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人気急上昇中のメモアプリ「UpNote」の使い方を料金やメリットとともに解説!

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思いついたことを手軽に書き留められるメモアプリ。

PCやスマホに搭載されているシンプルなものから、メモ帳としての枠を超えてタスク管理やプレゼン資料の作成などにも使える多機能なものまで、世の中にはさまざまなアプリが存在します。日常的に何かしらのメモアプリを使用している人も多いと思いますが、中には「なんとなく使い勝手が悪い…」と新しいアプリを探している方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、乗り換え候補の1つとしておすすめの「UpNote」というメモアプリを紹介します。料金や機能などの基本情報から具体的な使い方まで、その魅力や特徴をたっぷりお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

Evernoteと徹底比較!UpNoteの料金プラン&機能

まずは、UpNoteの概要から確認していきましょう。

UpNoteとは


UpNoteとは、無料で使えるメモアプリです。

シンプルながら実用的な機能が豊富に搭載されており、クラウド型メモアプリの先駆け的存在として今なお高い人気を誇る「Evernote」に匹敵するツールとして、ここ数年で急速に注目を集めています。

具体的にどのような特徴があるのか、Evernoteと比較しながら確認していきましょう。

料金プラン

まず、料金プランから見ていきます。

UpNote Evernote※
無料プラン
有料プラン ¥100/月
または
¥4,000(買い切り)
PERSONAL:¥1,100/月
PROFESSIONAL:¥1,550/月
EVERNOTE TEAMS:¥2,100(ユーザ/月)
※有料プランは月払いの場合の金額

上表からもわかるように、UpNoteとEvernoteはどちらも無料プランが用意されているため、基本的にはコスト負担なく利用できます。

有料プランで比較してみると、UpNoteはサブスクリプション契約もしくは買い切り(永続ライセンスの購入)のどちらかから選べるのが特徴的です。サブスクリプション契約の場合は月額100円、買い切りでも¥4,000円なので、比較的リーズナブルな価格設定といえるでしょう。

一方、Evernoteはすべての有料プランがサブスクリプション契約となり、上位プランになるにつれて同期できる端末数や使える機能が拡張される仕組みになっています。搭載されている機能が多い分、月々の料金もそれなりにかかるため、料金だけで比較するとUpNoteの方がお得に見えるかもしれません。

基本機能

次に、基本機能を比較してみましょう。

UpNote Evernote
テキスト入力
手書き入力
音声入力 ×
画像の挿入
動画の挿入 ×
ファイル添付 △(無料プランは不可)
表の作成 △(無料プランは不可)
チェックボックス
整理機能
Webクリッピング機能
マルチデバイス対応

これ以外にもアプリ特有の機能が搭載されていますが、基本機能だけを見るとUpNoteよりもEvernoteの方が機能が充実していることがわかりますね。

メモアプリの選定基準は目的によって変わってくるため、一概にどちらが良いとは言えませんが、UpNoteは比較的テキスト入力に特化しているため、多種多様なファイルを一元管理したい場合はEvernoteの方が向いているかもしれません。

UpNoteを利用する3つのメリット

では、UpNoteを利用することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

主なメリットとして、次の3つが挙げられます。

①画面がシンプルで見やすい
②マルチデバイスに対応している
③ライティングに便利な機能が充実している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①画面がシンプルで見やすい

メモアプリを比較・検討するうえでは、操作性の良し悪しが重要なポイントになります。

その点、UpNoteは直感的に操作できるシンプルでわかりやすいUIになっているため、初心者でも大きな戸惑いなく使いこなせる可能性が高いです。EvernoteのUIにも似ているため、現Evernoteユーザーもスムーズに移行できるでしょう。

②マルチデバイスに対応している

メモアプリの中には、PCもしくはスマホのみ対応というものも少なくありませんが、UpNoteはデスクトップアプリとモバイルアプリの両方が用意されているため、複数の端末で利用できます。

同じアカウントでログインすればデバイス間で自動的にノートが同期されるうえに、同期できる端末数に上限も設けられていないため、自宅・職場・外出先など場所を問わずどこからでも最新のデータにアクセスすることができるでしょう。

