不動産のホームページデザイン8選!本当に契約につながるサイト制作方法とは?
不動産のホームページ製作をお考えなら、押さえるべきポイントがあります。本記事では、厳選したデザイン8選、制作時のポイント、必要なコンテンツ、契約につながる運用方法に至るまで徹底解説。
「ホームページで集客力を高めたい」「成約につながる顧客へしっかりアプローチしたい」そんな不動産業オーナーの方々は必見です。
目次
【参考にしたい】不動産のホームページデザイン8選
不動産のホームページは、顧客を想定した扱いやすさ、そして見やすさが非常に大切です。とはいえ、Webの知識がないと一からデザインや導線を考えるのは至難の業。
そこで、顧客視点にこだわり、見やすく扱いやすいデザインが特徴的な不動産会社のホームページを8個紹介します。
まずは見て学ぶことが大事。そのなかで「ビビッ!」とくるものがあれば、それを参考にホームページ製作を進めていくのがおすすめです。
株式会社トーマスリビング
福岡の賃貸、デザイナーズ・リノベーションに強い総合不動産会社「株式会社トーマスリビング」のホームページです。物件に関わる多くの情報を有しており、様々なユーザーのニーズに対応できる柔軟性が感じられます。
ユーザーがWebページを表示したときに最初に目に入るエリア(ファーストビュー)には、「カルーセル」という画像などの複数の項目をスライドさせることで、メインで表示する項目を切り替えることのできる仕組みを採用しています。
カルーセルで切り替えることのできる画像数は12枚にもおよび、「スピード査定」「学区からのお部屋探し」「マンスリーマンション」など、ユーザーの様々なニーズに対応できるのが特徴的です。
また、デザイナーズ物件からリノベーション物件、ペットOK賃貸などの様々な条件からお部屋探しが可能な検索機能も用意。網羅的な情報量とサイトの使いやすさを上手く両立したホームページデザインといえるでしょう。
株式会社エリアエステート
横浜市・川崎市で賃貸マンションを主に扱う「株式会社エリアエステート」のホームページです。“エルeサーチ”というサイト名の通り、こちらも物件の探しやすさに重点を置いた設計に仕上がっています。
なかでも特徴的なのが、横浜市・川崎市・城南エリアのイラスト。ユーザーは該当の区をクリックするだけの直感的な操作で、希望エリアの物件情報にたどり着けるようになっています。
その他にも「360°VRルームツアー」というVR動画を用いて物件を内覧できるページを用意するなど、ユーザーがより物件に興味を持てるような工夫もされています。
モノムス株式会社
城南エリア、世田谷区、目黒区、田園都市線、東急東横線、大井町線、目黒線を中心に戸建て賃貸・分譲マンション・タワーマンションやファミリー物件を専門に取り扱う「モノムス株式会社」のホームページです。サイト全体の配色からデザインに至るまでシンプルな設計なのが特徴的です。
こちらでもファーストビューにカルーセルを採用。なかでも沿線にターゲットエリアを絞った「田園都市線、東横線特集」は画像からも気品が感じられ、ひときわ目立ちます。
また、ページ下位部分では、不動産会社としてのコンセプトをしっかりと打ち出し、競合他社との差別化もされています。
全体的にシンプルで落ち着いたホームページの印象というのは、そのままモノムス株式会社のイメージにもつながります。「安心して物件探しを任せることができそう」そう思わせられるホームページといえるでしょう。
合同会社アカシホーム
宮崎市清武町を中心に宮崎市内の不動産物件を取り扱う「合同会社アカシホーム」のホームページです。地域・学生向けに特化した情報や機能を充実させているのが特徴的です。
まずファーストビューには、公式LINEアカウントのQRコードがあり、地域ユーザーが気軽に相談できる設計になっています。また、宮崎市内周辺には大学が多いこともあり、大学ごとにおすすめの物件を探せるのもポイントです。
Googleマップを活用した地図検索も可能で、地図上から気になったエリアの物件名称、賃料、間取り、住所を調べることができます。
地域に密着し、そのなかでも学生をターゲットと置いた工夫の光るホームページといえるでしょう。
エイチ・マリー株式会社
福岡市東区で不動産の仲介売却や買取、任意売却、リースバックなどを行う「エイチ・マリー株式会社」のホームページです。(サイト名は「はうすナビ」)不動産売却をメインに行っているため、「相談のしやすさ」を伝えるための工夫がみられます。ファーストビューに「そばで支え、一緒に悩み、最適な売却を叶えます」という店舗のコンセプトを掲げています。
またその下部では、「まずはどのくらいで売れるか聞いてみたい」という売却を検討中の多くのユーザーが抱く気持ちから、「子どもにも売却したことは内緒にしたい」というニッチな要望に至るまで、しっかりと各ニーズに寄り添った訴求をしているのが特徴的です。
