【画像つき】パーマリンクとは?WordPressでの設定方法を解説!
ブログやホームページを運営していると、「パーマリンク」という言葉を耳にします。気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、パーマリンクの基本情報をわかりやすく解説します。WordPressでの設定方法も画像つきで解説しているので参考にしてください。
目次
パーマリンクとは?URLやスラッグとの違い
パーマリンクとは、各webページに対して与えられた個別のURLです。パーマリンク=URLという認識で問題ありません。
似たような言葉にスラッグがありますが、こちらはURLの末尾部分を指します。
つまり、パーマリンクとURLは同じ意味ですが、パーマリンクとスラッグには違いがあるということです。
ただ、パーマリンクとスラッグをはっきり区別していないケースもあります。
パーマリンクを設定する意味
パーマリンクを設定する意味は以下のとおりです。
- ユーザビリティの向上につながる
- クローラビリティが高まる
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
ユーザビリティの向上につながる
パーマリンクの設定はユーザビリティの向上につながります。シンプルかつわかりやすい構造にすることで、「何について書かれている記事なのか」を読者に伝えられるからです。
たとえば「WordPressの使い方を初心者向けに解説!」という記事の場合を想定してみましょう。
- https://www.sungrove.co.jp/wordpress-how-to-use/
- https://www.sungrove.co.jp//?p=500(投稿ID)
上のURLは「wordpressの使い方(wordpress-how-to-use)」について書かれているとわかりますが、下のURLはわかりません。どちらが視認性に優れているかは一目瞭然です。
WordPressの場合、デフォルトのパーマリンクは投稿IDが適用されるのでご注意ください。
クローラビリティが高まる
パーマリンクを設定すれば、ユーザビリティだけでなくクローラビリティも高まります。
クローラビリティとは、検索エンジンのクローラーがwebサイト内を巡回しやすいかどうかの目安です。要するに、クローラーに対してわかりやすい情報を提供することで、webページを検索結果に表示させやすくする行為と言いかえられます。
読者に対するユーザビリティと同様、パーマリンクを設定したほうが、クローラーも何について書かれた記事か判別しやすくなります。結果的に記事が上位表示される可能性を高められるでしょう。
おすすめしたいパーマリンクの決め方
ここでは、おすすめしたいパーマリンクの決め方を解説します。基本的には、Googleガイドラインに準拠する形となります。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。可能な場合は、長い ID ではなく意味のある単語を URL に使用します。
(引用:Google検索セントラル「シンプルなURL構造を意識する」)
具体的な要素を表にまとめました。
推奨 | 非推奨 |
---|---|
シンプルでわかりやすい単語をURLに使用する | URLにASCII以外の文字を使用する |
ローカライズした単語をURLに使用する(該当する場合) | 判読できない長いID 番号をURLに使用する |
必要に応じてUTF-8エンコードを使用する | アンダースコア(_) |
国別のドメイン | URL内のキーワードをつなげている |
gTLDを使用した国別のサブディレクトリ | ー |
ハイフン(-) | ー |
(参考:Google検索セントラル「シンプルなURL構造を意識する」)
なかでも押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 英単語を利用する
- シンプルな構造を意識する
- ハイフンで区切る
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
英単語を利用する
原則、パーマリンクは英単語を利用しましょう。日本語のパーマリンクでもSEOに悪影響はないという説もありますが、webサイトの多くが英単語を使用している現状において、別のアプローチをあえて選択する必要性は薄いです。
また、日本語のパーマリンクの場合、コピペした際に文字化けしてしまう可能性があります。ユーザビリティを下げてしまう一因になるので、基本的には英単語を利用しましょう。
日本語のパーマリンクはアリかナシか
Googleガイドラインでは、「ローカライズした単語」を推奨しています。つまり、日本の場合は日本語でパーマリンクを設定したほうがいいということです。
しかし、前述したとおり、日本語のパーマリンクはコピペした際に文字化けしてしまいます。
また、英単語のパーマリンクの場合、webサイトのURLとメールアドレスを一致させられます。一方日本語ドメインはピュニコード(※1)に変換されるので、ドメイン名と同じメールアドレスを作れません。ドメイン名とメールアドレスの一致は、企業の信頼性に少なからず影響するでしょう。
以上の理由から、パーマリンクには日本語ではなく英単語をおすすめします。
※1 日本語ドメインを英数字とハイフン(-)に変換したもの
シンプルな構造を意識する
パーマリンクはできるだけシンプルな構造を意識してください。読者がパッと見ただけで「何が書かれている記事なのか」を把握できるのが理想です。
たとえば「WordPressの使い方を初心者向けに解説!」という記事の場合、パーマリンクを「wordpress-how-to-use」に設定すれば、wordpressの使い方について書かれた記事だということをアピールできます。
シンプルな構造が思い浮かばないという方は、記事の主題となるキーワードの組み合わせがおすすめです。
キーワード | パーマリンク |
---|---|
WordPress 使い方 | wordpress-how-to-use |
おすすめ カフェ | recommendation-cafe |
趣味 大人 | hobby-adult |
ハイフンで区切る
パーマリンクの英単語はハイフン(-)で区切ってください。リーダビリティを向上させるためです。「wordpress-how-to-use」の例を想定してみましょう。
- wordpress-how-to-use
- wordpresshowtouse