③ライティングに便利な機能が充実している

UpNoteの特徴の1つとして、ライターやブロガーにうれしい機能が充実しているという点も挙げられます。実際に使ってみて特に便利だったのが、以下の4つです。

・見出し(H1~H6)の設定が可能
・引用やコードブロックなどの形式でテキストを装飾できる
・文字数カウント機能が搭載されている
・目次が自動作成される

この手のアプリでは見かけることの少ない文字数カウントや目次の自動作成機能も搭載されているため、ブログ記事の下書き用としても十分に使えるでしょう。

UpNoteの基本的な使い方をWindowsの画面を例に解説!

では早速、UpNoteの使い方を確認していきましょう。

まずは、基本的な操作方法を次の順に解説していきます。

step1.アカウントを作成する
step2.新規ノートブックを作成する
step3.新規ノートを作成する
step4.各種設定を変更する

なお、今回はWindows(Windows 10)の画面を例に使用しています。MAC(MacOS)やモバイルアプリ(iPhone・iPadAndroid)を利用する場合は、画面レイアウトが異なる可能性があるため、利用端末に応じた方法で操作してみてください。

step1.アカウントを作成する。

まず初めに、UpNoteのアカウントを作成しておきましょう。

(1)アプリをダウンロードし、「はじめる」をクリックする。

(2)画面右上の「歯車」アイコンをクリックする。

(3)「今すぐ登録する」をクリックする。

(4)メールとパスワードを入力し、利用規約およびプライバシーポリシーを確認したうえで「登録する」をクリックする。

(5)再度ホーム画面が表示されれば、設定完了です。

step2.新規ノートブックを作成する

次に、ノートブックを作成していきます。

ちなみに、UpNoteにおける「ノートブック」とは、複数のノートをカテゴリごとにグループ化できる機能です。フォルダのように階層構造で整理できるようになっており、数が増えてきても管理しやすくなっています。

(1)「ノートブック」の右端にある「+」をクリックする。

(2)ノートブックの名前とブックカバーを設定し、「新規」をクリックする。

(3)「ノートブック」の下に新規ノートブックが追加されます。

なお、階層をつけてノートブックを作成したい場合は、次の手順で作成してください。

(1)親ノートブックにカーソルを合わせて3点リーダーをクリックし、「新しいノートブック」を選択する。

(2)ノートブックの名前とブックカバーを設定し、「新規」をクリックする。

(3)第2階層に新規ノートブックが作成されます。

step3.新規ノートを作成する

ノートブックが作成されたら、新規ノートを作成していきましょう。

(1)ノートブックを選択し、「新しいノート」をクリックする。

(2)選択したノートブックの中に、新しいノートが作成されます。

ちなみに、エディター画面は以下のような構成になっています。

step4.各種設定を変更する

最後に、デフォルト設定の変更方法を紹介します。

もちろん、初期設定のままでも問題ありませんが、UpNoteでは次の4項目が変更できるようになっているので、使いやすいようにカスタマイズしてみてください。

・テーマ
・一般設定
・エディター
・バックアップ

なお、これらの設定は、画面右上の「歯車」アイコンから変更することが可能です。

では、1つずつ簡単に解説していきます。

テーマ

「テーマ」では、アプリ全体の色を変更できます。

背景色は「光(ライトモード)」と「闇(ダークモード)」の計2種類から選択できるようになっており、「システム」を選ぶと利用端末と同様の設定が適用されます。

背景色の下に表示されている色は、サイドバーのラベル名やアイコンの色などに使用されているアクセントカラーです。計8色用意されていますが、無料版の場合は上段左端の2色しか利用できないため、ご注意ください。

一般設定

「一般設定」では、サイドバーやエディター画面などの表示形式をカスタマイズできます。

各項目の変更内容は、以下の通りです。

各メモ帳でメモ数を表示する

ノートブックに保管されているノートの数をカウントしてくれる機能です。これをオンにしておくと、サイドバーに並んでいる各ラベルの右横に保管ノートの数が表示されます。

集中モードで新しいメモを作成

集中モードとは、サイドバーが非表示になり、エディター画面のみが表示されている状態を指します。これを適用しておくと、新規ノートを作成した際に自動で集中モードの状態になるため、作業スペースを広く取りたい人におすすめです。