そして、こまめにブログを更新しているのもポイントです。不動産売却に悩めるユーザーへ有益な情報を発信すれば、不動産会社としての信頼を高めるだけでなく、SEO対策にもつながります。
一貫してターゲットとなるユーザーの思いや悩みに寄り添ったホームページデザインといえるでしょう。
株式会社小さなコーポレーション
従業員5名“小さな不動産屋”をコンセプトに、地域に密着した不動産仲介を営む「株式会社小さなコーポレーション」のホームページです。シンプルかつユーモアに富んだセンスの光るデザインに仕上がっています。
「私たちについて」のページでは、ざっくばらんな文章で会社のコンセプトやこだわりを表現しており、ユーザーが親近感をもつような工夫が見られます。
派手な色合いやインパクトある画像をあえて使用せず、画面の余白を活かしながら、他の企業とは異なる印象をもたせたり、シンプルなデザインで個性を光らせたりというのも、ホームページを制作するうえで参考になる戦略といえるでしょう。
株式会社山上不動産
東京都を拠点に土地の活用計画や設計、施工後の管理までをトータルサポートする「株式会社山上不動産」のホームページです。
最も印象的なのは、ページを開いたときのエフェクト。トップページを開くと、画面全体が真っ白で「オーナー様の利益を追求します」という言葉のみがフェードで浮かびあがった数秒後にサイトの本ページが表示されます。
こうしたページ遷移のアニメーションは、ユーザーにインパクトを与え、意識をホームページ内に一気に引き込む効果があります。ユーザーの途中離脱を防ぐという意味でも有効なホームページデザインです。
株式会社シー・エフ・ネッツ
「株式会社シー・エフ・ネッツ」のホームページです。ここまで紹介した仲介をメインとした不動産会社と毛色は異なり、不動産投資をメインとしたコンサルティングを行う企業のため、ホームページのデザインも非常に独特です。
シー・エフ・ネッツの最大の特徴は、YouTube動画を利用したセミナーやオンライン相談会を積極的に行っている点です。そのため、ホームページの中央では、セミナーや相談会の告知をメインにしており、内容は随時更新されていく仕様となっています。
ホームページの右部に各社員の顔写真が並んでいるのもポイント。ユーザーに安心感を与えつつ、動画やバナーを上手く用いて、セミナーや相談会への参加を促す工夫が感じられます。
不動産仲介業がメインだとしても、このような「YouTube動画」や「オンラインセミナー(ウェビナー)」を活用したホームページデザインは、参考にすることができるでしょう。
不動産のホームページ制作のポイント
不動産のホームページを製作する際に、最低限押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- ターゲット像を明確にする
- 自社ならではの魅力を伝える
- 難しい言葉はなるべく控える
- 写真や画像、映像を活用する
- スマホにも対応させる
- 法律に注意する
では、一つずつ見ていきましょう。
ターゲット像を明確にする
不動産のホームページを製作するにあたってまず気を付けたいのがターゲット設定です。ホームページに訪れてほしいユーザー像、つまり「あなたの店舗に来てほしいお客様像(ペルソナ)」を明確にしておくことが、集客・増客につながるホームページ制作の第一歩といえます。
あなたの店舗に来てほしいお客様の具体的な人物像を考えてみましょう。ターゲット設定する際に明確にしておきたいポイントは以下のような点です。
- 年齢
- 性別
- 所得
- 家族構成
- 職業
- 好み
- ニーズ
- 予算
- 地域
ターゲットが明らかになれば、ニーズと関心に合わせたコンテンツを制作することができます。たとえば、投資家向けには収益性やリスク分析に関する情報を提供することができますし、家族向けには学校や公園の近くの物件を強調することができるでしょう。
自社ならではの魅力を伝える
不動産会社のホームページでは、自社ならではの魅力を伝えることが不可欠です。不動産市場は競争が激しいため、自社が他社と異なる何か特別な価値を提供することが求められます。自社ならではの魅力を伝えることで、顧客に対して他社との差別化を実現し、競争力を高めることができるのです。
たとえば、ホームページ上で自社が特定の地域に詳しいことを強調するというのも一つの手です。地域の市場トレンド、学区情報、生活環境などについて豊富な知識を提供し、地域専門家としての信頼性を高めることができます。
自社の強みは何なのか、お客様が他社ではなくあなたの会社を選ぶ理由は何なのか。ホームページを制作する際は、そうした部分もあらかじめ明らかにしておきましょう。3C分析などのマーケティングフレームを活用するのもおすすめです。
難しい言葉はなるべく控える
Webサイトは、できるだけ多くの人にアクセス可能であるべき。そのため、不動産会社のホームページでも、なるべく難しい言葉を控えたほうが得策です。
