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書道教室の集客方法を紹介!マーケティング戦略を理解して生徒数アップ

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子供に習わせたい習い事ランキングで常にトップ10入りをしている、書道・習字。デジタル化が進み、文字を書くことが減ってしまった現代においても、「文字を綺麗に書く」ことを求めている人は少なくないでしょう。

求めている人たちに「選ばれる」書道教室になるためには、マーケティング戦略に基づいた、集客対策を行わなくてはなりません。

そこで本記事では、書道教室の市場状況から集客の重要性を解説しつつ、実施したい集客方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

書道教室の市場状況からひも解く集客の重要性

普段、何気なく生活をしているなかで、筆による文字を目にすることはありますが、パソコンやスマートフォンが普及した現代では、筆を使って文字を書くことは減ってきています。そのため、書道教室に通う人は少なくなっているかもしれません。

では、実際のところ、書道教室の市場状況はどうなっているのでしょうか。

ここでは、書道教室を経営している方に向けて、市場状況を紹介しつつ、集客の重要性について解説していきます。

書道業界の市場状況

パソコンやスマートフォンが普及したことで文字を書く機会が減ったことや、後継者問題、書道人口の減少など課題は山積みです。

とくに、書道人口の減少は大きな課題と言えます。書道人口は2010年から2020年までに半数以下になったと言われており、減少傾向にあるようです。

少子化問題の解決目途がたっていないことからも、集客課題を抱える書道教室は増えていくことが予想できます。

参考:公益財団法人全国書美術振興会 文化芸術推進基本計画に対する意見 | 文化庁

集客の重要性

書道人口の減少に伴い、競合との争いは苛烈化するでしょう。これまでは、行政施設でのポスター展示や生徒からの紹介で成り立っていた集客方法が通用しなくなる日も近いかもしれません。

そのなかで生き残るためには、書道が素晴らしいものであると周知することに加えて、他の教室にはない教室自体の魅力や、通うことでどのようなメリットが享受できるか、情報の発信と拡散が必要不可欠といえます。

インターネットを活用した集客対策に加えて、Webを通さないチラシの配布や口コミの獲得などさまざまな集客方法を組み合わせて、教室の集客を行うことが重要です。

書道教室の集客ポイント

書道教室の経営を長く続けるために、多種多様な集客対策をすることが重要ですが、やみくもに行っても期待した効果を得られないケースがあります。

ここでは、書道教室の集客において押さえておきたいポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ユーザーを考える

まずは、どのような顧客を集めたいのか考えましょう。ターゲットを決めずに集客対策をしてしまうと、誰にも刺さらない内容になってしまう可能性があります。また、ざっくりと「書道を習いたい人」と決めてしまうことも良くありません。書道を習いたい人、習わせたい人には目的が異なる可能性があります。

例えば、「きれいな字を書けるようになってほしい」、「集中力を身につけさせたい」、「日本の書道に興味がある」、「書道コンクールで入賞したい」など書道教室で成し遂げたい目的はさまざまです。

「書道コンクールで入賞したい」と考えている人に、「きれいな字が書けるようになります」と訴求すると、どうでしょうか。求めていることとは異なるため、達成できそうな教室を探すと思います。

そのため、集客対策を行う前に、どのようなユーザーをターゲットに設定するのかということは重要なのです。

競合調査をする

同地域で活動している同業他社や、自身の教室に近い経営方針の書道教室の調査を行いましょう。調査することで、差別化のポイントを知ったり、思いもしなかった集客方法を学べたりする可能性があります。どのような集客方法を行っているのか知っておくと、自社スクールへの集客にも応用できるでしょう。

競合他社の成功事例や失敗事例から学び、 自身の教室の戦略を見直すことも重要です。

教室の強み・魅力を考える

あなたの教室の強みや魅力はなんですかと聞かれて、すぐに答えられるでしょうか。もし即座に答えられるなら、ターゲットに対しても訴求できていると思います。

ですが、答えられなかった方は、教室の強み・魅力を改めて考えなくてはなりません。
集客対策によって、せっかく教室に興味を持ってくれたとしても、魅力を感じてもらうことができなければ、集客には至らないでしょう。

競合他社と比べられたときに、「ここの書道教室に通いたい!」と思ってもらうことが重要です。そのために、今一度、自身の教室の強みや魅力を考えてみてください。

書道教室の集客方法

これまでは、行政施設でのポスター展示や生徒からの紹介で、教室経営が成り立っていたがここ最近はなかなか上手くいかなくなったと感じている方も多いのではないでしょうか。

同業他社と差をつけるためには、効果的な集客対策を知っておく必要があります。そのため、ここでは書道教室が行うべき集客方法を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ホームページ

自社の教室を隅から隅まで知ってもらいたい場合に有効なのが、ホームページです。教室詳細はもちろんのこと、コースの紹介、段位取得の仕方、教室へのアクセス方法などさまざまな情報を具体的に紹介ができます。

どうしてもポスターやチラシだと、限られた情報の掲載しかできません。顧客が知りたい情報が記載されていないと、教室に問い合わせするしかなくなってしまい、それが手間だと感じる人は敬遠してしまう恐れがあります。

インターネットの活用やパソコン作業が苦手という方は、運用支援も行ってくれるようなホームページ制作会社に依頼をすると安心して運用ができるでしょう。

>>>ホームページの作り方を解説!初心者にはWordPressがおすすめ!