リストの簡略表示

その名の通り、リスト表示を簡略化したいときに便利な設定です。通常は、タイトル・本文1行目・更新時間(または作成時間)が3行にわたって表示されていますが、簡略表示をオンにしておくと、タイトル(1行)のみの表示になります。

メモの並べ替え

ノートの並び順に関する設定です。ドラッグ&ドロップで好きなように並べ替えできる「カスタム」や「更新日(昇順・降順)」など、複数の設定が用意されています。

サイドバーでアイテムを並べ替える

こちらは、サイドバーの並び順に関する設定です。順序を手動で変更できる「カスタム」または、アルファベットの昇順・降順から選ぶことができます。

ノートタイムスタンプの表示

ノートタイムスタンプは、リストに表示される時間です。「なし」「更新日時」「作成日時」の3種類から選択することができます。

エディター

「エディター」では、デフォルトのフォントやフォントサイズ、行間、段落の間隔など、エディター画面における各種設定を変更できます。好みによって最適なスタイルが変わってくるので、実際に設定しながら、ベストな形を探し出してみてください。

バックアップ

「バックアップ」では、バックアップの頻度や最大バックアップ数などを設定できます。必要なデータを誤ってゴミ箱から削除してしまった場合も、バックアップが残っていれば復元できる可能性があるので、重要なノートの欠落が見つかった場合は、ここでバックアップの復元を行ってみてください。

知って得する!UpNoteの便利機能7選

続いて、知っておくと便利な機能を7つ紹介します。

・Webクリッパー
・Keep-Window-on-Top
・クイックアクセス
・ピン
・フィルター
・タグ
・内部リンク

どれも無料プランで利用できるものなので、ぜひ活用してみてください。

Webクリッパー

「Webクリッパー」は、閲覧中のWebページを丸ごとUpNote内に保存できるブラウザ拡張機能です。

ブックマーク機能のようにURLを保存するのではなく、web上にあるコンテンツ(テキストや画像データなど)をそのままUpNoteのノートとして保存できるため、元のページが削除された後でもデータを手元に残すことができます。取得したデータは検索対象にも含まれるため、気になるページをUpNote上で一元管理しておけば、情報収集を効率化させることができるでしょう。

では、使い方を解説していきます。

(1)UpNoteの公式サイトにアクセスし、「Web Clipper Extensions」をインストールする。

(2)閲覧中のページで「UpNote」アイコンをクリックし、「UpNoteを開く」を選択する。

(3)UpNoteが開き、「未分類」に該当ページのデータが保存されます。

Keep-Window-on-Top

「Keep-Window-on-Top」は、UpNoteをデスクトップの最前面に固定表示させる機能です。

複数のアプリを起動していると、どちらかをクリックするたびにウインドウの表示順序が切り替わってしまいますが、この機能を活用するとUpNoteが常に画面手前に表示されるようになるため、ほかのウインドウに隠される心配がありません。いちいち表示を切り替えるという煩わしさから解放されるため、メモを見ながらの作業が快適になるでしょう。

なお、この機能を利用したい場合は、画面右上のウインドウが2つ重なったようなデザインのアイコンをクリックするだけでOKです。

クイックアクセス

「クイックアクセス」は、閲覧・編集頻度の高いノートをサイドバーに固定できる機能です。

各ノートの上部に表示されている「星」アイコンをクリックすると、サイドバーの「クイックアクセス」ラベルの下に表示されます。ノートブックを経由したり、検索したりする手間が省かれるので、業務の効率化が図れるでしょう。

ピン

「ピン」は、リストの上部にノートを固定できる機能です。

各リストの1番わかりやすい位置に表示されるため、クイックアクセスに入れるほどではないけれど、すぐ使える場所に置いておきたい、というノートが出てきたときに便利な機能といえるでしょう。