上記のように、ハイフンの有無によって、リーダビリティが大きく変化することがわかると思います。
おすすめしないパーマリンクの例
ここでは、おすすめしないパーマリンクの例を解説します。具体的には以下のとおりです。
- デフォルトのパーマリンク
- 日付(月)と投稿名のパーマリンク
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
デフォルトのパーマリンク
WordPressの場合、デフォルトのパーマリンクを利用すると「投稿ID」が適用されます。
【デフォルトのパーマリンク例】
https://www.sungrove.co.jp//?p=500(投稿ID)
前述したとおり、これでは何について書かれた記事なのか伝わりません。
日付(月)と投稿名のパーマリンク
日付、もしくは月と投稿名のパーマリンクもおすすめできません。
【日付(月)のパーマリンク例】
https://www.sungrove.co.jp/2022/12/26/wordpress-how-to-use
上記のように、投稿したタイミングが表示され続けるからです。
更新が必要な記事内容だった場合、パーマリンクに投稿日(月)が表示されることで、読者に「これは古い情報なのでは?」という懸念を与えてしまいます。
WordPressでパーマリンクを設定する方法
ここでは、WordPressでパーマリンクを設定する方法を解説します。具体的には以下のとおりです。
- 共通設定で「投稿名」を選択する
- 投稿画面で「スラッグ」を変更する
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
共通設定で「投稿名」を選択する
まずは、WordPressの管理画面から「パーマリンク設定」に進み、共通設定の「投稿名」を選択します。
「変更を保存」すれば完了です。
パーマリンクは読者がパッと見ただけでわかる構造を推奨します。そのためには、共通設定を「投稿名」にしておくのがベストです。
ちなみに、他の共通設定には以下のような選択肢があります。
- 基本
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字ベース
- カスタム構造
ただ、前述したとおり、「デフォルト(投稿ID)」「日付(月)と投稿名」のパーマリンクはおすすめできません。
基本的には「投稿名」に設定しておくのが無難でしょう。
カスタム構造については後述します。
投稿画面で「スラッグ」を変更する
WordPressの投稿画面を開きます。
右側にある「パーマリンク」を選択してください。
「URLスラッグ」を英単語で作成し、「下書き保存」をすれば完了です。
カスタム構造について
カスタム構造とは、文字通りパーマリンクの構造をカスタムできる設定方法です。具体的には以下のとおり。
タグの種類 | 内容 |
---|---|
%year% | 年 |
%monthnum% | 月 |
%day% | 日 |
%hour% | 時 |
%minute% | 分 |
%second% | 秒 |
%post_id% | 投稿ID |
%postname% | 投稿名 |
%category% | カテゴリーページのパーマリンク |
%author% | 著者名 |
たとえば、「/%year%/%post_id%/%author%」の場合、「/年/投稿ID/著者名」というパーマリンクが表示されます。
カスタム構造は、最も自由度の高い設定方法です。
しかし、細かすぎる構造は管理コストが増しますし、大規模なwebサイトでもない限り、そこまでカテゴライズする必要性がありません。
基本的には「投稿名」をおすすめします。
パーマリンクは変更しない方がいい
基本的に、一度設定したパーマリンクは変更しないほうがいいです。主な理由は以下のとおり。
- SEOの評価がリセットされる
- 他サイトからの被リンクが無効になる
それぞれ詳細を解説します。
SEOの評価がリセットされる
パーマリンクを変更すると、webページのSEO評価がリセットされてしまいます。
Googleで上位表示する場合、webサイトのドメインパワーがとても重要です。ドメインパワーには記事ごとのSEO評価が大きく影響しており、それがリセットされるのは大きな痛手です。
また、webページと同様、SNSのシェア数もリセットされてしまうのでご注意ください。
他サイトからの被リンクが無効になる
パーマリンクを変更すると、他サイトからの被リンクも無効になります。URL自体が変わるので、掲載サイトの該当リンクをクリックしてもアクセスできなくなるからです。
被リンク数は、SEO評価における最も重要な要素に位置づけられています。被リンクの掲載サイトに依頼して、URLを貼り直してもらえれば解決するかもしれませんが、パーマリンクを変更するたびに作業が発生するので、現実的とはいえないでしょう。
パーマリンクが表示されない場合の対処法
WordPressのパーマリンクが表示されない場合、以下の2点をチェックしてみてください。
- クラシックエディタを使用しているか
- 下書き保存を行っているか
現在、WordPressではGutenberg(グーテンベルグ)と呼ばれるブロックエディタが標準搭載されています。しかし、以前搭載されていた「クラシックエディタ」をそのまま使っている方も多いです。
「クラシックエディタ」を使用している場合、「下書き保存」を行わなければパーマリンクが表示されません。
具体的には以下のとおりです。
まず、WordPressの投稿画面を開きます。
つぎに、タイトルや投稿文など、何かしらコンテンツを追加してください。
画面右上の「下書き保存」をクリックしてください。
するとパーマリンクが表示されます。
ちなみに、Gutenbergなら初期状態でパーマリンクが表示されます。
今後、Gutenbergがエディタの主流になる可能性が高いので、今のうちに慣れておいたほうがいいでしょう。
パーマリンクのまとめ
今回は、パーマリンクについて解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- パーマリンクは必ず設定する
- Googleガイドラインに準拠する
- パーマリンクは変更しない
パーマリンクがSEOに直接影響を与えることはありません。
しかし、ユーザビリティやクローラビリティへの影響は無視できず、記事ごとに設定しておくほうが無難です。
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