難しい言葉や業界用語を多用すると、一般の顧客や初心者には理解しづらく、ユーザーフレンドリー性が低下してしまいます。逆に理解しやすい言葉を使用すれば、幅広い層のユーザーにアプローチできるでしょう。
とはいえ、不動産投資に関することなど、きちんと説明すべき用語や知識については、しっかりと解説したほうがユーザーの信頼感は高まります。その場合は、ブログ記事を利用するのも一つの手です。
写真や画像、映像を活用する
写真や画像、映像は物件の魅力を視覚的に伝える最も効果的な手段の一つです。物件のレイアウトや設備、特徴を詳細に伝えることもできるため、ホームページ上で活用しない手はありません。
物件に関してユーザーが気になるのは、あらゆる角度からの情報です。写真や映像を活用して内部、外部、庭園、近隣環境など、物件の魅力を包括的に示すことがホームページの役割でもあります。
また、スタッフの写真や店内の雰囲気を伝える画像も効果的。高品質な写真や映像は、不動産会社の信頼性を高め、透明性を提供するということを覚えておきましょう。
スマホにも対応させる
現代の不動産市場は常に変化し、移動中でも不動産情報にアクセスできることが求められています。事実、総務省の調査によると日本の情報通信機器の世帯保有率は「モバイル端末全体」で97.3%であり、そのうち「スマートフォン」は88.6%を占めているとされています。スマートフォン対応のホームページを持つことは、顧客にとって便利で魅力的なオプションなのです。
また競合他社がモバイル対応を進化させている場合、スマートフォン非対応のサイトは市場で遅れをとる可能性があります。不動産市場はタイミングが重要。スマートフォン対応のホームページがあれば、見込み客が急な物件検索を行う際にも利用でき、機会を逃さずにキャッチすることができるでしょう。
出典:総務省「情報通信白書令和4年版 第8節デジタル活用の動向」
法律に注意する
不動産会社がホームページに掲載するコンテンツや物件情報では、宅建業法や景品表示法などの法律に注意する必要があります。これらを無視してしまうと他の広告物と同じく消費者庁や都道府県知事からの措置命令や、懲役・罰金などの何らかの罰則を受けることになりかねないからです。
もちろん、実際に提供するサービスや物件について誇張して表現するのも禁止。「新築」や「LDK」といった用語にもきちんとした仕様基準が設けられているため、ホームページを制作する際は諸々の法律について一度おさらいしておくと安心です。
参照:消費者庁「景品表示法」
参照:e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」
不動産のホームページにおすすめのコンテンツ
訪れたユーザーが欲しい情報に手軽にアクセスできる。それこそが理想的なホームページです。不動産会社がホームページを制作する際は、その点をしっかりと押さえたうえで、掲載するコンテンツを考えていく必要があります。
不動産のホームページにおすすめのコンテンツは以下の通りです。
- サービス・事業紹介
- コンセプト
- 物件検索・物件紹介
- 会社概要
- お客様の声
- よくある質問(Q&A)
- お問い合わせフォーム
- スタッフ紹介
- 不動産に関する知識(ブログ)
一つずつ見ていきましょう。
サービス・事業紹介
不動産業と一口にいっても、不動産仲介から不動産売買までいくつかの種類が存在します。不動産会社のホームページにおける「サービス・事業紹介」ページでは、そこの位置づけを明確にし、お客様へどのようなサービスを提供するのかを提示する役割を果たします。
また、サービスやオプションは、価格、プロセス、期間などについても明確に記載しておくことも大切です。そうすることで顧客は安心感をもって取引に臨むことができます。初めての購入者や売主であっても、何から始めればいいのか分かりやすく説明しておきましょう。
コンセプト
不動産会社のホームページにおける「コンセプト」は、会社のビジョン、価値観、お客様への約束を明確に伝えるための重要な要素です。独自のブランドイメージを構築し、他社との差別化を図るために不可欠といえます。
顧客は自分のニーズや価値観に合致する不動産会社を探していることも多いため、コンセプトが一致する場合、その会社を選ぶ傾向が高まります。
また「当社の強み」「当社が選ばれる理由」などを明確に打ち出すのもおすすめです。言葉遣いや表現方法に注意し、読み手が容易に理解できるようにしましょう。
物件検索・物件紹介
特に不動産仲介・流通をメインに行っている不動産会社の場合、「物件検索・物件紹介」は非常に重要なコンテンツです。予算やエリア、目的などの条件を設定して検索できる機能があれば、ユーザーは目当ての物件に最短でたどり着くことができます。
