新規予約数は約2.5倍に伸び、店舗全体の売上も以前の約100万円から300万円近くまで成長しました。特にGoogle検索やGoogleマップからの流入が強化されたことで、オンライン経由の予約比率が7割を超え、主要な集客チャネルへと変化しました。

代表の高瀬様からは「デザイン性の高いホームページと、検索で見つけてもらえる仕組みが整ったことで、お客様の信頼を得やすくなった」との声をいただいています。当社の施策により、地域内での認知拡大と予約数の増加が相乗効果を生み出すことに成功しました。

出典:REJUV FITNESS 様 | サングローブ株式会社

【エステサロン】上位表示からの集客に成功

滋賀県彦根市のエステサロンでは、ローカルSEOとMEO対策に注力することで新規顧客の増加に成功しました。

Googleビジネスプロフィールに定期的に最新の施術事例やキャンペーン情報を投稿し、来店されたお客様からの口コミを集めて返信対応を徹底した結果、口コミの評価と件数が増加しました。

それにより、Googleマップ上での表示順位が向上し、「地域名+エステサロン」の検索でローカルパックおよび検索結果の上位に表示されるようになりました。

また、自社Webサイトでも地域名を入れたコンテンツ発信を継続したことで検索流入が増加し、結果として新規来店数が3倍になり、リピーターの獲得にも繋がりました。

ローカルSEOのよくある質問

ローカルSEOのよくある質問の画像

ローカルSEOを検討する際に、多くの方が抱く疑問をまとめました。公式情報や経験した知見を踏まえて解説します。

ローカルSEOは無料でできますか?

ローカルSEOは基本的に無料で始められますが、競合の多さや目指す成果によっては、予算をかける検討も必要です。

たとえばWebサイトの場合、無料ツールで自作することも可能ですが、「地域名+サービス名」の検索で競合に勝ち、ユーザーに選ばれるサイトにするには、プロへの制作依頼やローカルSEO対策への投資が効果的です。

まずは自社の目標と予算に合わせて、どこまで内製するかを検討しましょう。

ローカルSEOとMEOはどちらを優先すべきですか?

業種によって優先度が変わります。

来店型ビジネス(飲食店・美容院・整体院など)は MEO(Googleマップ上での上位表示) が集客効果につながりやすいです。

一方、サービスエリアが広い業種(リフォーム会社・士業など)は ローカルSEO(オーガニック検索対策) の比重が大きくなります。

最適なのは、どちらかだけではなく「両方を連動させる」ことです。

ローカルSEOの効果はどれくらいで出ますか?

目安としては 3〜6か月程度 で成果を感じるケースが多いです。

ただし、エリアの競合状況や口コミ数、情報の整備度合いによって変動します。特に競争が激しい都市部では1年単位の継続が必要な場合もあります。

地域SEOとは何ですか?

地域SEOとは、特定の地域(エリア)に絞った検索キーワードで、自社のWebサイトや店舗情報を上位表示させる施策のことです。

具体的には、「新宿 居酒屋」「大阪 美容室」のような「地名+業種」での検索や、現在地周辺の店舗検索などが対象となります。

一般的に言われる「ローカルSEO」と同じ意味と考えて問題ありません。

まとめ|ローカルSEOで地域集客を加速させよう

まとめ|ローカルSEOで地域集客を加速させようの画像

ローカルSEOは、地域内でのWeb集客を最大化するための施策です。関連性があるMEO対策とは、手法として「Web」と「マップ」のアプローチに違いはありますが、ユーザーにとってはどちらも重要なお店選びの情報源です。これらを両輪で回すことが、地域集客を加速させる最短ルートとなります。

検索意図を満たす地域コンテンツの発信や、正確なNAP情報の維持、誠実な口コミ対応など、本記事で紹介した施策を一つずつ実践してください。

地道な積み重ねこそがGoogleからの信頼を高め、競合他社が容易には真似できない強力な集客資産となります。まずは現状の課題を見極め、できることから対策を始めましょう。

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

この記事を書いた人

しのはら
2019年サングローブ株式会社に入社。累計300社以上のSEO・MEO・Web広告での集客支援と自社メディア運営に従事。現場での支援実績と自社メディア運営の知見を活かし、机上の空論ではない「成果が出る生きたノウハウ」をお届けします。
【保有資格】
SEO検定1級 / ウェブ解析士 / Googleアナリティクス認定資格

UPDATE 更新情報

  • ALL
  • ARTICLE
  • MOVIE
  • FEATURE
  • DOCUMENT