フィルター

「フィルター」は一定の基準に基づいてノートを抽出する機能です。以下4つのフィルターが用意されており、初期設定では「やる事」と「未分類」がすでに追加されています。

やる事 「やる事」には、未完了のToDoリストを含むノートが表示されています。チェックリストのチェックが1つでも抜けていると自動で抽出されるため、ここを確認しておけばタスクの抜け漏れを防げるでしょう。
今日 「今日」には、毎日その日に更新したノートが一覧表示されます。
単語を含むメモ 特定の単語を含むノートを集約できる項目です。例えば、「UpNote」という単語を設定しておくと、「UpNote」という文字を含むノートがすべて表示されます。
未分類 どのノートブックにも属していないノートが表示されます。Webクリッパーで保存したデータもここに蓄積されていくため、不要なノートが溜まりすぎないよう、定期的に整理しておくとよいでしょう。

なお、フィルターを追加したい場合は、次の手順で作成してください。

(1)「全てのメモ」にカーソルを合わせ、3点リーダーをクリックする。

(2)「フィルタノート」をクリックする。

(3)プルダウンから該当のフィルタを選択し、「フィルタの作成」をクリックすると追加されます。

タグ

「タグ」もノートを整理する機能の1つです。

ノートの任意の場所に「#○○」とハッシュマークの後に単語を入力すると、新たなタグが作成される仕様になっており、作成されたタグはサイドバーの「タグ」ラベルの下に追加されます。同様のタグを含むノートを一覧表示できるため、ノートブックをまたぐようなジャンルで分類したいときに役立つでしょう。

内部リンク

「内部リンク」は、ノート間の移動を効率化するための機能です。ノート単位でリンクを生成し、そのリンクをほかのノートに貼れるので、ノート間を素早く移動できるようになります。Webクリッパーで取得した情報にリンクを飛ばしたり、関連性の強いリンクを収集して「まとめノート」を作成したり、さまざまな用途に活用できるでしょう。

操作方法も簡単で、内部リンクを貼りたい場所に角カッコ(開きカッコのみ)を2つ入力し、その後ろに参照先のノート名を入力するだけでリンクが生成されます。

使用頻度が高いならアップグレードも検討!プレミアムでできること

ここまで、無料で使える機能を中心に紹介してきました。

しかし、UpNoteの無料プランは一部機能に制限がかけられているため、日常的に利用するようであればプレミアムへのアップグレードも視野に入れた方がよいかもしれません。

<プレミアムでできること>
・ノートを無制限に作成できる
・添付ファイルやテーブルなどを追加できる
・ロック機能が利用できる
・外部アプリからデータをインポートできる
・PDF、Markdownでノートを出力できる

アップグレードする最大のメリットは、やはりノートを無制限に作成できることではないでしょうか。

無料プランでも50個まで作成できるとはいえ、毎日使っていると思った以上に早い段階で上限に達してしまいます。不要なものを削除しながらやりくりすることもできますが、その分、無駄な時間もかかってしまうため、長期的な利用を想定しているのであれば、ぜひプレミアムの入手も検討してみてください。

UpNoteはライターやブロガーにうれしい機能が満載!

今回は、UpNoteを利用するメリットや具体的な使い方について解説してきました。

シンプルなメモ帳として使うほかにも、情報収集ツールとして、テキストエディタとして、幅広い用途に活用できるのがこのアプリの魅力です。特に、ライティングに役立つ機能が充実しているため、ライターやブロガーなど毎日のように記事を執筆している人にとって、大変使い勝手の良いアプリといえるのではないでしょうか。整理機能も豊富に用意されており、書き溜めたコンテンツを機能的に管理できるので、うまく活用できれば、業務効率の大幅な向上が期待できるでしょう。

また、UpNoteは高頻度でアップデートを行っているため、今後さらに使いやすくなることが予想されます。新しい機能も続々と追加されているので、少しでも興味の湧いた方は、ぜひ一度試してみてください。

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この記事を書いた人

ながた
編集プロダクションで旅行ガイドブックの取材・制作に携わった後、Webライターの道へ。お酒と激辛料理をこよなく愛するインドア派。シーズン中はもっぱら野球観戦。

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