物件紹介ページでは、部屋の数、広さ、価格、地理的な位置、特徴など、購入者や賃貸希望者が知りたい情報を網羅的に掲載しましょう。また、物件の写真や映像を掲載することで、物件の魅力を視覚的に伝えることが可能です。
そして、物件情報はリアルタイムで更新することも大切です。売却済みや賃貸済みの物件が表示されないように、定期的な情報の更新を行いましょう。ページ内に連絡先や問い合わせフォームも提供し、質問や問い合わせに迅速に対応できるようにしておくことも重要です。
会社概要
会社概要は、第三者への信頼に関わる重要な要素です。ホームページでは、不動産会社としての正確な企業情報を掲載しておく必要があります。主に載せておきたい内容は下記の通りです。
- 社名
- 住所
- 最寄駅
- 電話番号
- FAX番号
- メールアドレス
- 営業時間
- 定休日
また、店舗の外観が分かる写真、店舗へのアクセス情報も掲載しておくのがおすすめです。特にアクセス情報に関しては、Googleマップをページ内に埋め込むことで、ユーザーが直感的な操作であなたの店舗情報を知ることができます。
お客様の声
不動産会社のホームページでは、ユーザーにいかに信頼してもらえるかということが重要です。そのなかで、お客様の声や口コミの掲載は、会社の信頼性と透明性を高める手段として有効とされます。新規顧客ほど、企業側が発信する情報よりも、実際の顧客の経験や評価を信頼する傾向にあるからです。
また、過去の成功事例を示したり、他の顧客が成功したストーリーを共有したりすれば、新規顧客は自分のニーズに合ったサービスを見つけやすくなるという利点もあります。異なる顧客からの様々な声を掲載し、さまざまなニーズや状況に対応できることを示せるのが理想的です。
ただし、個人情報を扱う際は注意が必要です。適切な許可を取得し、個人情報の保護やプライバシーに配慮しましょう。
よくある質問(Q&A)
不動産会社のホームページにおける「よくある質問(Q&A)」の掲載は、顧客との効果的なコミュニケーションを確立し、顧客の疑問や不安を解消するのに有効です。
不動産取引は、大きな金額が動くもの。だからこそ、それがたとえ小さな不安点だったとしても、取引を考え直してしまうトリガーになりかねません。そのため、Q&Aページを設置し、顧客がよく尋ねるであろう質問を包括的にカバーするのが理想的です。取引プロセス、価格、物件の詳細、法的手続きなど、幅広いトピックを考慮しましょう。
お問い合わせフォーム
不動産会社のホームページにおける「お問い合わせフォーム」は、顧客との直接的なコミュニケーションを取るために不可欠な要素です。このフォームを通じて、ユーザーは簡単に問い合わせを行い、不動産取引に関するさまざまな疑問や要望を気軽に共有することができます。
また、適切に設計されたお問い合わせフォームは、顧客からの情報を整理し、迅速かつ効果的に対応するための基盤となります。お問い合わせフォームを通じて収集される顧客の情報は、将来のマーケティングやサービスの改善に活用できる貴重な資源でもあるのです。
分かりやすく簡潔なフォームを提供し、顧客がスムーズに入力できるよう工夫してみましょう。あわせて、迅速な返信体制を整え、お問い合わせに対する迅速な対応を心掛けることも大切です。
スタッフ紹介
不動産業界において「スタッフの顔が見える」ということは大変重要な要素です。顧客の安心感に直結します。また、ホームページ内のスタッフ紹介ページは、不動産の専門家としてアピールできる場でもあります。宅建士や不動産鑑定士など、保有している資格があればしっかり記載しておきましょう。
くわえて、スタッフ紹介ページでは写真とともに、その人柄が分かるような情報も掲載するのがおすすめです。仕事への向き合い方や個人的な趣味などもあわせて載せておくことで、実際に来店した際に話が弾み、良好な顧客関係を築くことにつながるでしょう。
不動産に関する知識(ブログ)
不動産会社のホームページにおける「不動産に関する知識」を解説するページは、顧客との信頼関係を築き、価値提供を強化するために有効です。不動産取引は複雑で重要な決断を伴うもの。顧客はとにかく“信頼できる情報”を求めています。
知識の共有を通じて、会社側は専門知識を持つことをアピールできます。また、顧客は不動産に関する疑問や不安を抱えていることが多いため、有益な情報を提供することで、不安を解消し、信頼感を高めることにつながります。ホームページ上で顧客を教育し、賢明な決断をサポートすることも大切なのです。
コラムやブログを活用すれば、定期的に市場動向、法的変更、投資戦略などのトピックを提供し、読者の興味を引くことができます。技術的な用語や法的用語をできるだけ分かりやすく説明し、読み手が理解しやすい言葉で情報を提供しましょう。実際の取引の成功事例やトラブルシューティングのケーススタディを共有することで、理論だけでなく実務的な知識も提供可能です。
契約につながる不動産のホームページとは?