SEO対策

GoogleやYahoo!といった検索エンジンで、何か調べものをしたときにいくつかのサイトが表示されますが、1ページ目や上位に表示されているWebページは、どれも検索エンジンから評価され掲載されています。SEO対策とは、そのように検索エンジン上で上位表示を目指すために行う手法です。

多くの人たちに検索されているであろう単語で上位表示が達成できれば、サイトへの訪問者を集めることはもちろん、書道教室の認知度も高めることができます。

ただし、SEO対策で上位表示を達成するにはそれなりの知識が必要です。また、対策してからすぐに目的達成できるものではなくある程度の時間がかかります。Webを扱うことに慣れていない、または苦手だという方は、せめて教室名で調べたときに自身のホームページが上位に表示されるようにだけはしておきましょう。

>>>SEO対策の手法・具体的なやり方を基本から実践まで解説

MEO対策

MEO対策とは、Googleで「地名+書道」や「地名+習字」などで検索をしたときに、検索結果に表示される、マップで教室の情報を上位に表示させるために行う対策です。

MEO対策をするためには、まずはGoogleビジネスプロフィールに自身の教室情報を登録するところから始めます。情報を登録する際は、できるかぎり漏れがないようにするとMEO対策にも効果的となります。

MEO対策は、店舗情報の最適化、情報発信、口コミの獲得、この3つを重点的に行えば良いため、Webを扱うことが苦手な人でも取り組みやすい施策です。

>>>自分でできるMEO対策のやり方!具体的な方法をやさしく解説

ポータルサイトへの掲載

飲食であれば、ぐるなびや食べログ。不動産関連であれば、SUUMOやホームズなど、そのようなサイトをポータルサイトと言います。実は書道教室の情報に特化したポータルサイトも存在するのです。

特定の地域に書道教室が複数ある場合、どの教室がどのような特徴をもっているのか簡単に調べることができたら便利ですよね。そのように考えているユーザーに対してはポータルサイトの利用が効果的と言えます。

各地域の書道教室のみを掲載している「書道教室.com」や各地域の習い事関連の情報を発信している「Lesson Park(レッスンパーク)」、特定の地域に特化したポータルサイトもあるため、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

SNS運用

若者や外国人に対して、自身の教室を宣伝するときに利用したいのがSNSです。ほとんどのSNSが無料で利用可能なため、取り組みやすい対策と言えます。写真や動画などを用いることで、言葉では表しにくい書道の美しさ、作品の良さを視覚的に伝えることができるでしょう。

SNSに投稿した内容に興味を持った方のために、教室のことをより具体的に掲載しているホームページへ誘導することで、集客に繋がる可能性を高めることができるので、しっかりと連携することをおすすめします。

>>>SNSマーケティングとは?メリットや始め方を成功事例も交えて解説

チラシのポスティング

教室の近隣住民へアピールしたいならチラシのポスティングが効果的です。書道の魅力や教室に通うことのメリットを記載し興味を持ってもらうように作りこみましょう。

また、チラシを見て体験予約をした方へ、筆のプレゼントや入会金割引クーポンなどのキャンペーンを行うと、集客効果が高まります。

尚、ポスティングを行う際は、必ずルールを守って投函するようにしましょう。投函禁止と記載があるのにも関わらず、無視して投函してしまうとトラブルに発展してしまう恐れがあります。もし、自身で行うのは不安だと感じるのであれば、ポスティング業者に依頼をすると良いでしょう。

口コミ

教室に通う生徒や知り合いに自身の書道教室を紹介してもらうことも効果的な宣伝方法のひとつです。口コミのメリットは、他人ではなく知り合いからの紹介であるため、信頼性が高いことが挙げられます。

口コミを広めてもらうために紹介で入会したら入会金無料、お友達と一緒に教室体験で書道グッズプレゼントなど、拡散してもらえるようなきっかけ作りを行いましょう。

ただし、最初のきっかけ作りこそ自身で行う必要がありますが、無理に紹介してほしいとお願いしてしまうと、不信感を与えるきっかけにもなりかねないため、無理やり勧誘するようなことは避けましょう。

自身の教室に合った集客方法を選択することが重要

今回は、書道教室の集客方法について紹介しました。オンライン上で行うホームページの運営、SEO対策、MEO対策。Webを通さない、チラシのポスティング、口コミ。どれも対策したからと言って、必ず結果がでるというものではありません。

書道も初めから綺麗に字を書くことができないように、集客も対策を継続することが重要なのです。対策をしたことでどのような結果がでたのか、改善点はあるか、分析を行い、次につなげていく。そうすることで、教室の集客力アップへと近づきます。

また、今回ご紹介した集客対策をすべて行わなくてはならないわけではありません。大事なのは、自身の教室に合った集客方法を選択することです。

ぜひ、本記事にて紹介した集客方法を試していただき、自身の教室に合う方法をみつけてみてください。

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この記事を書いた人

ささき
2019年にサングローブに中途入社。入社前は音楽業界で営業、商品開発、SNS運用などに携わっていた。現在はSEO運用サポートを経て、メディア運営・執筆に取り組んでいる。

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