きちんと集客できて、契約につながる不動産のホームページを製作するのなら、以下の点に注力していく必要があります。
- SNSと連携させて運用する
- Googleマップと連携させる
- リスティング広告を利用する
- SEO対策に取り組む
では、一つずつ解説していきます。
SNSと連携させて運用する
不動産のホームページは、企業としての信頼性を担保する、インターネット上の名刺のような役割を果たします。しかしながら、いくら魅力的な名刺を作ったとしても、見てもらわなければ意味はありません。まずは「ホームページを知ってもらう」必要があるのです。
そこで必須ともいえるのが、SNSとホームページの連携です。X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、LINEなど、企業の公式アカウントを開設し、プロフィール情報にホームページのURLを貼り付けておきましょう。また、ホームページのほうにもSNSのリンクを掲載すれば、相乗効果が期待できます。
SNSには様々な種類があり、それぞれリーチできるユーザー層に特徴があります。自社のターゲットとする人々にしっかり見てもらえるSNSを選定し、ホームページと連携させれば、アクセス数を伸ばすことにつながるでしょう。
Googleマップと連携させる
店舗や事務所を構える不動産会社であれば、Googleマップを活用するのもおすすめです。Googleビジネスプロフィールに登録し、住所や営業時間などとともにWebサイト(ホームページ)情報を掲載しておけば、マップ検索やローカル検索(検索をした場所によって、検索結果が変わる仕様)に対応することができます。
近年は多くの人々が「最寄り駅 不動産屋」「近くの不動産屋」のように、特定の地域に絞ったキーワードで検索する傾向があります。Googleマップとホームページを連携させておくことで、実際に来店しやすい層のユーザーへホームページを効果的にアピールすることが可能なのです。
マップ上の検索に対して、自身の店舗情報を優先的に表示させるMEO(マップエンジン最適化)対策に取り組めば、効率的にホームページの露出を増やすことにつながるでしょう。
リスティング広告を利用する
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにて、特定のキーワードでの検索に対して、自社の広告を表示させることができるWeb広告手法の一種です。検索連動型広告とも呼ばれ、多くの不動産会社が利用している集客方法でもあります。
自社サービスと関連性の高いキーワードでリスティング広告を出せば、契約する可能性の高い、より多くの人々へあなたのビジネスを知ってもらうことができます。ランディングページ(訪問者が最初にアクセスするページ)に公式サイトへのリンクを掲載すれば、ホームページのアクセスも増やしていけるでしょう。
ただし、リスティング広告では設定するキーワードによって、クリック単価が変わってきます。人気のワードだと費用対効果が低くなってしまう可能性もあるため、きちんと対策しつつ取り組むことが重要です。
SEO対策に取り組む
SEO(検索エンジン最適化)対策は、WebサイトやコンテンツをGoogleやYahoo!などの検索エンジンでより高い順位で表示されるよう最適化するための取り組みです。検索エンジンのアルゴリズムやランキング要因に合わせてサイトを改善し、ユーザーにとって有用な情報を提供することを目指します。
SEO対策が上手くいけば、費用をかけずに中長期的にアクセス数を上げていくことが可能です。地域名や物件の種類、ユーザーが興味を持ちやすいキーワードをメインにブログを作成するなどして、あなたのホームページのファンを増やしていきましょう。
不動産のホームページはデザイン+αで真価を発揮する
不動産会社のホームページは、見た目が綺麗なだけでは足りません。競合他社に負けないためにも、しっかりと契約に結びつくサイトの導線設計や、他媒体と連携したホームページ運用が必須といえます。
本記事を参考にホームページ製作・運用に励み、たくさんの顧客に愛される不動産会社を目指して頂けたら幸いです。
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